佐賀〜長崎〜佐世保〜平戸 乗り継ぎの旅(1)

 ★佐賀〜長崎〜平戸を2日間で乗り継ぐ。「SUNQパス北部九州」(\6000、3日間有効)をフル活用。1日目は、佐賀〜長崎9時間25分(乗車時間6時間)の旅。鹿島までは内陸の路線を繋ぎ、鹿島から長崎は、なるべく海岸線に沿うルートを選択した。

第1日 佐賀BC〜諫早BC〜長崎駅前  2006年8月3日(木)

番号 乗車 発時刻 着時刻 降車 運行会社 行先 乗車時間 景観 狭隘
佐賀BC 8:20 9:29 武雄温泉駅 祐徳バス 武雄保養センター 69分
武雄温泉駅 10:00 10:30 嬉野温泉駅 JR九州バス 嬉野温泉駅 30分
嬉野温泉駅 11:40 12:14 鹿島BC 祐徳バス 中川(吉田経由) 34分
鹿島BC 12:30 13:19 県界 祐徳観光バス 県界 49分
県界 13:59 14:45 諫早BC 長崎県営バス 諫早営業所 46分
諫早BC 15:01 16:15 大浦 長崎県営バス 大浦 74分
多良見大浦 16:47 17:45 長崎駅前 長崎バス 長崎新地 58分

1 佐賀BC→武雄温泉駅(祐徳バス)


 国道207号、34号を西へ行く。肥前山口駅前を過ぎると、緑の田の中に、長崎本線と佐世保線のジャンクションが見える。大街道の長距離路線であるにも関わらず、小型の日野リエッセを使用。

長崎本線と佐世保線のジャンクション




武雄温泉駅のりば

2 武雄温泉駅→嬉野温泉駅(JR九州バス)


 JRバス嬉野線。国道34号を南下。終点嬉野温泉は、JRバスと西肥バスの大きなバス駅。しかし、本数は多くなく閑散とした雰囲気。特に、西肥バス側は寂れている。
バス駅gallery「嬉野温泉駅」




3 嬉野温泉→鹿島BC(祐徳バス)


 祐徳バスの嬉野温泉ターミナルは、JRのバス駅から300mほど離れている。その間にファミレスがあり、ゆっくり昼食休憩。
 鹿島までは、2系統が出ているが、本数の少ない県道41号吉田経由に乗車。吉田の集落で狭い道に入る。緑豊かな丘陵地帯を行く。

鹿島BC




県界にて

4 鹿島BC→県界(祐徳観光バス)


 「県界」行は、肥前鹿島駅前の祐徳バスターミナルから、少し濁った有明海を左手に長崎本線に沿って南下。"白いかもめ"が一気に追い越して行く。破瀬の浦では国道207号を離れ、静かな入江を辿る。
バス停gallery「県界」

破瀬の浦

湾の対岸を行く白いかもめ




県界にて

5 県界→諫早BC(長崎県営バス)


 県界からは引き続き有明海沿いに南下。ここは以前『旅』(2000年6月号、JTB)でも紹介されたことのある、フルーツバス停で有名な路線。イチゴやメロン、オレンジなどの待合所が次々と現れる。やがて、左手に諫早干拓の水門が現れるとまもなく諫早市街に入る。

雲仙を望む

諫早干拓地




大浦にて

6 諫早BC→大浦(長崎県営バス)


 諫早から大浦の直通便は、1日この1便のみ。長崎本線の旧線に沿うように国道207号を走ってきた小型のバスは、大草で線路と別れ、重尾まで往復した後、大浦湾沿いの険しい斜面の狭隘路に入る。湾を見下ろしながら、急カーブをいくつも越えていき、集落のはずれの道の途中、終点大浦は不意に現れた。
バス停gallery「大浦」

長崎本線(旧線)を見下ろす




多良見大浦にて

7 多良見大浦→長崎駅前(長崎バス)


 長崎行は、引き続き夕暮れの湾を見下ろしながら、しばらく狭隘路を行く。長与で長崎本線の旧線と再び合流すると、やがて市街地へと入る。 佐賀から約9時間半、遥々長崎駅前に到着。