◆ 新車両導入 ◆
クリスマスに向けて初の動力車両増強を図ることにしました。いつか必ず欲しいギヤードロコのシェイやクライマックスを購入しようか悩みましましたが今のパイク(R160くらい)ではきっと走行できません。新用地が必要になってしまいます。と理由をつけて今回はあきらめました。では何が良いかなとカタログを眺めて悩みました。通販でバックマンのOn30を取り扱っているModelsShimaと何度か在庫確認や色、ロードネームの確認のメールのやり取りをして、車種の選定を完了いたしました。とても親切にいろいろと教えてくださる頼りになるお店です。注文を終えて到着を待つ間に工作意欲がよみがえりました。
<貨車3台目>
パーツの切り出しまで終わらせて放置してあった3台目の貨車に手をつけました。といっても、初日は100番のヤスリで木目を出したあと水洗いして終了。15分くらいの軽工作。二日目は出勤前にプラカラーでさくさくさく塗装しておしまい。帰ってきてから接着して台車に借り置きして終了という超アバウト工作です。貨車の裏は塗っていませんし、台枠のプラ棒もくっつけていません。多く見積もっても残り2時間はかからないのですけれどもストップしちゃいました。
<ストラクチャ>
転轍夫に待機所を作ってやりたいなとぼんやり考えていたのですが、木造1階建て、アメリカンな感じの家にしたいなと思いながら工作用紙でざくざくとモックアップを作ってみました。記号化されたいかにもな形で情けない、もっと工夫しないと。屋根の傾斜がきつすぎます。
<ツリーとサンタクロース>
クリスマスツリーの飾りつけが終わった数日後、帰宅するとモックアップの前にかわいらしいお客さんが来ていました。身長3センチくらいのサンタクロースです。クリスマスツリー用の飾りでしたが、丁度良いサイズです。
<ガスメカニクル>
クリスマスにはまだ1週間以上残っているある夜、帰宅すると頼んでいた機関車が届いていました。バックマンのOn30です。一台は0-4-2のポーター、もう一台はガスメカの赤。ガスメカは台車が金属でずっしりしています。重心もぐっと低くてとても格好良いです。少し心配でしたが、パイクのR160も無事に通過しました。ライトはLEDに変わり、明るくなっています。モーターも変わったのでしょうか、とても静かで走行性能もばっちり。超スローもしっかり効きます。フロントグリルの手すりがプラ製のせいか歪んでいます。真鍮棒などで作り直してやりたいです。全部で5色(赤、緑、黄、黒、銀)出ていて黄と緑と迷いましたが、これだけ良いともう1台欲しくなります。
<ポーター0−4−2>
0-4-2ポーターもディティールがあちこち加えられています。キャビンが少し広くなっていて、後部に薪の束か石炭が置けるようになっています。乗車口は少し狭くなっていて、小人さんがここからは乗り込めません。ガスメカにも乗り込めませんし、やっぱりこの人形少しオーバースケールなんでしょう。この機関車もライトはLEDに変わっていましたし、モーターもとても静かです。しかしパイクを走らせてみるとどうしても後従輪が脱線してしまう箇所が2つありました。1箇所はレールのつなぎ目でハンダが乗りすぎて盛り上がっているところで1つ。もう1箇所はY時ポイントとフレキシブルレールのつなぎ目のジョイナー部分。ここは給電の関係でギャップを切ってあるので、半田を流してつなげることはできません。0-4-2が走れないのはかわいそうですから年内になんとかしたいと思います。機関車側は従輪の回転角をも少し広げて、線路の方は余計なハンダをこそげるのと、ギャップ部分を何かでつなげるのとの2つ。プラ板かパテでなんとかなると良いなぁ。
<補修工事>
ハンダの盛りすぎで脱線してしまう線路の接続部分を調整します。あたためたハンダゴテをあてて、接続部分ができるだけ滑らかになるようにしました。なかなかうまくいかないものでこてをくっつけたり離したりを繰り返します。こてに引っ張られてさらに盛り上がってしまったり、でっぱりが大きくなったりと慣れないと時間がかかります。少し均して冷ましては台車を通過させて様子を見て、またこてを当てて均します。なんとかスムースに台車が通るようにはなりました。
次に0−4−2本体をいじります。後従輪は板バネで位置をキープしているのですが、このバネがきつくて車輪が浮いて脱線してしまうようです。はじめにこの従輪をはずしてパイクを通貨できるか確かめました。車軸の間隔は0−4−0と同じなのでなんの問題もありません。従輪のバネを少し狭めてみてもうまく走りません。最終的にはバネの部品ははずしてしまって車輪がネジ1本でゆるく止められている状態にして無事脱線なしの走行に成功しました。
従輪のバネをはずしたことでもう1つの脱線箇所、ポイントのギャップ部分も無事に通過できるようになりました。右回り、左回りともにスロー運転でも脱線しません。補修工事の終了です。
<こんなことがしたい>
新車両がやってくると、気分も高揚し工作意欲もわいてきます。車両部では貨車の増強を図りたいです。3両目の貨車は色塗りの途中で止まっていますし、タンク車も資材運搬車も欲しいです。木曽森林の制動車風のカブースも絵も書いただけだなぁと思い出してはいろいろ作りたくなります。
シーナリィ部はまだまだ研究と実践を繰り返したい分野です。パイクの緑化はライケンを少し置いたところでストップしちゃっていますからいろいろ試しましょう。樹木の製作が今一番の課題です。他には水の表現も試してみたいところですが、順番を追って手をつけていきたいと思います。
ストラクチャも工作用紙のモックアップを置いてお茶を濁していますから1つ完成まで持っていきたいところです。今のパイクだと3車両同時走行はムリですから、退避線や格納場所も欲しいところです。そうすると更なる用地買収が必要になってくるわけで、新パイクやレイアウトも視野に入れていきましょう。
製作が難しそうな動力車は購入することにして、無動力車は極力作って遊ぶのが当鉄道のコンセプトです。車両製作部、ストラクチャ部、シーナリィ部、用地買収部すべての部門がこの数ヶ月で立ち上がり少しずつ形になってきました。来年もいっぱいやることあって楽しめそうです。
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