金属工作 


 子供の頃、祖母が教室をやっていたのでピアノを教えてもらっていたことがあります。物心がつく前から10数年教わっていたでしょうか、毎週30分ほど稽古してもらうのが当時は好きではありませんでした。なんとなく続けていたピアノでしたが、長くやっていれば多少は弾けるようにもなるもので、バイエル、ハノン、ブルクミュラー、チェルニー、ソナチネ順序を進んでいきました。弾けなかった曲が弾けるようになったときの喜びはあるのですが、でもどうもあまり楽しくありません。中学に入ってしばらくしてやめてしまいました。がそのやめた後から弾くピアノが楽しくて仕方が無いのです。自分で弾きたいなと思う譜面を見つけてきて(ゲームのBGMだったり、歌謡曲の伴奏だったり)それを我流で弾くのですが、それが非常に楽しかったのがとても意外でした。自分でやりたいことでないと一生けんめいには出来ないという事でしょうか。

 学校の図画工作もあまり得意ではありませんでした。絵もどんな形を書いたら、どの色を使ってよいのか良く分かりませんでしたし、立体物を作るのも不器用でいやでした。しかし、家に帰ってからプラモデルを作るのは楽しくて、塗装もろくにしませんでしたが、作っては壊し作っては壊しを繰り返していました。それからもう20年以上たってしまいましたが、今になって、工作遊びに夢中になってしまっています。







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