◆ 本工事着工 ◆
今回のレポートは2004年10月のおおよそ1ヶ月間の記録です。振り返ってみると、日に日に買うものややりたいことがエスカレートしていって、どんどんのめりこんでいった最初の月かもしれません。10月の初旬に模型屋さんでシノハラのYポイントを購入したことをきっかけに線路を固定してしまいました。また、鉄道模型趣味の8月号の小泉宣夫さんの「アリアケセントラル」の記事と同じく小泉さんの「Oナローゲージ トロッコモデリング」を何度も何度も読んではイメージを膨らませました。こうやって遊べば鉄道模型遊びもそれほどお金をかけずに楽しめるかもしれないと、一気に拍車がかかった月でした。
<自作貨車2両>
プラ版でみようみまねで貨車を作ったものは良いものの、台車を見つけることが出来なくて困っていました。フレキシブルレールを買った「近代模型」さんで相談して日光モデルの台車を購入。これで、貨車が完成させられます。
家に帰って早速貨車にどうやってつけようか検討します。「トロッコモデリング」ではプラ板にねじ切りしてとめているようですが、タップは持っていません。とりあえず、両面テープで台車とカプラーを仮止めして雰囲気を見ます。0−4−0にひかせてみたり、カブースとも連結させたりしてエンドレスをぐるぐる。自分の作った車両が無事に走ってくれた瞬間は嬉しいものです。瞬間接着剤で固定して完成です。カプラーの高さがイマイチあっていなく、ときたま連結開放されてしまいますが、良しとします。
プレイモビルの人形を貨車に乗せて遊びます。プレイモビルは25分の1くらいなので倍くらいのスケールの人形ですが、遊園地のミニSLに乗っているんだ、と言い聞かせて楽しみます。貨車に子どもは二人乗れますが、大人は1人が精一杯。亀の子には子どもも入れません。どうやって運転してるんだろう?
この頃まではベニヤの上にエンドレスを2つひいていました。外側が170Rくらい、内側は120Rくらい。亀の子も貨車も120Rの急カーブを問題なく通過、カブースはまったく動けません。
<接着>
大宮の「マイロード」でシノハラの4Yポイントが購入できました。このポイントも使って、450x600のベニヤ目一杯のサイズでエンドレスを引きます。一番の急カーブは170Rくらい。フレキシブルレールを切り接ぎしたので、あちこちですぐにジョイナーが外れてしまいます。バラストも買ってきましたし、線路を固定しました。瞬間接着剤で要所要所を止めてぐるっと一周。もうはがせません。翌日からバラストをまき始めました。毎日5−10センチくらいしか進まなくてこの小さな線路一周バラスト巻き終わるのに1週間近くかかってしまいました。その間機関車の運行はお休みです。しかしこれが乾いたらどんな音を立てて走るのだろうという期待が一杯です。
エンドレスからポイントで分岐して外に出る線路の終点には車止めのつもりで家の外に落ちていた何かの木の枝をつけました。以前はこの先にも線路が続いていたのですが、廃線になってここで終わっているというつもりです。
<紙粘土>
バラストを撒いただけで終わりにしようと思っていたのですが、1週間くらいベニヤにバラストだけのエンドレスで遊んでいるうちにもっとでこぼこがほしくなってきました。機関車がぐるっと1周走るのが全て見えるのが気にいりません。どこかで目隠しして音はすれども姿は見えずという区間が欲しくなりました。宅急便やらに混ざっていた発泡スチロールのかたまりを継ぎはぎして、丘というか切り通しというか、目隠しの壁とこんもりした岩を作りました。
機関車は切り通しの中を通ってくる、人や車は切り通しの切れ目に道があってそこを通って行き来する。というつもりです。紙粘土に水と木工用ボンドを混ぜたものを作って薄く塗りつけていきます。
地面と、切り通し、岩場に紙粘土を塗っていきます。一度には全てぬれず、3日くらいかけてベニヤの上全てに薄く塗りつけました。500gの紙粘土の半分も使いませんでした。もう少しでこぼこをつけたり、厚く塗りつけても良かったなと後で思いました。一面が白くなってこれは雪に埋もれた山道だと錯覚してまたしばらく楽しみました。
<色塗り>
プラモデル用のアクリル塗料で下地の色を塗りました。単調になってはいけないと「フラットアース」「バフ」「デザートイエロー」の3色を適当にまだらに塗っていきました。はじめは切り通しの茶色は濃く、地面は黄色っぽく、なんて考えていたのですが、だんだん胴でも良くなって混ざって見えていればいいや、というくらいの適当塗装。塗料と溶剤の匂いで、部屋中凄く臭くなってしまいました。塗装はのんびりやっていると何日も臭くなってしまうのでこれは一晩でやっつけてしまいました。
この間までは雪山でしたが、今度は荒涼とした泥地か砂漠かと思い込んでさらにぐるぐると亀の子を走らせて楽しました。
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