能代バスステーション 11:35 → 五明光 12:34 秋北バス 五明光行 |
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能代バスステーション |
国道101号 |
八郎潟西岸の五明光(ごみょうこう)行秋北バスの始発は、能代バスステーション。秋北バスは「ターミナル」ではなく、しばしばこの「ステーション」の名称を用いる。花輪営業所は「秋北バスステーション」を名乗り、大館駅前にも「駅前ステーション」というターミナルがある。ただそのモダンな呼び名とは裏腹に寂れているところが多い。能代駅から北に1キロ弱、15分ほど歩く。花輪や大館とは異なり、新しくきれいな待合室だった。しかしそこは老人ホームの談話室と化していた。明らかにバス待ちではない老人たちが占領している。ここは、バスの発車の案内放送があるが、全く立ち上がる気配はない。酷暑の中この冷房の利いた待合室は格好の溜まり場なのだろう。この夏は記録的な猛暑で東北も例外ではなかった。 |
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海岸へ |
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30分後に乗り継ぎのバスがあるが、海岸まで歩くために2時間後のバスにする。海岸まで片道1.5キロ、20分強の道のりだ。
五明光のバス停から少し先に行くと右に入る道がある。ほんの小さな峠を登り振り返ると八郎潟が一面に見渡せる。そこを越えると海に向かって一直線の道になる。民家もなく人の気配は全くない。途中、国鉄のコンテナが一つ放置されていた。丘にそびえる木々は、みな冬の風に吹かれて一様に傾いている。 |
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下五明光 14:38 → 荒町 15:25 男鹿市・秋田中央交通 みなと市民病院行 |
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五明光に戻り、八郎潟の入り口である五明光橋まで散策する。「菅江真澄の道」という案内板を発見。かつては広い湖に面した穏やかな入り江を巡る街道であった。 |
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下五明光
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県道54号 |
八郎潟 |
天王橋 15:44 → 天王グリーンランド 15:57 潟上市 天王グリーンランド行 |
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船越水道を渡る天王橋の向こうに、潟上市マイタウンバスの天王橋バス停がある。このわずか500メートルの区間は4月に廃線となったばかり。折しも男鹿線の気動車が轟音を立てて橋を渡っていった。 ここから秋田行の出る天王グリーンランドまでは、1日2本しかないが、いずれも秋田行と接続。15時44分発、潟上市マイタウンバスであるが、やってきたのは秋田中央交通の古い車両であった。国道101号を南下。始発から終点まで乗客はなかった。せっかく残した路線だが先行きはあやしい。15時57分着。 |
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天王グリーンランド 16:01 → 秋田駅 16:52 秋田中央交通 秋田行 |
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天王グリーンランドのバス停は、「道の駅てんのう」の中にある。接続するバス同士が仲良く並ぶ。グリーンランドは広大な公園で、男鹿半島が一望できるというスカイタワーもあるが、すぐに次のバスに乗り込む。 16時01分発、ここからは国道を離れ、男鹿線沿いの松林の中の道を南下する。ちょうど学生の下校時間帯で、この便は秋田西高校経由であったが、その校門をくぐり校舎の玄関前まで乗り入れたのは驚きだった。しかしほとんどは自転車通学のようで、待っていた学生はほんのわずか。それでもようやく活気ある車内となった。追分三叉路で国道7号に合流し、奥羽本線としばらく併走。土崎市街で脇道に入り、県道56号(新国道)で秋田に向かう。秋田駅16時52分着。 |
天王グリーンランド |