冬はブレーキフルード交換の季節です。確かブレーキフルードは水分と混ざりやすく、水分を多く含んだフルードは気泡が発生しやすくなるので、交換は湿気の多い夏より冬のほうが適していると雑誌の記事で読んだ記憶がある。
ブレーキフルードの交換間隔はよく知らないけど、僕の場合は走行距離に関係なく毎年冬にやっています。
ブレーキは重要保安部品なので、自己責任の元、細心の注意を払って行ってください(規制が緩和される前は個人で作業をした場合、検査を受ける必要があったくらいです)。
最初にブレーキキャリパーのブリーダー(フルード取り出し口)にメガネレンチをかましてフルードを抜くためのホースを取り付ける。蛇口と同じようにブリーダーを緩めるとフルードが出てくる仕組みなので、レンチをコック代わりに使うためです。取り出し口のボルトは緩めるのでそのことを考えて(反時計回りに動かせるように)レンチの位置を決めるようにする。ホースの先には古いオイルを受ける容器を置きます。
大体レンチは8mmか10mm、ホースは内径3mmでできる・・・はず。ホースはフルードの状態を見るため透明なものを使用する。
バイクをなるべく水平に立ててリザーバータンクの蓋を開ける。蓋についたフルードは当然きれいにして、ダイアフラムの状態もチェックする。フルードは塗装を侵すのでこぼさないように車体が安定した状態かリザーバータンクの周りにウエスを巻くなどしておく。覗き窓から見るよりだいぶ汚れていました(末尾の左の写真)。
リザーバータンクから、古いフルードを抜く。オイラーやシャンプーなどのボトルのポンプなどを使えば楽だけど、ストローで十分。ストローの場合、勢い余って飲み込まないように。フルードが非常に身体に悪いことを確信できるほど苦いです。
汚れが底に溜まっているようであればウエスや綿棒で拭く。このときマスターシリンダーに至る穴まで拭いてしまうと、ホースやマスターシリンダーにエアが混入しかねないので気をつけるようにする。
古いフルードをタンクから抜いたら、新しいフルードを入れる。ブレーキホース・キャリパ内のフルードは以下の手順で抜く。
1.ブレーキレバーを握る。
2.ブリーダーを一瞬緩めるて、締める(緩めている間フルードが出てくる)。
3.ブレーキレバーを放す。
4.ホースから新しいフルードが出てくるまで1〜3を繰り返す
注意点としては常にリザーバータンクのをチェックして、フルードを切らさないようにすること。フルードが無い状態でブレーキを握ってしまうとリザーバータンクからエアが混入してしまう。また、ブリーダーを緩めた状態でブレーキレバーを放さないようにすること。レバーを放すとブレーキ内の圧力が下がるため、ブリーダーから吸う力が働いてエアが混入してしまうことがある。エア抜きは結構面倒な作業です、わかりにくいですから。
Wディスクのバイクの場合は当然左右のキャリパーで同じ作業を行います。
フルードの交換が終わったら、フルードを規定量にあわせてリザーバータンクの蓋をする。パッドが減っていて、すぐに交換するのがわかっているときは多少規定量より少なめにしておくのも手です。パッドを新品に交換したときにピストンが押し戻されてフルードの油面が上がる。規定量フルードが入れてある場合、フルードを抜かないと新しいパッドが入らないこともあります。
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