DIARY

2月14日(土) “コンサート”
 今日は、やけに暖かい。まるで季節が3ヶ月ぐらい進んでしまったかのよう。とても2月とは思えぬ。

 さて、今日は、区主催の乳幼児もOKのクラシックコンサート。嫁と娘、それから、ママ友親子と一緒に行ってきた。プロの演奏なのに、区主催のためか、価格はとても安い。内容は、子供が楽しめるように十分工夫された内容。本格的なクラシックファン向けではないものの、やはりプロの生演奏はいいものだ。そして、印象的だったのは、演奏者の方々の笑顔が、とても素敵だったことだ。

 私も、多少の刺激を受けて、もう少し、ピアノのレパートリーを増やそうと思いたち、帰りに楽譜を物色。結局買わずに帰るが、家に帰って、自宅にある楽譜の中から、きらきら星変奏曲に挑戦。もちろん、まだまだ全然弾けないが、この頃、同じ曲ばかり弾いて、マンネリ化しているので、少し真面目に練習してみようかなと思ったりしている。というか、こう書くことで、自分へ多少のプレッシャーをかけてみる。


2月8日(日) “絵本”
 絵本が、凄いと思うのは、自分が幼い頃読んでいた絵本は、今見ても鮮明に覚えていることである。小学校の教科書はおろか、比較的最近の部類に入る大学の教科書でさえ、ほとんど覚えていないにも関わらず、それより遥か昔の絵本の記憶は、はっきりと残っている。もしかすると、絵本というのは、人生のバックボーンに多大な影響を与えているのかもしれないと思ったりする。

 絵本が凄いと思うことは、まだある。それは、大人が読んでも面白い絵本があるということだ。特に、私は、長新太氏の作品が好きだ。言葉の響きが面白かったり、発想が面白かったり、少し突き抜けている。大人が読んでも、あっ、やられたーと感じるし、ページを次から次へめくりたくなってしまう。こういう自由な絵本は、どんどん娘にも読ませてあげたいなと思う。


2月7日(土) “出張”
 先月の最後の週、約1週間ほど、タイへ出張に行ってきた。タイは、昨年は空港閉鎖があったりしたように、政治的にはあまり安定しておらず、おまけに、初めてのタイ、単独での出張ということで、少々緊張気味に乗り込んだのだが、出張中、政治不安の影響を感じさせるような出来事は何もなく済んだ。

 タイは、今は比較的過ごしやすい気候らしいが、むわっと蒸し暑い。日本で言えば、まさに蒸した日の真夏という感じだ。湿度が高いせいか、朝は、かなり霞みがかかり、時に霧がでるほどである。でも、室内は、かなりエアコンが効いていたりして、温度差が激しい。

 出張前に調べた情報では、東南アジアは、蚊を媒介にしたテング熱の危険があるということだった。対策は、蚊に刺されないようにするしかないらしいが、さすがに、それは無理というものだ。何しろ、蚊がめちゃくちゃ多い。夜、居酒屋などに行くと、お姉さんが、高圧の網が張ってある蚊取り用のラケットを振り回している光景をよく目にしたが、何度振っても、バチバチバチッと激しい音がする。とにかく、きりがないほど蚊が飛んでいるので、さすがに、さされてしまう。

 タイでは、バンコクのホテルに泊まっていたのだが、バンコクは日本人が多くいるためか、日本食のお店や居酒屋が数多くある。ある日の夜、仕事が終わって、現地に赴任している方に居酒屋へ連れて行ってもらった時、席に座ってふっと顔を上げると、隣の机の向かい側に、見覚えのある顔が・・・。お互いに、「あれ??何でここに??」と目を丸くした。その顔は、大学時代、同じ研究室にいた2学年上の先輩であった。大学卒業後、研究室のOB飲み会で、1、2度会ったことがあるが、少なくとも3年以上は、ご無沙汰しているのに、バンコクの居酒屋で、ばったりと会うとは、なんという偶然か・・・。

 そんなサプライズもあったが、現地赴任している方のサポートもあり、タイは、好印象だった。バンコク以外では、物価もかなり安く、日本と違って、なんとなく緩い。そして、東京では、人は皆、無愛想に不機嫌そうな顔をして、他人には無関心を装うが、タイは、さすが微笑みの国と称されるように、女性と目が会うと、ニコッと笑ってくれたりする(もちろん、全員がそうではないが)。急に決まった出張だったので、タイ語も含めて、ほとんど何も調べずに行ったのだが、せめて、もう少しタイ語を勉強して行けばよかった。出張前に、嫁が図書館で、地球の歩き方を借りてきてくれたのだが、それが「タイ」でなく、「タイペイ(台北)」だったので、それは何の役にも立たなかった。


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