◆ 2004年学園祭レポート 11月14日(日) その2 ◆
前回のレポートで、部会ごとの公演を全部見て行こうと思うと昼食をとる時間がなかなか作れないという事を書きました。おいしいものを食べにきているわけじゃないのでかまわないのですが、学祭の数日間は食生活が貧しくなります。朝食はたいていコンビニでパンやおにぎり。夜はラーメンを食べることがとても多いです。昼ごはんを決まった時間に取れることはあまり無く、ちょこちょこ少しずつ出店の小物を食べてごまかすというパターンです。現役の皆さんと一緒に楽しむためにきているので食べることや眠ることは後回しになって必要最低限しかしなくなってしまいます。好きなことをしているときには、いろいろなモノが後回しになるという事は良くあるコトで、人はパンのみにて生くるにあらずとでも格好つけてみましょうか。
とはいえ、食べ物の記憶というのは強力でこの時にしか食べられないものって覚えているもので、思い出してみると毎年一番に食べたいなと思うのがフライドアイス。どこの団体が販売を始めたのかは知りませんが、数軒食べることができる店があります。次に室内合奏団のチーズケーキ。3つ下の弟が室内合奏団に入っていて、彼も毎年のように室内の学園祭の手伝いに行っていたので、室内の喫茶店で演奏を聴きながらコーヒーとチーズケーキを食べるというのをほとんど毎年していました。忙しい外の世界から一瞬はなれのんびりした感覚が味わえます。なんか優雅な卒業生だなと感じられる瞬間です。
バナナジュースのことは前にも書きました。リンデンバーガー、オケラーメンも良く食べました。またこれは出店ではありませんが、僕が学生の頃、学科の友達がスキー部にいて、伝統とかで「的あて」を毎年やっていました。数枚分のベニヤの板からスキー部員が顔を出し、そこを目掛けてトウフやらゼリーやらぐにゃぐにゃしたモノを投げて楽しむものでした。中に入る部員は災難だなと思いながらも、お客さんはけっこう喜んでいたのが印象的でした。今もやっているのでしょうか。
<文学部会公演 どうわのへや>
子ども達と一緒に一生けんめいおはなしを聞いていたら写真を全然取れませんでした。1枚目は、真剣な表情で話しに聞き入っている子ども達。2枚目はリハーサルでも大変盛り上がったダンボールパズルです。2チームに分かれて制限時間内にいくつ完成できるかを競いました。大人にも難しいんじゃないかと思っていましたが結果はまるで逆。子ども達は瞬く間にダンボールを組み合わせて箱にしていきます。子ども達の方が思考が柔軟という事なのでしょうか。
どのタイミングであったかは忘れてしまいましたが、次の演目の準備に少し手間取っていた瞬間、部会長のシエスタさんが前に出てきて手遊びのゲームを始めました。集中が切れ掛かっていた子ども達も、またゲームに引き込まれていって、無事次の演目につなげることが出来ました。場の雰囲気を読む力、子ども達の興味をひき付ける力というのはこういう時に発揮されます。自分たちがやりやすい環境を持続させるというのはとても大切なことです。
公演本番の写真はこの3枚だけです、ごめんなさい。こういう公演はやはりリハより断然子ども達が入った本番のほうが面白いです。レポートを忘れて純粋に楽しんでしまいました。
<子ども会部会>
ところ変わって6号館3階の「キッズランド」です。ここは子ども会部会の部会発表。毎年、たくさんの遊びを子ども達に楽しんでもらっています。教室に入ってすぐの受付で「キッズランド」用の周遊券をもらいます。ここで遊べるゲームの点数を記録する用紙です。
最初のゲームは「まとあて」。なんと自分で割りばしでっぽうを作るところから始めます。小学校の頃は良く作ったものですが、大きくなるとこういう機会でもないとお目にかかることはありません。
自分の割りばしでっぽうが出来上がるといよいよ的を選びます。的は難度で2つに分かれています。どっちが難しかったんだっけかな?年齢にあわせて足元に線が引いてあり(写っていません)そこからいざチャレンジ!高得点者は黒板に名前が記され栄誉を称えられます。点数分のスタンプを周遊券に押してもらったら次のゲームへ移動です。
次は「メンコ」コーナです。窓にルールブックが貼られています。ここではすでに出来上がっているメンコを5枚借りて勝負します。小学生の頃とてもはやりました。父の靴箱なんかにいっぱいのメンコを持って近所の友達やらその兄弟と勝負したものです。僕は下手くそな方で、買っても買っても取られる方が多かったなぁ。四角いアニメのメンコを沢山持っていましたが、あれ、どこにやってしまったんでしょう。
続いては「ダルマ落とし」です。細かく難度が分かれていて、胴体のサイズは3つ、さらに頭のかわりに、ぬいぐるみ、ボンドの入れ物、もうひとつ何か(忘れてしまいました)と選びます。胴体は多きいほうが難しく、頭が小さく軽いほうが難しいという設定。難度高めという組み合わせで挑戦しました。胴体は直径20センチくらい、頭にはボンドの入れ物です。ハンマーはさいばしにテープを巻いたもの。担当のくーじんさんが写真を撮ってくれるというので、よしやるぞと必要以上に勢い込んで胴体をたたくと、アクシデント発生。なんとハンマーのさいばしを折ってしまいました。2枚目はその折れてしまった瞬間を捉えた一枚。僕の驚きの表情が記録されてしまいました・・・・。カブのみなさんごめんなさい。
会場の何箇所かに模造紙が張られ、遊び終わった子ども達が自分の名前や感想や、好きな絵を描いていました。その中に見覚えのある名前を発見。カブの4年生ぽのかさんとラベリィさん。ぽのかさんはダルマ落としクリアしたんですね。むむむ。
そのそばにこんなかわいいイラストも。
<おはなしランド 第2公演>
3時から公演の人形げき部のリハーサルを見ていておはなし部会の公演、ほとんど見ることができませんでした。いけない!っと児童室についたときには演目の最後「工作」の最中でした。「ねこざかな」も「ふたりいっしょだねちいくまくん」もとても見たかったのですが、すごく残念です。ごめんなさいね、おはなし部会の皆さん。
さて、何を作っているのかというと・・・ストローを持っているのが見えます。壁際では現役のお友達でしょうか、大人の方も一生けんめいに作っています。
画用紙を万歳している人の形に切り抜いて、顔や、服は自分で好きなように色を塗ります。万歳した手をストローの真ん中あたりにセロハンテープでくっつけて完成です。「鉄棒で大車輪をする人」の出来上がり。ストローの端を持って指でくるくるストローを回すと真ん中の人形がぐるぐるぐるぐると大回転します。これがけっこう面白い。子どもだけでなく、遊んでいる大人からも歓声が。
司会の2人(じろんさんとびきにたんたん君)が演目を振り返って公演は終了。帰るまえに出来上がったばかりの大車輪人形を持って記念撮影。
<人形げき部会 公演>
福島から参戦のきたろう先輩がそろそろお帰りになるそうで、今年の記念にゴンタ君と僕も入って一枚。人形げき部の公演の呼び込みにそろそろ行こうかという時間です。持っているライオンの人形となんだかちょっと似てらっしゃいませんか・・・?きたろう先輩、来年も一緒に遊びましょう。
定刻どおり3時から公演が始まりました。ワンダーキッズの公演関係では、これが最後。グランドや児童室から沢山のお客さんが来てくださいました。一枚目は「ぶたのたね」のオオカミ君。子ども達に大人気。オオカミが逃げたブタと追いかけっこしてあっちコッチ走りまわされるシーンでは、子ども達も大喜び。一番上の今回のページ一枚目の写真がその瞬間。
「ぶたのたね」が終わると、次のげきの準備をするために手遊びをして待ちます。ゲームはオムさんとまかのりさんの2人。僕には難しかったですが、子どもたちは楽しんでいました。
ゲームの後の二つ目のげきは「ひるねのぽんた」。昼間は寝てばかりのたぬきのぽんたは実は夜になると村の平和を守るヒーローだったというおはなし。沢山のお客さんに見ていただくことができました。壁際には座れなくて立ってご覧になっている方も。
「ひるねのぽんた」の後は工作でした。僕はここでもうすぐクローズされてしまう迷路の様子撮りに中座。戻ってきたのは公演が終わってからでした。
公演後には見に来てくださったOBOGに感想をうかがったり、自己紹介や「けこみ」、人形を紹介したりという時間を現役が取ってくれました。人形げき部の公演には劇部OBのいもきち先輩、ごじら先輩、おけちらさん、ねこそぎ君、はまち650円君、べんべんさん、文学OBのエンペラー君、カブ&げきOBのちゃおず君などなどがきてくださっておりました。そのほかには4年生や、シフトに入っていない現役も沢山きていて大変盛り上がった公演でした。
<迷路 クローズ>
昨日午後から多くのお客さんに楽しんでもらった迷路も4時過ぎでいよいよクローズです。各パートともにシフトに入った担当者が日も落ち始め気温も下がってきたグランドで頑張ります。2枚目の奥にはワンダーキッズと一緒にグランドを使った「あべこべ」の「パイレーツ・オブ・アベリアン」のどくろが見えています。この団体には劇部のOBざ・びえる先輩が奥様と一緒に遊びにいらしておりました。交流会や公演ではなかなかお会いできませんが、グランドか、「あべこべ」の活動を見ていると大体お会いできる先輩の1人です。
忍たま卒業のはんこを押す師範代に扮した学祭委員長のつともさんの一枚で、終えましょう。はんこには「合格」の大きな文字が彫られています。
おはなし、文学、人形げき、カブそれぞれの部会発表も終り、グランドの迷路もクローズされました。学内は夕刻を迎え、アルコール解禁の時間も迫ってきています。学内のあちこちに打ち上げムードが漂うなか、ワンダーキッズの学園祭はまだまだ続きます。明日月曜日はほぼ間違いなく雨という残念な予報。片付け日の作業を出来るだけ減らすため、可能な限り今日のうちに作業を進めておかなくてはなりません。
しかし、最後のお客さんがグランドから出て行き、あちこちにいた部会のメンバーもグランドに集合したときには、この二日のためにずっと頑張り続けてきた疲労感と、きっとそれ以上のやりきった充実感が広がります。皆でこれまでの苦労を労い、楽しく遊ぶ時間も欲しくなります。次回のレポートはそのあたりからご紹介しましょう。
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