三里木から熊本まで、ではなく、途中の水前寺駅で一旦下車。 一部の博多行き特急列車は、ここ始発なので、そのためです。
やってきた特急有明号は、つばめ号の車両でした。すごい高級感 溢れる内装を持った電車なんですよ。
出入り口に足を踏み入れた時点で、列車にありがちな無機質とは程遠い、 少なくとも安っぽいシティホテルよりは上の佇まい。
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客室や座席も、旅客機のエコノミーくらいはありそうな、設備の奢り具合。 このほかに、ちゃんとスーツケース用のスペースもあります。
この列車、JR発足間もないあの頃に作られたと記憶しております。その頃に、 この電車に乗って鹿児島まで行ったことがあります。当時は、車内にビュッフェもあり、 それはそれは華やいだ雰囲気でした。が、利用者の伸び悩みや、新幹線つばめへの 移行の為もあり、ビュッフェは休業し、短い編成で博多〜熊本を行き来する 今になって、華やぎはなくなりました。それでも、質感がそれなり損なわれないのは、 凄いことだと思います。だって同時期のほかの特急電車の今たるや…。
なんて考えているうちに、凍え疲れか、ついウトウト。気が付けばもう博多駅でした。 最後に、漆黒の車体をご覧あれ。
博多駅構内で、ケータイ式コインロッカーを見つけました。他の大都市圏には いくつかあるみたいですが、九州ではここが(当時)唯一だったようです。 施錠・開錠の時に、指定された番号へ通話するのですが、 時々話し中なのが玉に瑕です。
ここに荷物を預けて、前もって調べておいたラーメン屋さんへ。さすがに天神方面へ 向かう時間はなかったので、博多駅周辺で、お店を探しました。 博多駅の南側にある、オフィス街の狭間の古くからの住宅街、といった 場所にある、このラーメン屋。
休日夜のためか、客はまばらでしたが、おいしかったですよ。本場はスープが 必要以上にこってりしてなくて良い。替え玉も初体験。オフィスの近くにある ラーメン屋の、"博多とんこつラーメン"と名乗るあの食品は 何だったんだと思わざるを得ないくらい、カルチャーショックでした。
近くの先頭にも立ち寄り、駅へ戻る。帰りは寝台特急さくら号で、 一路横浜へ。駅の旅行センターでもらった、新旧つばめ号の旅行パンフ。
つぎ行くときは、新幹線の方のつばめで熊本かな。太平燕を食べ忘れたし。