秋北バス 〜郷愁のバスステーション〜

2005年9月5日(月)

花輪営業所 12:30 ⇒ アスピーテ入口 13:25  秋北バス 新玉川温泉行

 花輪営業所は,鹿角花輪駅から線路沿いを南に500メートルほどの所にある.下の写真のように,古く趣きのある建物は一見の価値あり.その古さとは対照的に,”秋北バスステーション”と名付けられている.右手には車庫があり,国際興業からの中古のキュービックが並んでいた.新玉川温泉行は,花輪市街から陸中大里,八幡平駅前を通り国道341号に入る.途中,谷内集落の前後で旧道を経由する.十和田湖からの急行便はそのまま国道を経由.谷内で他の乗客はいなくなり,轟音を響かせ長い山登りが始まる.人家は途絶え,温泉だけを丹念に辿っていく.

花輪営業所(秋北バスステーション)

待合室入口側

新玉川温泉行



アスピーテ入口 14:02 ⇒ 八幡平頂上 14:36  秋北バス 急行 八幡平頂上行

八幡平頂上に到着

 アスピーテ入口で田沢湖からの急行便に乗り換える.バス停近くには屋根付きの休憩場があり,きれいなトイレもある.ここからは観光タイプの車両.乗客は他に3人.樹木の中,八幡平アスピーテラインをぐんぐん標高を上げていき,次第に深い霧となった.この間,観光案内の放送も流れる.途中,本道から離れ,蒸の湯温泉への狭隘路に入る.他の乗客は,後生掛温泉ですべて下車.心細く1人降り立った頂上も深い霧の中.バスは折り返し,急行花輪行となって山を下る.