去る2004年5月中旬、当時の最高カードだった磐田vs横浜Mを見に、 静岡県は掛川市と袋井市の境にあるスタジアム(エコパ)に 試合を観に行ってまいりました。ほぼ全線普通列車で。
この試合があった当時、浜松で浜名湖花博が開催されていたため、 それに併せて、静岡県内+身延線+御殿場線のJR東海乗り放題の 『休日乗り放題きっぷ』が発売されていました。
この切符を、JR東海の松田駅(小田急新松田駅すぐ向かい)から利用すれば、 清水、袋井、磐田などへのサッカー観戦を(時間はかかりますが)安く 済ませることができるので、利用しない手はありません。
さて、行きですが、到着時間の関係もあり、若干奮発して、 沼津まで特急あさぎり号を利用しました。ここで、下車駅である掛川・愛野まで 直通の列車は50分くらい待つため、途中下車して駅前を散策します。
まず目に付いたのは、レトロ風路線バス?と思いきや、 自動車教習所の送迎バスのようです。
そして駅前商店街には、当時アテネオリンピック男子サッカーチームの 監督であった山本昌邦氏(沼津市出身)を激励する横断幕が掲げてありました。
と、特に目立ったのはこのくらい、他は、よくある地方都市の駅前でした。 やっぱり沼津ならもっと伊豆半島方面、駿河湾方面に行かないと、見所なさそうです。
少し時間が余ったので、今のうちに昼食を買っておこうと、駅前のコンビニに 入ったら、おあつらえ向きに(!?)ネタになりそうなものがあったので購入。これです。
ジュビロおにぎり・エスパルスおにぎり。コンビニのお惣菜陳列棚で繰り広げられる静岡ダービー。 さすがサッカーどころ(※多分にこじつけです)。
さて、先述したように掛川方面へ直通の列車に乗り、爆睡して軽く鋭気を
養いながら、掛川駅に到着。エコパへの向かい方は、次の愛野駅から徒歩で行く方法と、
この掛川駅からシャトルバスで向かう方法とがあります。シャトルバス乗り場は、
新幹線口のほうです。
このようにタクシーも待ち構えていますが、財布の紐を固くするため、ここは タクシーをパス、シャトルバス乗り場へ。と思いきや、バスは事前チケット制のようです。
![]() |
![]() |
大人往復640円(片道320円)…。微妙に高いよ。しかも往復割引とか皆無だよ。 厳密に財布の紐固くしてたらこのバスにも乗れねーよ。
というわけで、前言やや撤回。財布の紐緩めるの許可。そして片道320円払い、バスに 乗り込みます。そうだ、きっとこんな料金払うんだから、観光バスタイプとか、 路線バスタイプとか、そうゆう車両使ってるに違いない!!!!
これはどうみても普通の路線バスですね。 「とまります」とかのブザーがついてるやつですね。
そんなバスに乗り込み(でも、渋滞もなくスムースに、あっという間に つきましたよ、となけなしのフォロー。)、エコパに到着。2002年 ワールドカップでも使用されたこのスタジアム、正面とヨコから見るとこんな感じです。
![]() |
![]() |
外観は、近代的な大型スタジアムですが、問題は、中側。サッカーどころ 静岡にあって、サッカー専用ではないとは、これいかに。
![]() |
![]() |
![]() |
勘の良い方はお気づきとは思いますが、このスタジアム、 ワールドカップ以上に、国体目当てに作られたスタジアムなので、 陸上トラックがでーんと存在しているわけです。座席の緑とオレンジの配色も、 「静岡のお茶とみかんをイメージし」とか、多分そんな所だろうと思います。
試合の方は、別のサッカーサイトの観戦記に譲るとして(一応書きなぐりでも書いてるよ)、 流石は、このときまでの常勝チーム・磐田とこのとき前後から以降にかけての 常勝チーム・横浜マリノスの試合でした、これだけの時間をかけて観に来た甲斐は ありました。逆に言うと、これくらいの試合で無いと、こうゆう山奥の陸上競技場まで 足を運ぶには、躊躇してしまうかもしれませんが。
さて試合も終わり、帰りは愛野駅まで徒歩です。スタジアム広場からも、 駅舎は一応見つけられます。
実は感心したのは、徒歩の道。もちろん物理的な遠さは如何ともしがたいですが、 それでも、なだらかな坂だったり、動く歩道のスロープ版があったりと、 下り坂だったから余計そう感じたのかもしれませんが、疲れません。 バリアフリー的にも問題ないと思いました。
難なく駅前広場に到着です。
ここでさらに思ったのは、先ほどの掛川駅前もこの愛野駅前も、 コンビニは数えるほどしかなく、食事できるところとなると、 ほとんどないといっても過言ではないので、それ以前の乗り換え時に食事を 買っておいて正解だった、ということでした。
橋上駅舎に入ると、静岡・清水方面と、磐田・浜松方面とで、 通路の段階で別れています。
この後ホームに下りてみたわかったのですが、ホーム幅が狭いため、 静岡方面の列車は静岡方面の東半分に、浜松方面の列車は、浜松方面の西半分に 停車位置を定めているようです。なので、上の仮策は改札、ホーム内にも 続いていました。
と、旅行記は以上ですが、最後に。このJR東海のフリー切符、浜名湖花博 がらみといわず、来シーズンも販売してほしいと、切に思っております。