将棋と珠算の相関関係は??

被験者は私自身で恐縮なのですがここでひとつふと感じたことを述べさせてください。

学生時代にどんな糸で結ばれていたのか将棋にとても興味を持ってしまいました。
最初はあいつに勝った負けたと喜んだり落ち込んだり天才だと思いこんだり最低のバカだと悲観にくれたり
大変大きな振幅があったように記憶しています。

いつしか学年が上がり後輩に将棋の指導をする立場になって気がついてきたことなのです
後輩はぶつぶつと「ここはこうなってこうだから、1・2・3う〜んだから5手詰めかな」
私は「えっ君は言葉を使って論理だてて考えるの」後輩曰く「あたり前でしょ、じゃ先輩はどうして考えているんですか?」
私「頭んなかに将棋盤ないの? そこで動かせばいいんじゃない」後輩「えっ、難しい人だなぁ」私「どっちが」
どちらとも言えないのでしょうが私はイメージで将棋を考えるタイプだったのです。

子供の頃、珠算が特に好きでもなかったのですが3桁でも4桁でも暗算の出来る友達を見ていて
子供心に素朴な疑問と好奇心が沸いていたのは確かです。「なぜ」
門前の小僧なんとかで暗算の優秀な友達に囲まれているうちにいつしか図形処理のイメージだけはつかんでいたみたいです。

私は暗算に関しては華々しい活躍や際立った能力はなく凡才でありました。
しかしその訓練を曲がりなりに受けノウハウを得たことにより図形処理という感性と直感は同じ範疇にある
ものではないかと思うようになりました。

最後に自慢話で終結ですが、ここから先はついでだからしかたない読んでやるかという方に・・

3年程度でトーナメントで勝ち抜き2段を認定され賞状を頂くことができました。
「どもどもでした」
いろいろな考え方もあることを承知で申せば
将棋の読みは一つではなく多くの組み合わせの中で直感を頼りに
最善手を探してゆくような(プロの話の中で)
もしパソコンのプログラムのようなものが左脳と仮定すれば
それを選択し組み合わせ自分の目的のために役立てるのは右脳の仕事となるのでしょうか

我田引水のようですが珠算式暗算はこれからも多くの可能性を秘めているように思います。前へ戻る