帰った・・TOPへ戻る
- 大阪湾・・2001年8月19日
- 隣の机の友・・2001年9月7日
- 雨の日に・・2001年12月14日
- カラス・・2002年3月22日
- たこ焼きと割り算・・2002年4月15日
- 経済の要◆為替◆・・200x年y月z日未定
大阪湾
[帰る||次へ] 大阪湾の真夜中は青緑の化粧を落とした黒光りする顔になっている。
窓から見ていると精霊の海に岸から緑とオレンジのサーチがチカチカと水蒸気に今揺れて
います。
静かです。昼間の喧騒と打って変わってほんとうにほっとする静寂が時々あります。
浮かんだ貨物船の窓は明るく中では違った言葉の人達がなにやら談笑しているのでしょうか。
毎年大晦日の最後にはけたたましく汽笛を鳴らして新年を祝福するお馴染み船達です。 いろんな土地に色々な海があるんでしょうね。
皆さんの海は山は街はどんなでしょうか。
蛇!、タラーっと街灯の鱗を流した油のような大阪湾の私の印象です。
隣の机の友
[帰る||次へ] 小学3年生のφ(- -)君と落ち着けない(ΘΘ)君の隣同士の会話をふと聞いてしまった、私= (¨)
(ΘΘ)=オイ、ぼくの悪口いうたやろ。
φ(- -)=ん、なんのことやねん。。。シャー、パチパチ、カリカリ、カキ、書
私とφ(- -)と目が合うとφ(- -)曰く(ΘΘ)君がぼくのノート貸してくれいうねん
(¨)=なんでやのノートなんか。φ(- -)曰くぼくのノートに(ΘΘ)君の問題の答えあるねん!
(¨)=そらいかん、間違っても自分の答えだし。それからしばらく(ΘΘ)君はじと〜としていたが
不気味に思ったのかφ( - -)君が隣を覗いていると、(ΘΘ)君は突然
普段言葉にしなかった言葉で「勉強のじゃますなー」とさけんでしまった。えっ
これからこの2人にこんな小さな思い出がつづらに重なっていくのでしょうね。
異説朱に交われば赤くなるですか。
はたして十数年後に性格の違う2人はそろばんの友や竹馬の友となっているのでしょうか・・
子供さびし話・・今も昔もあめ色
隠れんぼをしていて誰も探してくれなかったとき。
完璧にかくれてしまって誰も見つけられずみんな帰ってしまったとき。
缶をけったままみんな帰ってしまったとき。
黄色い目きいろい人のあけ稲穂・はるかより目に白景色渡り鳥
雨の日に
[帰る||次へ] 雨が好きだ。何でもゆるしてくれる雨がすきだ。夢のある晴天よりも勇ましい言葉よりも隠してくれる
雨が好きだ。昔、外で遊んでいる時も雨が降ればなぜか楽しくなった。
ホコリが消えアジサイが綺麗に見えた。
私の体の大部分は水でできている、その水が汚れれば病気となって現れる。
綺麗な水を入れ汚れと共に出してくれる。その汚れが他の生物の養分となり命を育む。
桜の木の下には水と多くの死骸が重なっていると言う、そして綺麗な花を咲かせている。
人は水に産まれ、万華鏡のような水の民である。また来年も人におかまいなく
しんと透明な紫陽花が咲いていることでしょう。
カラス
[帰る||次へ] いつだったか時は定かではありませんが事実の話です。重たそうな雲が深いオレンジに包まれた夕暮れでした。
いつもの釣り仲間と岸壁でクーラーの中の釣果をうらやましそうに覗きあっているそのときでした。
カラスが一羽電柱の上で羽を休めています。
元来鳥の物真似がうまい私は遊んでやれと「カァ」と一声鳴いてみました。
「カァー」なんとカラスから返事があります。ではもう一度と「カァ・カァ」と二つ鳴き真似すると「カァー・カァー」ふむふむ
好奇心が沸いてきた。今度は「カァ・カァ・カァ」向こうから「カァー・カァー・カァー」これもクリア意地になり
4つ5つまでいきましたがカラスはこれもクリア、では七つとああしんど「カァ・カァ・カァ・カァ・カァ・カァ・カァ」
薄暗くなってきた空にカラスの群れが寝床に急いでいる、仲間なのかその電柱のカラスも群れに向かって飛び立ってゆきました。
「カァー・カァー・カァー・カァー・カァー」と鳴き残して・・「んっ??数が合わない」。
きっとそのカラスにとって7つの数は必要なかったのでしょう。
嘘のようなほんとの話です。その証拠に鳥は数を数えるという実験をした人がいます。
なにかの本で読んだのですがドイツの動物学者のO.ケーラーという人です。
我が家の九官鳥Qからもそんな不思議な体験を味わったことがあります、たとえば一度言うと一度物真似する
二度いうといつでもというわけではないけれども高い確率で二度返してくる三度はやったことはありません。
偶然なのかもしれませんがなんかほのぼのとこの世は人だけではないと癒された一日でした。
たこ焼きと割り算
[帰る||次へ] 天気のよいある日外でたこ焼き一舟を手に持って1年生の男児二人梅君と松君(両仮名)がなにやらはなしている。
見るとなかには7個のたこ焼きが入っている。
梅君が「これどうやってわけるんや」松君が「2でわったらええ」梅君いわく「ほなひとり7こや」
松君「そしたら14こいるやんか(九九は知っている)3つと4つにわけよ」梅君「そしたら僕4こ食べるで」
松君「そんなんあかんわ」そこに見ていた少し学年の上の子がくちばしを入れた「2で割ったら3.5やんか」
松君と梅君は呆然と「そんなことでけへん」
それをいらいら見ていたもう一人がこうしたらええねんとパクリと一個口にいれて食べてしまった。
「ほら二人でなかよくわけれるようになったやろ」といって悠然とどこかにいってしまった。
漁夫の利なのかなんなのか生活の割り算はうまくできている。
さてこの現実話で誰が一番不満で誰が喜んだのでしょう。
経済の要◆為替◆未筆
[帰る||次へ]はるかより目に白景色渡り鳥・かもたらな曲がってやるぞと土筆の子・花は散る人は散らずに文化なす
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