天才達の贈り物十二話



<最新医療事情>

先日健康診断に行ってまいりました。
いつもうちのものがよくしてくれると言うので
それならばといそいそと出かけてまいりました。

個人の病院は清潔にされ
スタッフの皆様はキビキビハキハキととても
好感をもてる方々で清々しく
元気をだしてペコリとお辞儀をし挨拶もそこそこに
担当医師の前に座りました

先生は小柄で自身の座っている椅子と私の椅子の
パーソナルスペースに私は違和感を感じ、
少し後ろにずらして座ると
先生は追いかけるように前のめりに顔をつきだして
その光景は写楽の浮世絵のようでした

目の前の先生は
最近のお医者様のようにこちらの顔色も
診ずにパソコンばかり見ているお医者様では
ありません

先生はとても良いお医者さまです。

そしてさっき測ったばかりの血圧のデータを
看護師が渡すと、先生はそれをしばらく眺めて
とても落胆したような顔をするのです。

すわ、これはなにかただごとではない と
心配な顔で先生の顔を覗きこむと
先生は残念という顔をしながらこう言うのです

「理想的な血圧です」

先生はとても良いお医者さまです。

次に先生の問診になり先生は質問をされます。
おタバコは吸われますか

私、「まったくたしなみません」

その時、周りの空気が凍り付いたように
思いました
その瞬間、ああっと思い出しました
玄関入った待合室のソファの上に禁煙外来と
書かれていたのを

先生はとても良いお医者さまです。

気を取り直した先生は今度こそと次の質問にかかります
お酒のほうはいかがですかと訊かれるので

私、「基本的に飲まないですでも付き合いがあれば」と言うと

ほらといわんばかりに先生は急に微笑みどれくらい飲まれるの
ですかと饒舌に質問されるのです

私、「もうずっと前ですが、コップ半分程度のビールを
飲んだ後、急に意識が無くなり救急車で運ばれました」
「血圧が凄く下がっていたそうです、それからは
もう一滴も飲んでいません」

先生は暗い顔つきになり
これ以上の質問は無駄と思われたのか

「はい、では採血してきてください」
と言いスタッフに次の人に入ってもらうように
促すのです
入れ違いに入室されたその方は座る間ももどかしく

「先生、昨日から胃の具合が悪くて」
とお腹を押さえるのです
先生は急にいきいきとした真顔になり
問診を始めるのです

先生はほんとうに良いお医者さまでした。

ありがとうございます、これに懲りずに
これからは私のホームドクターに
なってください

先生はとても正直で良いお医者さまです。








<四、非情の世界に抗して>

さあこれからフランクルの愛についてですが
まず心理学や哲学者のいう愛とはドラマや
文学とは違い、おそらく
それらに興味のない人たちからすれば
想像していたものとは違い、失望するもの
かもしれません

人それぞれ心に大切にしまっていたいもの
そんな大事なものに勝手に実験心理、精神分析
などの科学のメスなど
いれないでと思われるかもしれません

でもそれは目から鱗のようにハッと
何かを感じとることもあるかもしれません
詳しく語りたいことを語れば画面は小さく以下は
ほんのさわりの一部分だけ掲載しておきます

特にエーリッヒ・フロムの愛についてでは
ルソーの自由、平等、博愛のような人間に本来
備わっているものではなく
学び習得すべき技術と捉えている
そして愛の源泉と方向、特性、排他的なある愛を
詳しく解説している

エーリッヒ・フロムの「愛するということ」は
今度、単独で語ってみたいと思います

また宮城音弥さんはその著書「愛と憎しみ」
のなかで社会心理学者のオルポートに
この重大なテーマがなぜ歴史的に無視されてきたのか
を「愛からの逃避」と言うべきもので
科学はキリスト教と結びついていることを
扱うのを恐れてきたと言わせている

だれしもガリレオ・ガリレイの二の舞を踏むことを
恐れたのでしょう

なおオルポートはこの問題を扱った者はマクドゥーガルと
フロイトであるとも言っている、でもその学説は
いまだ未完成だともいっている

(マクドゥーガルはユングと共に宮城音弥さんの大好きな
超心理学を世間に認知させた人です)
(そしてマクドゥーガルは魂(命)の重量を物理的に測定
しようとした人です)
(またユングの超心理にあの量子力学でノーベル賞を
受賞したヴォルフガング・パウリが賛同したので話が
ややこしく発展してゆきました )

例えばフロイトの心理性的発達理論
(リビドー (口唇期 ー 肛門期 ー(潜伏期)ー 性器期 ) )
これらを経て健全な人格や愛が生まれる

そしてマクドゥーガルととフロムの共通点は愛は
自分を粗末にしない自己愛、自分に不名誉なことはしない自己愛
このような自己に対する愛情は愛する能力と訓練を必要とするという
エーリッヒフロムの「愛するということ」の中にも
それは述べられている

それは他人を愛するときにも必要なものである
ストイックの語源となったストア派
そんなイメージさえ感じられる

なお自己愛と利己主義は分離される別物と
お二人は言っている

そしてまた失恋した青年に愛には色々な愛がある
君はその中のただ一つの愛を失っただけだよ、くよくよ
しなくてもいいよこれを機にもっと大きな恋愛以外の
愛にも目覚めてくれ
と励ましたのは
あの八百万神の日本神話を素直に認めユング心理学を
日本的に分かり易く解釈してくれたのは
臨床心理の河合隼雄さんです



みなさん私は違う 否 !

少なくともフランクルはそう思ったに違いない



<愛の源を求める>

そして、 四、非情の世界に抗して に現れた
不思議な幻影その幻影と対話するフランクル
さあ本文に没入してみましょう

とと

心理部門の画面が枯渇してきました

つづく







~~~  未だに安物のコーヒーの味が分からん






時事問題やろか


謎の日本人 //  だれや ゆるさんぞ 失礼な !




(犬者の贈り物)




あれワンコがワンコテレビ見てる
知らんかったワンコテレビって裏表映るんや




犬でも分かる
犬のテレビ

今日はゲーテの
色彩論でワンコ
ワンコは消えるよ
ワンコワンコ

提供は
徳川綱吉





あのね // ただいまー







あれワンコどこいったんや

あのね // もう暗なったから電気つけるね
パチッ






なんやそこにおったんや
夕暮れに擬態したんやな


クゥゥーン

ワンコねずっとあのね待ってて寂しかったんやて
散歩つれてったって

あのね //私も朝から晩まで忙してしんどいんやから
ワンコ家でテレビ見てるだけやん

まるめ // ワンコ放浪時代食べるために
日雇い仕事で必死で働いてたんやて
そやからこんな寂しい思いしたんは初めてなんやて

あのね //そうかワンコの気持ち考えたらなんか
贈り物せなあかんな
ワンコ、カチカチボーンを磨くピカピカたわし
ほしがってたな
そうや髪切ってそれカツラ店に売って
ピカピカたわし買ったろ


あーさっぱりした


ほれワンコ
ピカピカたわしや

クウィーン
ギラギラヘアーブラシ

なんや私のほしかった
ギラギラヘアーブラシくれるんか
でもそれ髪切る前にほしかったんや

ワンコもカチカチボーン売って
ギラギラヘアーブラシ買ったんやて


なんやと私の長い髪かえして

ガルゥゥー




ところが初対面に見えたこのワンコあのねと過去に
深い因縁があることを
今は一人と一匹の間には知るよしもなかった

次回も乞うご期待





いつもいつもここに来てくださって
ありがとうございます

さすがに時事問題はやりませんが(笑)
少しでも自他共に癒しになるように
まだまだ頑張るつもりです

ありがとうございました
また来てね励みになります




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