ビキニに憤慨!
▲モドル
トップ
ビキニ!ビキニ!ビキニ!

僕のバイクには「ビキニカウル」というものがついていて先日「ビキニカウル同盟」というものに加盟しました。
高速走行中に風の抵抗を減らすためにバイク全体を抵抗の少なくなだらかに包み込む外装をフルカウルと言い、対して風の抵抗をバイクに対してではなく乗り手に対して減らすことを考えバイクの上部のみ外装で囲ったモノを水着のビキニにたとえて「ビキニカウル」と呼びます。
トコロで水着のビキニってなんでビキニって呼ぶの?まず水着を除いてビキニと言ったらビキニ諸島、ビキニ諸島と言ったら第五福竜丸アメリカの水爆実験!!
※1、どうもビキニという名称はこの辺から来ている気がするようなしないような・・偶然かな?と思っていたところビキニカウル同盟のページにちゃんとありました。

【 ビキニ・スタイル (bikini style) 】
ブラジャーとショーツのツーピース・スタイルで、身体を覆い隠す部分が極端に少ない水着のこと。50年代に出現し、その露出度が話題をよんだが、今では水着の基本型のひとつとなっている。戦後、46年に北太平洋のビキニ島で原爆実験が行なわれ、その強烈な印象を水着のショック度にたとえて、ビキニの名前が使われるようになった。

ムム!アメリカジンめ!!よくも恥ずかし気もなくそんな不謹慎な名前つけられるもんだ!!アメリカ嫌い爆発。
もっと掘り下げて調べてみることにしました。

ネットで検索してみるといろいろ出てきます、どのページでもだいたい「ビキニ=ビキニ諸島の原爆実験」のようで僕がまとめてみると以下のようになります。

 ビキニとは1946年フランスはパリ、下着会社に勤めている母親の手伝いをしていた自動車エンジニアのルイ・レアール(ルイ・リード?)が考案した水着のデザインで、ネーミングに悩んでいたルイ・レアールは、7月1日アメリカがビキニ環礁で行った核実験
※2に対する各国マスコミの報道に世界中が蜂の巣をつついたような騒ぎに、下着に色を付けただけのこの水着のショッキングな印象を結びつけ「ビキニ」と名付け4日後の7月5日にパリのプール「Molitor Pool」にて発表を行った。
 しかし過激すぎたそのデザインに当時着用されることはなく(発表時のモデルはヌードダンサーに依頼していた)1950年に日本にもビキニ水着が販売されるも当然売れることもなく、アメリカでは1960年代前半まで公共の場でビキニを着る事は禁止されていた。
実際ビキニが一般に普及したのは1970年以降のことである。

・・・あれ?ビキニ作ったのアメリカじゃないんだ・・てかむしろ消極的だし(汗


ごめんアメリカ、勘違いだったよ。


でもネーミングが不謹慎なことにかわりはなく日本人の僕としては(ゴメンねビキニ諸島)この水着が「ナガサキ」や「ヒロシマ」にならなくてほんと良かったな〜とか思ったり思わなかったりしました。



※1 1954年3月1日中部太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験は史上最大の水爆「ブラボ−」(なんだよブラボーって)を爆発させるもので、実に広島原爆の1,000倍の威力を持つ水爆だった、 周辺海域では第五福龍丸をはじめとした操業中の日本漁船1,000隻以上が被爆、でもそれ以上に被害を受けたのはその海域に点在する島の人たちだったんだよね〜。

※2 長崎への原爆投下一年後の1946年7月1日ビキニ環礁でアメリカは史上4番目の原爆を爆発させた、以後アメリカは13年間に66回におよぶ核実験をビキニ・エニウェトクの二カ所の環礁で行った。

(c)2002-2003 t.hayashi All rights reserved.