さようなら JRバス南筑波線 松本〜篠崎
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2006.3.31 松本〜下妻上町〜篠崎転向場間廃止


2006年3月21日(火)

古河駅

 昭和26年開通の歴史ある路線.途中区間,松本〜篠崎間が平成18年3月31日をもって55年の歴史に幕を下ろす.その最後の日を目前にした祝日,古河駅には別れを惜しむファンが5人ほど集まった.やはりJRバスの人気は高い.この路線の乗車は2回目であるが,前回は5年ほど前の冬だろうか,確か土浦を夕方に出る古河までの直通便だった.こんなバスもあるのかと,地図も持たずにふと乗ってみたところ,早々に日は暮れて乗客はいなくなり,ひたすら暗闇の中を走り続けた.約2時間の乗車は本当に心細く長かった.

            

       うどんそば定食"つばめ"

            

             

              

古河駅 14:30 → 下妻上町 15:30

 総勢10名ほどで出発.運転手による丁寧な車内アナウンスがJRバスを実感させる.多くの便が折り返しとなる大綱を過ぎると,一般客はいなくなり風景も鄙びてくる.本道から外れ,梅咲き誇る米倉のバス停は趣き深かった.廃止区間では,沿道でカメラを向けるファンもいた.鬼怒川を渡るとまもなく下妻市街.

                      下妻上町行(古河駅)

            

            米倉

       鬼怒川を渡る(廃止区間)



古河発車車内放送

下妻上町到着車内放送



下妻上町

 下妻上町は,下妻駅から500メートルほど離れた商店街の一画にある.元々はバス駅で,今もその出札窓口のあった小さな建物が残っている.16:05に土浦からの便が到着すると,6〜7人のバスファンが下車し,静かな通りは一時異様な活気に包まれた.

                     下妻上町駅跡全景

            

はがされた時刻表の跡に"駅"の名残りが

         路線廃止通知



         16:05着 土浦発下妻上町行

            16:15発 古河行