◆ 2003年学園祭レポート 11月2日(日)編◆
毎年11月が近づくと、文化祭までの日にちを指折り数え、休暇をいつとろうか、いつまで北越谷にいようか悩むのを楽しみにしています。若い学生たちの仲間に入れてもらって元気を分けてもらってこようという魂胆なのですが、例年気持ちと口だけは応援しているのものの体は追いつかないなんて事になっています。とはいえ、2003年もはりきって11月2日の日曜日、朝から北越谷に向かいました。始発に3時間近く乗り損ねての出発です。トホホ・・・
<いろいろ準備>
4年生のレバ600君がくれた11月1日土曜日のグランドの様子です。机とビールケースで土台が出来上がり、二重ダンボの1段目が机やビールケースの上に置かれたくらいでしょうか。この時点ですでに外壁はついています。
僕が到着した2日の8時半ごろの空はこんな感じ。迷路の前に青シートを広げて乾かしています。学園祭の時期は朝晩でダンボールが湿ってしまったり、雨も多く、保護のために大量の青シートをかけています。迷路の左にはこれはぬれていないシートを引いて、迷路内部の壁になるダンボールをひたすら組み立てる作業です。
ダンボールを作ってはテトリスのようにうまく積み重ねて壁を高くしていきます。机との接続には布ガムテープを、ダンボール通しの接続には紙ガムテープを使っての作業です。黙々とダンボールを作るもの、壁を高く高く積み重ねる者、迷路の中をダンボールを両手に抱え運ぶ者、外壁の上に立って作業を監督するものと自然と役割分担して作業を進めます。周りが見まわすのが難しくなるくらいまで壁が高くしていきます。休憩を挟んで迷路内部の仕掛けの準備も始まります。見通しを悪くするためのすずらんテープのカーテン。チェックポイントのスタンプ。セロファンをすかして光がきれいな模様を地面に描くトンネルなどなど。
<迷路オープン!>
この土曜日からお祭りは一般公開開始です。早い方は9時くらいから大学にいらっしゃいます。地域の子ども達もこの迷路を楽しみにしていて、オープンはまだかまだかと様子を見に来ます。
次第にゲートの向こうに列ができてきました。すべての作業が終了して、よし行くぞ。となったのが10時前後。最後に担当や持ち場の確認を済ませ、一日がんばるぞと気合を入れて、さぁオープンという瞬間です。
ゲートの向こうの子どもたちと一緒にカウントダウン。ゼロ!の声とともにいっせいに迷路目指します。
「走っちゃだめ」と言われたのでしょうか。なんだかみんな競歩選手のようです。
入り口で、ルールの説明を受けてから挑戦します。すぐに長い列ができてしまいました。
こんな感じの入り口から入って、迷路の中にいくつかあるチェックポイントでスタンプを集めます。途中木の精の格好をしたおにいさんやおねえさんにヒントをもらったり、なぞのモアイに道をふさがれたりしながら出口を目指します。肝心の木の精やモアイは良い写真が取れませんでした・・・・
そうしてスタンプをすべて集めこの出口から脱出です。グランド内のどこかにマスコットのわに君がいるので仕上げのスタンプを押してもらい無事ゴールです。
こんなわに君を出口から脱出した子どもたちが探します。視界が狭いのであんまりたくさんの子どもが回りに集まると、わやくちゃになってしまいます。写っていませんがわに君を守るSPが一人横についています。
<おはなしランド>
図書館地下の児童室「あいのみ文庫」でおはなし部会の公演が行われました。見に行くことができず、後輩のアンビィ君とチャルメランゲン君が撮ってくれた写真をご紹介。
司会が大型絵本(手作りです)で今日の演目をひとつずつ紹介するという凝りようです。初めの演目は大型の紙芝居。
公演中の子ども達はこんな感じ。集まるのは少し低めの年齢層でお姉さんたちにすぐになついて離れません。一つ目のお話が終わると、ゲームをしたり少し休憩したり。
続けては「だるまちゃんとてんぐちゃん」。お話の中に出てくる登場人物や道具をぽけっとから取り出したりします。
これで今日のおはなしランドはおしまい。
<どうわのへや>
午後には同じ図書館の地下あいのみ文庫で文学部会の公演「どうわのへや」がありました。これも見ることはできませんでしたので、後輩のピヨ麻呂君が撮ってくれた写真を何枚かご紹介。
上の写真は6角形といってこれをちょいちょいとおりまげて開くと3種類(4種類?)の絵が現れるという大型仕掛け絵本(手作り)です。これを使ってお話をします。その練習風景です。
この二枚は公演本番の様子。おはなし部会の公演もそうですが、ほんわかとした雰囲気がなかなかに心和む公演風景です。近年男の子の入部会が増えており、頼もしい限りです。
<工作とゲームの広場>
631教室では、子ども会部会の部会発表「工作とゲームの広場」が行われています。最初の写真は、これはびゅんびゅんゴマを作っているところです。色とりどりに自分のこまに模様を作っていきます。子どもの頃、僕はこれ上手に回せなくて、結局できるようになったのは大分たってからだったような気がします。
続いては、机の上に小さなお皿が2枚。手前のお皿には何かが入っているみたいです。奥にはペットボトルを切ったものに長い棒がたくさん(菜ばしでしょうか?)。
最後の写真は、教室の床に水の張った洗面器が置かれています。洗面器の中に白い半透明の丸い皿のようなもの、それからその周りを何かがきらきら光っています。
さて、これらは工作なのか、ゲームなのか。答えは次のレポートで。
<交流会>
17時ちょっと前です。もうこんなに暗くなってしまいました。迷路はダンボールをはじめ紙ばかりなので露や雨が一番の天敵です。針金やらひもでつないで大きくした青シートを迷路全体にかぶせます。泥がシートからじゃりじゃり降ってくるのでなかなかにいやな作業です。
グランドや各部会の片付けもすんで6号館の643教室に集まってもらいました。毎年一回この時期に行われるOBOG会「石ころ会」と現役の交流会です。顧問の角田先生にもおいでいただき、懐かしい顔ぶれと、また若い学生たちと一緒のひと時です。OBOGは20名ほどの参加でした。小さなお子さんをつれていらっしゃる方もずいぶんと増えてきました。チームごとに分かれて簡単なクイズや、昔の話をしてもらったり、人形劇をお見せしたりしました。
最後は「バラはあこがれ」と「児文研のうた」をみんなで歌ってチクサクコールでしめです。
OBOGはそのまま夜の街に繰り出し、「森田屋」でこれまた懐かしい焼き鳥に舌鼓をうった晩でした。
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