列車内でIPv6体験記

去る2002年3月2日、小田急ロマンスカー車内で、 IPv6を用いた無線LANインターネット接続実験を体験してきました。IPv6の詳しい説明は、 こちらを御覧頂くとして、 実際に使ってみてどうだったかを記したいと思います。

11:00分、新宿駅に到着。これから乗り込む、「スーパーはこね19号」を待ちます。今回の実験車両は、小田急ロマンスカーの 中でも "EXE" と呼ばれる車両の 1 号車で行われるのですが、プラットホームの EXE 1 号車乗り込み口には、こんな ペインティングが施してありました。

プラットホーム

そしてしばらくして、お目当ての列車が到着。これがその車両です。1 号車の車体にも、こんなプレート風の塗装が してあります。

EXE1 EXE2

1号車の一番後ろの席に、NOKIA のスタッフが座席を確保して、待機しています。発車後、早速ノートパソコンを借りることを 頼みました。それまでは、このパンフレットを読みます。

パンフレット

どうやら、降車駅到着の10分前には、回収に来る模様。また、サービス区間には、小田急が乗り入れている箱根登山鉄道線内は 含まれていないらしい。そんなこともあろうかと、この新宿〜小田原ノンストップの列車を選んでおいたのでした。おっ、 スタッフがノートパソコンを持ってきてくれました。

ノートパソコン

機種は東芝のリブレットで、無線LAN用カードは既に装着されています。また、車内のほかのお客様への配慮からか、 音声を聞くためのイヤホンも配布されました。まずは、デモ画面。

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うーん、どれも、画像や映像をふんだんに使ったコンテンツばっかり。その中から選んだのは、セリエAのダイジェスト版。 でも、全試合あるわけではなく、その節で一試合だけ。しかも、なぜか、パルマとか、キエーボとか、そんなチームの 対戦ばかり。しまいには、「ラツィオ」を「ラチッオ」としている誤植を発見。なんだこりゃ。でも、唯一ありました、 まともなのが。ユーヴェvsミラン。スゲェ、RealPlayer がつっかえずに動く。ウチ(フレッツISDN)とは比べ物にららない。

ブッフォン シェフチェンコ

ちなみに、左が、ブッフォンのファインセーブの瞬間、右が、シャフチェンコがドリブルで三人抜きした瞬間です。 もちろん、サンプルだけでなく、他のURLへも接続できます。Google も、ウチのサイトももちろん見れます。

優良サイト1 優良サイト2

そうこう楽しんでいる内に、列車は本厚木を通過、山間部へと入ります。こころなしか、接続スピードも 落ちたような感じです。下のミュージッククリップ(アーティストは Earth, Wind & Fire)も、起動に むっちゃ時間がかかりました。

Earth_Wind_Fire

まあでも、おおむね満足。そもそも、こうして、列車内でもインターネットが出来るようになったことに、月日の進むのが 早いことが感じられるとともに、単純に、便利だね、とも思います。ちなみに、この催し、2002年3月31日までとなっているので、 体験してみたい方はお早めに。

オマケ : そのうちJR川越線か山手線にも ACトレインというのができるかも。

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