◆ 天賞堂・新額堂 ◆
2004年12月は今作っているパイクだけでなく、今後はこんなレイアウトが作ってみたいな、こんなデザインの車両を走らせてみたいなという自分の好みを発見する月になりました。模型店にも足を運びましたし、ネットも良く見ました。小さくてデフォルメのきいた、小回りの聞く機関車だけでなく、連結されていない1台で運行している路面電車もかなり好みだと判明しました。こんな車両をこんな風景のなかで、と考え出すといつまでも飽きません。
鉄道模型を初めて何軒も模型屋さんをめぐりました。今回買い物をした天賞堂・新額堂のだけでなく近代模型や大宮のマイロードでも大変参考になるアドバイスをいただきました。独自のサイトを持っているお店もありますが、この分野の模型店は通販よりも実際に足を運んだ方が絶対に良いなと感じました。
上の写真では0−4−2に運転手と一緒にサンタクロースも乗っていますが、これが2004年の彼のラストショットです。無理やりガスメカを追い抜いています。
<初LGB>
クリスマスに銀座の天賞堂まで行ってきました。4Fの中古ショップがお目当てでしたが、もっと良いものを1Fのショーウィンドーで見つけました。ぎゅっとデフォルメされた可愛らしい機関車や客車です。しかもどれも700円弱。販売コーナでよく見るとそれ以外の車両のどれもが好ましいデザイン。丁度LGBのGゲージコーナにおいてあり、デザインもどことなくLGB風です。カタログを見てみるとやはりレーマンのGNOMYという製品でした。あるだけ全部欲しいという誘惑を断ち切って全種類1両ずつだけ買って来ました。高級品ばかりのお店で安い買い物で申し訳ない気分。しかしここで買い物ができるのも嬉しかったりします。ダンボールにパッキンいれて梱包してくれ、大きな手提げ袋もくれました。他のお店ではこうは行きません。
機関車の他に、客車や貨車などが数種、トラムや自動車もいくつかラインナップされているようです。残念ながらお店には全種類はそろっていませんでした。サイズも丁度On30に合うくらいで、もうなんといってもデフォルメ具合がものすごい好みです。押すとゼンマイが巻かれて走る動力で、16.5mmの線路には乗りそうにありませんがかまいません。飾っておいても良いし、改軌したって良いですから。なんとか全種類そろえたいところです。LGBのGゲージの車両はいつか必ず手に入れたいものでしたので、小さいとはいえ、LGBの可愛らしい製品が手に入って大変嬉しいです。
<新額堂>
仕事納めの前日27日の月曜日、ナローゲージの専門店「新額堂」へ行ってきました。目当てはTMSで紹介されていたグラントラインの2両セットのコッペルとナローゲージの専門誌です。お店に入ってしばらくするとオーナに声をかけられました。On30の貨車を探していると話すとコッペルの他に鉱物車や有蓋車やカブースを薦められました。キットはコッペルと鉱物車、台車も合わせて購入。外国製の安価な製品でありがたいです。
またこれは動かないけどといって教えてもらったリスボンの市電も丸っこいデザインが気に入って購入しました。ミステリ作家の森博嗣さんが動力化してヨーロッパ風レイアウト走らせているのを見たことがあります。市電もいつかやりたい分野ですので迷わず購入。市電はHOサイズくらいの方が可愛らしく感じられるように思います。2台買って別色にもしたいのですが予算の都合で1台で我慢。
貨車やレイアウトも作っていると話をすると、作成途中のタンク車を見せていただきました。木製のかわいらしいサイズの箱型の車両でいつかまねしようとよく見ておきました。今度はもっとゆっくり来ようと心に決めて帰宅しました。
<TMS>
父が以前からずっと鉄道模型を趣味にしています。「鉄道模型趣味」も1960年代のものから飛び飛びですが保管してありました。On30をはじめるまでは見向きもしなかったのですが、機関車で遊ぶようになってからはこの父のバックナンバーが宝の山です。素敵な市電のレイアウトの写真を見つけました。ヨーロッパの石畳の上を行くトラムも良いですが、禁酒時代のアメリカ風(!?)のこの感じも好きです。
1990年代の終りくらいからの水野良太郎さんの連載「鷲津可味線を往く」もとても参考になります。特にこの森林鉄道風レイアウトやリゾート地風レイアウトのイラストで紹介されている同一の線路配置はいつか真似したいと思いました。
年末に里帰りしたときに津田沼のユザワヤに行きました。何ヶ月か前にGnomyのトロリィを見たのに買わなかったのを思い出したのです。トロリィはありませんでしたがナベトロが3色、平トロが1両ありました。購入して実家についてから気がついたのですが、平トロはカプラー部分が折れていて後ろに車両がつなげません。どうせ入線時には切り取ってしまう部分ですが気がつかなかったことにちょっとショック。カプラーは片側が穴に反対側に出っ張った棒がついていて棒を穴にはめて連結する形です。
<工作はじめ>
DVDを流しながら今年の機関車工作はじめは新額堂で買ったコッペルです。パーツは少ないけれどもディティールはシャープで格好良いです。プラ版で作っていた貨車とは比べ物にならないハイディテールです。並べてみると稚拙さにちょっと恥ずかしくなりますが、まぁおもちゃっぽいところを目指しているので良しとしてやろうと、誰に言い訳しているのか分かりませんが、自分に言い聞かせます。しかしなるほどもうちょっとシャープなものを目指そうとひそかに心に誓ったのでした。バラして組んでくっつけてのあっという間工作で完成してしまうキットですが、楽しかったです。カプラーと塗装をどうしようかとしばし悩んで楽しむことにします。
<どれもステキ>
ここしばらくで買った書籍3冊。「今日からはじめる 庭園鉄道」では森博嗣さんの欠伸軽便鉄道弁天ヶ丘線が紹介されています。他にも大きくきれいな写真で沢山の作例を見られるのが魅力です。Gゲージも欲しいなぁ。「FINESCALE RAILROADER THE 2004 NARROW GAUGE ANNUAL」は新額堂で購入したもの。TMSで紹介されていた2005年度版が欲しかったのですが、売り切れとのことで前年のものです。アメリカンなレイアウトがどれも素敵です。Oスケールのストラクチャー製作記事は何とか読みたいものです。2005年版が再入荷するか聞いてくるのを忘れてしまいました、失敗。「定年前に始める男の時間 鉄道模型作りに挑戦」は「定年前に始める」の一言が気に入らないですが写真が素敵なので購入。Nゲージのレイアウト製作記事やエガーバーンの車両を使ったナローのレイアウト紹介のページが見応え十分で飽きません。
パイクの上に台車が3つ並んだので比較写真を1枚。ウォルター、日光モデル、グラントラインのコッペルキットのものの3つ。日光モデルのものが値段の分ディテールが豊富ですね。奥の方で0−4−2の貨車にアンパンマンが乗っているのが見えます。2歳半の息子がしょっちゅうこの手の人形を持ってきては貨車に乗せたがります。乗客は沢山いるのですが、機関車に乗れる人形がなかなか手に入らないのが悩みです。
<カプラー>
貨車を作ったときに、まずは市販品を試してみようと思いケーディーカプラーの5番を購入して貨車2両にはつけました。が今のパイク(R160くらい)ではしょっちゅうカプラーが外れてしまいます。手放ししていてふと気がつくと機関車の後ろにいたはずの貨車が前に来ているのです。運転車両も増えてきましたし、簡単に接続と開放ができ、しかも意図しないところでは外れにくい連結方法があったら良いなぁと思ってます。これまでも一番の目標にしている森博嗣さんのサイトで取っている方法を参考にして、(模倣して?真似して?)針金を捻じって試してみようと思います。
今回も車両が増えました。それも随分いっぺんに。これらの車両がレールの上を走る日が早く来ることを楽しみにいろいろと準備していきましょう。
戻る