◆ 緑化強化月間 ◆
前回は車両工作に没頭したレポートでした。1つのことに集中していると目先を替えたくなるもので、今度はシーナリィが気になってきました。ボンド塗ってちょっとぱらぱらする地面の簡単工作にシフトした何週間かでした。
<試しに一本>
ポーターの0−4−0、0−4−2、ガスメカととっかえひっかえエンドレスをぐるぐる走らせて遊ぶかたわらで、樹木作りに何日かかまけていました。前回のレポートの最後に作りかけていた針金細工です。
紙粘土に水を少量いれて程ほどに溶かし、木工用ボンドも少し混ぜてどろどろの紙粘土溶液(っていうのでしょうか)を作りました。ボロの筆でこれを針金細工の樹に塗っています。一回に沢山はつかないので薄く少し色がついてるかなというくらいに塗って、乾いたら繰り返して、と5回くらい塗り重ねたでしょうか。これで1時間くらい。
紙粘土が乾いた翌日今度はプラカラーを筆塗りしました。赤っぽい茶色です。これも4回くらい重ね塗りしたでしょうか。これでまた1時間ちょい。
さらにその翌日、まずは練習にと、あまり形の良くない一本の樹を選んで、ライケンを接着していきました。PCで録画しておいた世界遺産を見ながらの工作でした。針金は大まかな枝ぶり、細かな枝ぶりはライケンを出来るだけ丸くふわっと接着して見立てられたら良いなとここの作業は少し考えながらはっていきました。最初の1本は悩みながら迷いながらの作業だったので、1時間以上かかってしまいました。
さらに翌日ボンドが乾いたので、樹の付け根を洗濯ばさみではさんでパイクに載せてみます。狭いキャビンに無理やり二人乗った小人君と一緒にパチリ。ピントが合っていないのでそれらしく見えないこともありません。
<線路>
樹木1本に1週間くらいかまけていたので、週末には違うことがしたくなりました。錆色に使うぞと買っておいた「ハルレッド」をレールに吹き付けます。レールだけでなく、枕木やバラストにもシュッシュッ。アクセントだと調子に乗って地面や切り通し、岩なんかにも吹き付けたので全体的に随分赤っぽくなってしまいました。
その翌日、バラストにボンド水溶液を筆塗りしてから妻の実家の囲炉裏から前にもらってきた「灰」を茶漉しでバラストに振り掛けます。これ非常に参考にしているサイトの1つ「庶茂内模型鉄道」さんの作品「霜内石灰軌道」の製作記を読んでからやってみたくてしょうがなかった作業でした。ぱらぱらとふりかけて、くっつかなかった灰は、息を吹きかけて飛ばしてしまいます。赤茶に染まったバラストの隙間に程よく入ってくれて、落ちついたとても良い色になってくれました。
<グリーングリーン>
明るい時間は塗装をして、暗くなったら、樹木製作にいそしみました。針金の枝にライケンを木工用ボンドでくっつけていきます。出来るだけふわっと、丸く、しかし、全体で見たときにへんな隙間が空かないようにというのが注意ポイント。とは言うものの、ものすごく適当です。ライケンはKATOのものを使いました。袋から全部出しちゃってなるべく大きな形で取り出すようにしたくらいです。
ライケンを接着するのに飽きると今度は切り通しの緑化です。緑が全然足りていないような気がして、一面にコースターフを撒きました。陽当たりが良いのですから緑も沢山生えるのです。この切り通しは大体3mから3.5m位の高さで、よじ登るにはちょっと草が邪魔で上がりにくいという設定。コースターフの上にライケンの茂みも少しつけました。
そうすると今度は手前の岩が淋しい気がしてきました。そのうちここにも沢山草を生やしましょう。
樹(針金にライケン)−草むら−ぐるぐる走らせる−樹ー走行テスト−草むら−
樹ー走行テスト・・・・と何かやるとすぐにぐるぐるは知らせて遊んでしまうのでとってものんびりペースです。最終的にどんな景色になるのかあまり考えていないので、この先どうなることやら。
<強い陽射し>
毎晩少しずつライケンをつけていって針金の樹木は大小で5本作りました。ライケンだけでは何だかちょっと物足りなくて、上からTOMYのカラーパウダーをぱらぱらかけてできあがり。
この辺かなとあたりをつけて千枚通しで穴を開けて差し込みます。このパイクを作り始めたときには樹を植え込むことは考えていなくて土台のベニヤ板の厚味6mmくらいしかありません。植林した5本全てがぐらぐらです。固定の方法はまた今度考えることにして、ぐらぐらのまま、あちこち差し替えて楽しみました。
仕事前に大概パワーパックのスイッチを入れてゆっくりと機関車を何周かさせてから出かけます。この日は強い陽射しが丁度パイクに当たっていました。ガスメカのひくサイドダンプに葉陰が出来ています。もう1周させると今度はガスメカのサイドにも葉陰が。後ろのモニタやらが興ざめですが、なんだか気に入った瞬間でした。
今度は反対側から。運転席が明るく照らされると、誰も乗っていないのが気になります。小人君はこのガスメカには入れないので、人形がほしいところです。
<ちょこちょこ茂み>
線路脇にライケンの茂みを貼り付けました。切り通しの裏にもコースターフを貼りました。ここは北側なので日が当たらない場所のつもりだったのですが、あんまり淋しいので緑化することに。
ライケンの茂みのところから目線をさげて踏み切り付近を見るとこんな景色になります。奥行きが出てきたのではないかと自画自賛。
樹木を作ったときにライケンにカラーパウダーをふりかけて、随分印象が変わったので、地面のライケンにもぱらぱらと濃い目の色をふりかけました。樹木の位置決めの大分決まってきて、これも結構満足していたのですが、妻からズバッと一言「幹が細すぎて変」そのとおりですね。偏愛フィルターをはずして冷静に見る目を養いたいと思うこの頃。
<そろそろストラクチャ>
樹木の幹を太くするのはパスして、気分転換に小人君たちの家のモックアップを作成。おまけに物置も置いてみました。前回の家から一回り以上小さくしています。煙突もつけたりしましたが、やっぱりいかにも記号化されたデザインで気に入りません。WWWをさまよって好みの建物を探しますが、どれもぴんときません。
ぴんとこないので今度は踏み切り(横断通路)の渡り板はどうしようかと、工作用紙をちょきちょき切って置いてみます。ここは車も通る大きな横断通路です。西側の小さな岩の緑化も進めました。ここも陽当たり良好ですのでコースターフが沢山生えます。
車も通る渡り板のほかにも2箇所くらい板を置く予定ですが、その板はどこに行くためのものかという大事なところが思い浮かばず、工作用紙で様子を見たところでストップ。
緑化はぼちぼち続けるとして、ストラクチャの本番に突入したいところ。家のデザインを決めたいなぁ。
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