アーティチョーク


キク科 多年草
          英名 Artichoke
          学名 Cynara scolymus
          別名 グローブ・アーテチョーク, チョウセンアザミ
古代エジプト人により栽培されていました。名前はアラビア語のアル・カチェフ「巨大なアザミ」が語源で成長する2メートルほどになりトゲがある葉と紫色の大きなあざみのような花が特長。また学名のキナーラ(Cynara)はラテン語のカニナ(犬歯の意味)に由来します。これはとげ状の総苞片が犬歯に類似しているからだと思われます。アーティチョークに含まれるシナリンと呼ばれる苦味成分には脂肪の分解を助ける作用がありアルコール摂取などによる肝臓のダメージを回復します。
(料理) サラダ、蒸しもの、揚げものなど
(効用) 血中のコレステロール値と脂肪を下げ便秘にも効果的。体脂肪の多い方やむくみがちの症状を改善します
アイランドモス
ウメノキゴケ科 エイランタイ属
         英名 Iceland moss 
         学名 Cetraria islandica 
         別名 エイランタイ, アイスランドゴケ
豊富な粘性成分は胃炎、嘔吐、消化不良の改善に有用されていました。また呼吸器カタルや気管支炎を緩和させる働きがあり栄養不足や衰弱などの治療にも役立ちます。
チンキ 1:5、40%のアルコール、1〜1.5mlで。
(料理)
(効用) 鎮静、刺激緩和、去タン作用 強壮剤、および呼吸器官
アイブライト
科 属
          英名 Eyebright
         学名 Euphrasia officinalis
         別名 コゴメグサ
目の痛みやかゆみの症状に点眼したり浸出液として利用します。鼻炎や上気道カタルの治療薬でもあり麻疹や花粉症、風邪などの症状があらわれたときにも有効です。また口内洗浄薬やうがい薬として口や喉の炎症を緩和させる働きがあります。
(料理)
(効用) 眼病、鼻炎、花粉症、風邪
アグリモニー


バラ科 キンミズヒキ属 多年草
          英名 Agrimony
         学名 Agrimonia eupatoria
         別名 セイヨウキンミズヒキ
タンニンによる収斂作用は粘膜を正常化させ消化液の分泌と食物吸収を促進する。胃や十二指腸の消化性潰瘍や大腸炎の抑制に有効です。植物中の苦味成分は肝臓と胆嚢の機能を調節しリウマチや痛風患者の尿酸値の上昇を抑える。月経過多の治療においては「血液凝固物を50%まで増加させる」との報告もありヨーロッパでもこの特性が評価され内服薬として子宮内の血液凝固や外用薬として用いられています。創傷、切り傷、歯肉炎やのどの痛みの緩和、古くは眼病や下剤として使われる。
(料理)
(効用) 利尿、疲労回復、収斂、炎症抑制
アニス
セリ科 一年草
          英名 Anise
         学名 Pimpinella anisum
         別名
ラテン語で「羽毛」の意味がありこのハーブが実らせる褐色の種子がスパイスで有名なアニスシードです。ヨーロッパでは「アニスの実を噛むとげっぷがでない」と言われるように整腸効果があり、また一部の女性ホルモンと同様の働きを持ち授乳期間中の母乳を増加させたり産後の身体のバランスをとる効果があります。不眠症にも役立つとも考えられていて枕の中に入れて寝ると悪い夢を見ないとも言われます。イギリスでは修道院でしかアニスが栽培されておらず高価なスパイスとして輸入されていたため1305年エドワードT世はロンドン橋を通過するアニスに特別税をかけました。その税金でロンドン橋の修理費がまかなえたのは有名な話です。
(料理) ケーキ、クッキー、サラダ、シチューなど
(効用) 消化促進、整腸効果、気管支系の疾患、去痰、痙攣抑制、風邪。防虫
アンジェリカ
セリ科 ヨロイグサ属
          英名 Angelica
         学名 Angelica archangelica、Angelica sylvestris
         別名 セイヨウトウキ、イヌトウキ、ホーリースピリットルート(精霊の根)
10世紀頃ヨーロッパの各地で疫病が流行し多くの人々が死にました。そして一人の修道士の夢の中に天使が現れ傍らにある草を指差し「その草の根には邪悪な力から身を守る」ということを教えてくれました。人々はその言葉を信じて草の根を口に含むといつのまにか疫病は消え去ったといいます。それから天使を意味するアンジェリカと呼ばれラテン語のangelicus、ギリシャ語のAngelicosが由来です。17世紀にはイギリス王室の処方薬に加えられアジアでは女性の治療薬として生理痛、生理不順、子宮出 血などの症状の緩和させるために使用されてきました。胃や腸の痙攣を抑制させる効果があり身体を暖める発汗作用もあります。直接つけた場合は皮膚を敏感にさせるため紫外線を長時間浴びると皮膚を炎症させてしまいます。アンジェリカの根には免疫機能を強化する働きがある とされハーブティーとしても飲用もされるほかエッセンシャルオイルはフランスの有名なリキュール類の香り付けにも利用されています。※糖尿病患者、妊娠している女性は多量の服用は避けて下さい。
(料理)
(効用) 血中のコレステロール値と脂肪を下げ便秘にも効果的。体脂肪の多い方やむくみがちの症状を改善します
ウイッチヘーゼル
マンサク科
          英名 Witch hazel
         学名 Hamamelis virginiana 
         別名 アメリカマンサク
ウイッチヘーゼルにはタンニンが豊富に含まれていてその優れた治癒力から内用には肺、胃、腸、また月経過多や子宮内の止血剤として用いられてきました。また体全体の粘液の分泌を抑え筋肉や血液の働きを調節することからも下痢、赤痢、過敏性大腸炎、呼吸器のカタルの治療薬にもな ります。外用としては切り傷、虫さされ、炎症、腫れを抑えパップや湿布にすると火傷、打撲、捻挫などのの症状を緩和します。またのどの痛みや扁桃炎にはうがい薬として目の痛みには洗眼剤として用いることもできます。抽出液は汗や過剰な皮脂をさっぱりと整えてくれる。
(料理)
(効用) 収斂作用、止血、炎症抑制、静脈瘤、痔疾
ウッドラフ
アカネ科 クルマバソウ属 多年草
          英名 Woodruff,Waldmeister,Maikraut,Waldtee,Leberkraut
         学名 Galium odoratum
         別名  スィートウッドラフ、クルマバソウ
ウッドラフの葉に含まれるクマリンの香りが気分を明るくさせてくれます。イギリスでは昔"ストローイングハーブ"と呼ばれ主に虫避けなどハウスケア用ハーブとして利用されてきた。また葉には止血効果があり乾燥するとポプリになり乾燥根は赤色系の染料になります。料理にというよりは飲み物の風味付けに使われるコトが多い。
※用いる量が多すぎると頭痛や内出血を引き起こす恐れがあるので注意が必要。妊娠中は使用は避ける。
(料理)
(効用) 駆風、利尿、健胃強壮、静脈瘤、静脈炎、偏頭痛
エリキャンペーン


キク科 オグルマ属 多年草
          英名 Elecampane
         学名 Inula helenium
         別名 オオグルマ
古代ギリシャ・ローマ時代・中世ヨーロッパでは呼吸器系や心臓病の薬として利用され江戸時代にはすでに日本に伝わっていたといわれています。草丈1.5m〜2.5m位で黄色の花がたくさん咲き根から「土木香」と呼ばれる生薬が採れる。咳、喘息、気管支炎に効果的で胃や腸の消化を促進し緩和させる働きがあります。ワインにつけハーブ酒にしたり根を乾燥させて咳止めや利尿剤に。また花はドライフラワーやポプリにして楽しむこともできます。※妊娠中や多量の服用量は麻痺、痙攣、下痢の危険もあり注意
チンキ 1:5 3〜5ml アルコール25%
(料理) 根を砂糖漬けにしたりお菓子の風味づけに利用
(効用) 気管支炎、花粉症、去痰、抗菌、強壮、健胃
オリーブ
モクセイ科 オリーブ属
          英名 Olive
         学名 Olea europaea.L
         別名
ギリシャ神話ではアッティカの守護神の地位を賭けて海神ポセイドンと女神アテナがアクロポリスの丘の上で争います。勝敗は人々にとって役立つ物を作った方に決まるとしてポセイドンは三叉の戟で山上に海水を噴き出させアテナはその畔にオリーブの樹を植えました。神々の審判の結果アテナが勝ちアッティカの都市はアテナイ(アテネ)と呼ばれるようになる。旧約聖書では神が起こした大洪水のあと陸地を探すためにノアの放ったハトがオリーブの枝をくわえて帰ってきたという伝説があります。このことからハトとともに平和の象徴とされることが多い。葉には傷を治す働きや肌の活性効果があり古代ギリシア・ローマ時代の競技者や闘技者の治療に役立てられていました。宗教的な関わりもありカソリックでは洗礼の儀式などに額に塗られるのがオリーブオイルです。オリーブにはスクワレン、ビタミンA、E葉緑素など天然の有効成分が豊富でオレイン酸が動脈硬化を促進させる悪玉コレステノールの血中レベルを低下させ動脈硬化を予防する効果があります。また利尿作用もあり体内の余分な水分や老廃物を排出しセルライトやむくみの改善にも役立ちます。オリーブオイルに使われているのは(ミッション)という品種。
(料理) 実はオードブルやピクルス、カクテルのマティーニに。乾燥させた葉はお茶。オリーブオイルはあらゆる料理に。
(効用) 風邪、紫外線防止、保湿、糖値降下、抗菌、抗ウィルス、抗酸化洗髪のすすぎに使用するとリンスの効果があります。
オレガノ


シソ科 多年草
          英名 Oregano,wild marjoram,Greek oregano,wild oregano
         学名 Origanum vulgare,Origanum vulgare L.
         別名 ハナハッカ
ギリシャ神話では愛と美の女神ビーナスが海の水から作り太陽をたくさん浴びるようにと一番高い山に植えた草と伝えられていて日本では江戸時代末期に渡来したといわれます。学名のオリガヌム(Origanum)はギリシャ語のオロス(山)とガノス(喜び)が語源となっていて「喜びの山」を意味しています。同じシソ科の青じそ・セージ・タイム・マジョラムなどと香りや味が似ているため別名コモンマジョラム・ポットマジョラム・メキシカンセージ・ワイルドマジョラムとも呼ばれています。クセの強い芳香とやや苦味のある味わいが特徴でイタリア・メキシコ料理には欠かせないハーブ。
(料理) ピザ、オムレツ、トマト・鶏肉料理など
(効用) 風邪、咳、気管支炎、口内炎殺菌、解毒、消化促進、利尿効果
オレンジ
ミカン科 ミカン属
            英名 Orange
           学名 Citrus sinensis
           別名
オレンジは中国を原産とする中程度の背丈の果樹。香り高いオレンジフラワーは古代ギリシア・ローマ時代には純粋さの象徴とされていて若い花嫁たちの冠に用いられてきたといいます。花蝋は香粧品にも利用されているがエッセンシャルワックス100gにつき約1250個の花が必要なことから大変貴重な物とされている。オレンジはビタミンCが豊富で肌をやわらげ活性化させる働きが利用されている。オレンジオイル(果皮)、ネロリオイル(花)、プチグレンオイル(葉)がとれます。
(料理)
(効用) 鎮痛.鎮痙作用、不眠症、喘息、ノイローゼ、月経前緊張症、下痢、発汗、解熱作用