◆ 2003年学園祭レポート 11月3日(月)編◆
前日は良い天気に恵まれたくさんの子どもたちがグランドへ、公演会場へ、発表会場へ遊びにきてくれました。またOB・OGも数多く大学を訪れてくださいました。交流会、親睦会には出席いただけない方もいらっしゃいましたが、みなさんお元気そうで何よりでした。さて、翌3日、月曜日のレポートです。昨日であきあがったかと思うと、この日の夜には壊しちゃうんですよね、迷路。
<霧の朝>
朝7時の出津橋です。濃い霧が立ち込めています。橋の向こう側も見えないくらいです。うっすら川面は見えるけれど対岸の土手はわからないし、前後から自転車が来てもこえはすれども姿は見えず、です。いつもはくっきりと見える大学の校舎は1つとして見えません。
グランドに着きました。青シートにすっぽりくるまっていますが、迷路のダンボールは無事でしょうか。集合したところで、迷路内部のチェックをします。ダンボールが取れそうになっていないか、ごみは落ちていないか、などなど。
大きな問題はなく、この日も時間通りオープンすることができそうです。
<人形劇部会 復活!!>
昨年は「人形劇同好会」でしたが、2003年に正式に「人形劇部会」が復活しました。この日は数年ぶりの学園祭での人形劇公演です。劇部のOB・OGが多く集まり復活を喜びました。本当に嬉しいです。
木の枠に黒い幕をかけて作った舞台(「けこみ」と云います。)でいよいよ人形劇のはじまりです。音楽がなり、人形が登場すると子どもたちの視線は釘付けです。
教室の中にも暗幕をかけ沢山の装飾をつけて雰囲気を作ります。公演が終わって満足そうな子どもたちと一緒に「はい、チーズ」
公演メンバーと集まったOB・OGで記念撮影です。
<カブ部会発表>
631教室です。窓ガラスにゲームの説明が貼られています。「コインおとし」「モールマスター」「モールすくい」「豆うつし」の4つ。このほかにも「びゅんびゅんゴマ」の工作や、2枚目写真のボールを使ったゲームもありました。
小さな教室のなかにたくさんのゲームコーナがあって、子どもたちは順ぐりに回って楽しんでいます。入り口で1枚シートをもらってそれぞれのゲームの成績によってスタンプを押してもらいます。でもみんな、成績なんかお構いなしで夢中になっていました。
お行儀よく座ってぶんぶんゴマづくりです。まずは色とりどりにコマに色を塗って、それから糸を通します。
教室の壁の隅のほうにこんな宣伝のポスターがありました。もうすぐ始まります。
<おはなしランド>
図書館地下の児童室「あいのみ文庫」でおはなし部会の2回目の公演が行われました。今回も後輩のアンビィ君とチャルメランゲン君が撮ってくれた写真をご紹介。
今日の司会は人形も使いながらの進行です。大きなおはなしの木になった果物が1つずつ、今日の演目を紹介していきます。
一つ目のお話は「そらまめくんのベット」、みんな食い入るように絵を見つめています。続けてゲーム「きょだいすごろく」です。
続けては「はりねずみのはりこ」、紙芝居です。子どもたちは一生懸命に反応を返してきます。その反応を確かめながら、答えながら進めていけるのがお話部会や、文学部会の公演の良いなぁと思うところです。
最後に工作「ストローひこうき」難しそうで、でも1人で作れる丁度良い難しさの工作でした。娘も必死になって作っておりました。
最後は出来上がった飛行機を一列に並んで吹いて飛ばします。上手く飛んだかな?
<迷路迷路迷路>
この日もゲートがオープンすると、子どもたちはまず迷路に駆け寄ります。昨日もやってきた子がまた現れて何度も何度も迷路を出たり入ったり、外壁にいたずら書きをしたり。みな楽しんでくれています。
着ぐるみのジラ君は今日も人気者です。何せ彼にはんこをもらわないと、本当のゴールになりませんからね。今日はSPも写っています。彼なしには何もできないジラ君です。
少し時間の余裕も出来てきて、現役メンバーも空き時間に迷路にしています。一枚目は暗闇の内側。くもりの今日でも綺麗に見えますが、お天気がよいと色とりどりの明かりが地面や壁に映ってさらにきれいです。2枚目はその暗闇の部分を外から見たところ。
こんなかぶりもの(オブジェ?)も迷路の中を徘徊していました。上のほうから突然びょーんと目の前に落ちてきてビックリさせようという魂胆です。お客さんを驚かすよりはこれをもった学生が喜んで遊んでいる時間の方が長かったかも・・・(笑)
日が傾いて行くと、次第に子どもたちの数も減っていき、公演を終えた部会もグランドに集まってきます。最後のお客さんが出て行った後は、ここまで苦労して迷路を作り上げた自分たちがこの迷路を楽しむ番です。
この二日間、沢山のお客さんが楽しんでくれた迷路をそれぞれの思いを胸に歩きます。そのうちに泥棒チームと、警官チームに分かれてどろけいがはじまったり、記念写真の撮影大会がはじまったり。
<霧の朝、夜の雨>
遊んでいるうちに、すっかり暗くなってしまいました。みんな一通り迷路を楽しんだら、お片づけです。そう、もう迷路を壊してしまうのです。部会で、パートで、学年で記念写真を撮って、最後に全員集合して記念撮影です。デジカメの人も随分増えました。
はぁ、また肉体労働か・・・とうなだれているのはワニくんあらため「ジラ君」です。この子にもきちんと名前がありました。
外壁の自転車ダンボをはずすと一気に見通しが良くなって寂しくなります。
内壁の上に積まれたダンボールを取りはずし、机や、ビールケース同士を結んでいたスズランテープを切り、自由になった机とビールケースをどんどん表に運び出します。
最初のうちは話をしながら和やかに作業をしているのです。(古今東西やら、しり取りなどして遊んでいたりもします)が、そのうち皆無口になって黙々と作業に没頭します。
そんなみんなの一生懸命な作業の様子を遠くで見守る「ジラ君」(そっぽ向いていますが、心は見守っているのです、きっと)
ぽつぽつと小雨が降り出しました。何とか作業をひと段落するところまで進めたいもの、雨脚は次第に強くなっていきます。学祭委員や本部役員を悩ませます。
結果、作業を一時中断して雨の弱くなるのを待つことにしました。昔のグランドの前半分が新しい校舎13号館になり(2002年の学園祭の時期に工事していました)、出来立ての13号館に逃げ込みます。
皆ずぶぬれです。ユニフォームの青ジャン、や青パーのフードをかぶったり、帽子やタオルを巻いていたりとしていても着ていたものがずっしりと雨を吸い込んで重たくなっています。ソファに倒れこんで一休みのリアル会長ことぴょん吉君、疲れていてもアピールは忘れないぴよまろ君
この時間にバナナを配ってリフレッシュしてもらいました。小止みになったところで再度グランドに出て片づけを続けます。つらい雨です
最後にレバ君にもらった写真。この日の作業を終えて人気のない迷路を背景に・・・バナナです。
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