プロフィール in 1998

硝子の指輪の作者&Glass Art Room 店主の池田千登勢です

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Glass Art Room の池田千登勢です。

硝子の質感が大好きです。指輪にすると、いつも見ていられるので

溶けた硝子をちいさな指輪にしています。

プロフィールというと何を書くものなのかなー。もともとはプロダクトデザイナーです。

工学部出身。情報通新機器のコンセプト開発、

いろんな人に使いやすい製品を作るための活動、

ユニバーサルデザインをテーマにした研究プロジェクトなどを企業で行っています。

昔のこと。企業で働き初めて3年くらいかな、奨学金をとりまして、

アメリカに研究員として渡り、

シカゴの大学で暮らしていたこともあります。

そこで出会ったひとと3ヶ月で結婚し、帰国。

その直後企業派遣留学生として単身ロンドンに渡り、経営学修士(MBA)をとりました。

こう書くとすごく勉強かのようですが、実際はかなり

なまけものです。我慢強さが皆無です。

硝子に出会ったのはそのとき、ロンドンでなのです。

著名なパートドヴェールの作家に出会って以来、

ロンドンの美術館やギャラリーで現代グラスアートを見て歩く日々。

経営学とは関係ありませんでしたが、

いつか硝子工芸を始めよう、そう思ったものです。

 

これはこの夏、会社で勤務中に上司が撮ってくれた写真です。

ロンドンから帰ってからは海外宣伝、国際企業広告などを担当し、

その後出身元のプロダクトデザイン関係の部門に戻り、産学共同研究や

前述のユニバーサルデザイン活動などを行っています。

今、36歳です。子供は5歳。毎日がとても大切です。

  

硝子づくりは子供も寝静まった真夜中、ひとりの時間に作っています。

仕上げは週末の夜。

そんな感じなのでほんとにみなさんをお待たせしてしまうんですけど、ひとつひとつ、

心からきれいなものを作ろう、と思いながらおつくりしています。

 

来年になると、東京の吉祥寺に小さな家ができます。ほんとに小さいのですが、

その新居の一室を工房にする予定です。夏か秋にはできあがる予定。

お客様に週末遊びにきていただいて、

その場でいっしょにデザインし硝子の指輪を作ったり、

私が個人的趣味でときどきつくる和菓子や洋菓子を食べていただいたり、というような、

いいかげんな趣旨のオープンアトリエをしてみたいなと思っています。

お近くの方、来てくださいますか?また、硝子の指輪を作ってみたい、という方の

お問い合わせをよくいただくのですが、希望者が多ければ、ワークショップなども

開いてみたいなと思ってます。


これからやってみたいこと。いっぱいあるのですが、硝子の指輪関係では

パートドヴェールの指輪を作りたいです。

また、異素材と組み合わせた指輪も作ってみたいです。

もっと細かい模様のはいった、蜻蛉玉の技法を活かしたもの、

サンドブラストを使った彫刻のあるもの、

銀粘土を使ったパーツと組んだものもつくってみたいです。

もうひとつ、サイトのほうに、とってもきれいな水彩画を紹介したいと思っています。

ある油絵の作家が自分の楽しみとして描いているものなのですが、

色がとても美しいのです。

硝子と水彩画ってとても感覚的に近いものがあると思うのです。

ほっとして、なごめる、透明な色彩。そのうち、水彩画のコーナーを作って、

これもオーダーメイドできるようにしたいなと思っています。

抽象画が主ですが、猫をモチーフにしたものもかわいいです。

それにしても綺麗な風景ってたくさんありますね。

夜明けの街は、こんなグレーな東京でさえもとてもきれいです。

青紫のトーンからだんだん明るくなって、さいしょに赤っぽい

朝日が建物の東側にいっせいにあたるところはほんとうに

絵みたいです。NYもロンドンも、夜明けの街はきれいでした。

 

色にも興味があります。

色の持つ意味や心理に与える影響は

とても奥深いものがあるのです。いつかもっと深めてみたいエリアです。

 

独り言のプロフィールでした。よかったらお便りくださいね。

お待ちしています。

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