天才達の贈り物三話



心理学者・精神科医ヴィクトールフランクルの始まり
それは3歳の時でした。
フランクルは精神科医になりたいと両親に話したそうです。

<だいぶ大きな話ですが>

フリードリヒ・ニーチェ(1844ー1900)
ジークムント・フロイト(1856ー1939)
アルフレッド・アドラー(1870ー1937)
マルティン・ハイデッガー(1889-1976)
ヴィクトールフランクル(1905ー1997)


無茶苦茶に羅列したような天才達ですが
歴史という見えない潮の流れに浮かんだ船のように
その船の行先が潮の流れを差示していたのです。

その潮のながれとして
前の時代の頼りにしていたものそれは宗教であったり
その権威や道徳であったりの人々の支えにしていたものが
揺らぎ始め、彼らはそれを敏感に感じ取り見方を変え
新しい時代の発見と考え方を唱えたのです、
ニーチェに言わせれば、神は死んだ、のです。

ハイデッガーは人間はなんの目的もなく生まれ
生はただ死へ向かう存在にすぎない
自分に死があるのになぜその途上の生があるのかを
問い考えると人間は唯一自分の人生を自由に選択し
決断できる存在だと言うことになる
ただその責任も引き受けなければならない
つまり生きているあいだは周りと共に懸命に生きよと
言っている(実存主義)


さあ煮詰まってきました

ヴィクトールフランクルは4歳の時に眠る直前
ハッと何かにきずいて飛び起きました。
「自分もいつかは死ぬ」・・・
死ぬのになぜ生きなければならないのか
ーフランクル回想録ーより
それが原点だったそうです

まあなんと多感な少年だったことでしょう
話を場末に替えると、自分の4歳の頃はどうだった
でしょう
このような天才の卵と比較するのは無理が
あります。
ただただ参照までに
ここからはおぞましいと見抜いた方はお約束どおり
飛ばしてください

幼稚園で片端を繋いだ2つ切りしたコッペパンの
中にビニール小袋に入ったジャムを絞りサンドして
食べるのですが
それじゃあパンの味気なさが先にくるのが嫌だったのか
コッペパンの周りに塗ってしまったのです。

なぜパン屋でジャムパンのジャムが中に入っているのか
その意味がわかりました。

食べている途中に振り向くと隣の女の子に
バッチイと悲鳴をあげられてしまいました
ジャムのタラコ唇になっていたのです。

みんながこんなレベルだとは思いません
ただフランクル少年は違いました
すでにこの頃より真剣に人はなぜ生きるのか
という問いにとらわれだしていたのです。

人はやがて死ぬのになぜ生きなきゃいけないんだと

それから思春期になるに従って哲学に興味を持ち
フロイトの精神分析学やアドラーの個人心理学などを
学ぶようになりました。
フランクル16歳の時にフロイトと文通までしている。
またフロイトはフランクルが手紙を出すと3日以内に
返事をくれたそうです。

そうして職業を選ぶときに医学と哲学を両方取り込み
満足できるものとしては精神科医になることでした。
その頃には人間の生きる意味、ロゴセラピー(実存分析)
を提唱するようになっていたと言うことです。
そう語っています。




<あれ始まるよ>



キャラさん達みんな集合して

で今日はなにすんの ?




今日はね<認知的不協和>の寸劇だ

社会心理の一つでレオン・フェスティンガーによって
提唱された矛盾する認知が同時に
生じると不快な気持ちになるというお話です。

さあそのときキャラ達はどう選択と決断をするか楽しみだね


あるところに目がかすんだ人がいた
彼が言った
あーとうとう老眼になったのかな

すると変面的ペルソナの持ち主の
うさが通りがかりそのつぶやきを聞き
こう調子よく言った

まだまだ大丈夫おじさん若い若い !

するとおじさんは姪っ子にお菓子をうさに差し上げる
ように言った

つまらないものですがどうぞお召し上がりください

うさは内心思った

はっははは、ちょろいちょろい




それを見ていた欲深いが正直者

ねっねっ 私たちも上手く言ってお菓子もらわない
あの人またなにか呟いているチャンスよ



<あの人>
目がかすんで見えない、私も歳なのかな、歳だよね



近くに寄ってみた欲深いが正直者の二人は







ほらほらあれ言ってチャンスよ








固まった、お菓子ほしいくせに嘘つけないんだ



んっ、

次回は架空のキャラ達の原点について語ります





さあ今日はみんなへご馳走よ、食べて



うほっなんかめでたい日なんだね







えっ





みんな元気でいるんだね


いつもどうりの所ですが
お付き合いくださりありがとうございました
自分でも最近気付いたことが多くて
もう少しここを続けたいと思います
では本日はありがとうございました。



|一つ前へ(あまりにも個人的なページ)| | TOPへ戻る|