ハブダンパーの交換


 同型に乗るY2さんからハブダンパー(部品名:アブソーバ,リアショックハブ)の値段を教えてもらってからこっちも交換時期かと思っていたが、ある日チェーンを掃除したらがたつきが見られたので(乗ってても気付かない辺りが僕のレベルだ)交換することにした。ちなみにY2さんが交換してから約半年後になるんだけど、部品の値段が20円上がってました。

ばらしたところ

 交換作業はリアホイールを外してしまえばドライブスプロケット(+マウンティングドラム)を引っこ抜くだけなので大したことは無いが、そのリアホイールを外すってのがカタナの場合重くて大変。リアホイールの外し方は以下のとおり。

  1. センタースタンドを立てる前にアクスルナット他のボルトを緩めておく。
  2. チェーンケースを外す。
  3. スイングアームに(リア)ブレーキを固定しているボルトを外す。
  4. リアショックの上部のボルトを外して、ショックをフリーにする。
  5. アクスルナットを引き抜いてチェーンを外してリアホイールを外す。
古いハブダンパー

 めでたくホイールが外れたら、先に書いたようにスプロケット(をホールドしているドラム)を外せばハブダンパーが出てくるので全部外してしまう。見た感じ年月は感じされるがそれほど傷んでいるようには感じないけど、スプロケットがすぽっと外れてしまった時点でヘタってることがわかる。弾性のあるゴムだし、ここにかかる力はかなり大きいので見た目はあまり当てにならない。密封されているわけじゃないので、ハブを取り付ける部分には結構ゴミがたまってます。もちろん掃除。

 あらかじめゴムを保護する目的で薄くシリコングリスを塗ったあとウエスで拭いた新品のハブダンパーを取り付ける。ハブは全て同じなので取り付けは間違えようが無いけど、ホイールの穴(画像矢印)にハブの先が膨らんだ棒の部分をきっちり入れるのにちょっとコツが必要、と言ってもマイナスドライバーとプラハンがあれば傷をつけないように丁寧に押し込むだけですが。

 ハブダンパーが全部きっちりと入れたことを確認したら、スプロケットを取り付ける。交換後は外したときのようにすんなりとは嵌らないので、これまた根気良く嵌め込みましょう(上を入れたら下が外れるような状況になるけど短気を起こさないように…って僕だけか)。

 スプロケットを取り付けたら、分解したときと逆の手順でホイールを組む。ホイールが一寸でも傾いてるとアクスルシャフトが入らないけど、ホイールが垂直になるように維持するのは結構難儀。この場所が傾いでいるってのもあるけど、一寸ホイールを動かすとカラーが外れたりブレーキキャリパが動いたりするので。一番重要なアクスルナットの締め付けトルクは110N・mです。



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2005年 5月14日作成
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