天才と謎の存在、6


映画<奇蹟がくれた数式>

数学者ハーディの回想の後は
突然、インドベンガル湾沿いのマドラスに
住むラマヌジャンの原風景が始まる、
そこでは屋根はあるがだだっ広い仕切りのない
石畳の寄宿舎のようなところで学生達が各自の
沐浴用の水桶を横に寝泊まりしている。

その中でラマヌジャンは仲間と
自分達の集まりを変わり者の集団だと
微笑を交え自嘲気味に話していた。

ラマヌジャンの筆記用具はチョークのようなもの
で石畳に直接数式を書いては消しと試す。
そして貴重な紙のノートにはまとまった数式を
書き写していた。
その向こうには小さな女神ナマギーリの像が
映し出されていた。

このノートが今後彼の貴重な財産になってゆく。


それからの彼の行動は就職活動である。

あるところに就職活動に出向いたとき
の話である。

なにを思ったのか彼のまとめた数式を書いた
ノートを大切に抱え
独学で数学を学んできましたとノートを見せ
仕事をくださいと名刺がわりに
そのノートを見てもらっている。

自信があったのでしょう
しかしそのノートの数式を見た
担当者にはその内容も価値も分からない。
その男は学位がないものは雇えないと
推薦状を要求する。

それが担当者にとって信頼できる唯一
のものでした。
それがないと確認するやいなや
では推薦状を書いてあげようと提案するが

ラマヌジャンはそれをさえぎって
とにかく仕事をくださいと焦ったように
言い放ち
そして衝撃の告白をする
「私には妻がいる」

なにかを読みとったのでしょう
あきれた中年メガネの担当者は
「Get Out !」と顔を赤らめ叫ぶ。

そんな日々が続いたと
言わんげな映像でした。
そして彼には若くしてすでに妻がいた
という事実も知りました。

つづく



<突然ですが>

昨日、ひょこっと、うちの教室にいた
ある男子が顔を見せてくれました。
今どうしてるのと聞くと
高校で予定通りあるスポーツ部に
入っているという。

その競技では有名な高校らしく
スマホで広い施設(野球場でない)を見せて
くれました。

部員数が300人近くいてレギュラーに
なれば高い確率でプロになることを
保証されています。

彼とはプロになったら
競技場でそろばんのいいところを
宣伝をするという
約束がありました。

内心しめしめと思った。

でもそんな話より彼にとって今は
学業との両立が
大変らしく一科目でも赤点とったら坊主頭か
夏休み返上で補習かと選択をするように
と監督に言われているらしい。

冗談話なのかもしれないですが
カッコつけなどどうでもいい
彼のことです・・・

もしも、これから近所で
それらしい坊主頭の高校生が自転車に乗って
通り過ぎるのを見かけたら
やりおったなと温かい目で見てあげて
ください。

それが彼かもしれません。

一途な青年を応援しています。

(なお、<突然ですが>以下の文は
期間が来れば消去するかも知れません。)

こんなコンステレーションをどう
考えればいいんだろうか。5/19記す

こんなところですが
またお越しください
ありがとうございました。

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