美ヶ原とか


2005年 9月12日〜9月13日
天気晴朗
ビーナスラインにて

 9月12日

 10時過ぎに出発。外環から関越道へ。そこそこ流れていたので流れに乗ってぼんやり走り、松井田妙義ICで降りる。風は乾いているものの非常に暑い。昼で混んでいるおぎのやを横目に碓氷バイパスへ。相変わらず気持ちのいいワインディングだ。

寒い?
刀屋とカタナ

 軽井沢へ下りて浅間山とご対面。このルートで何十回も長野方面に来ているけど、こうして浅間を見るとツーリングしてるなぁという気になる。R18から浅間サンライン、千曲川の段丘上を快走。上田市街に入り刀屋を目指す。友人が住んでいるおかげで大体の地理は把握しているが、一発では行けなかった。午後2時過ぎだけど店は満員。とはいえ一人なので待たずに席につき普通のもりそば(600円)をたのむ。ここのそばの量はこの日夕食を食べる必要がなかったほど多く、美味い。

 数年ぶりの刀屋のそばを堪能して、松本を目指して松本街道(R143)を西へ。集落を抜けると、ひんやりとした山の気が漂い始める。峠を上り、バックミラーに浅間の頭を眺めながら走る。始めは2車線だけど、すぐに1〜1.5車線の道になる。青木峠の東側は森の中、西側は尾根の肩を通るので松本側のほうが展望があって楽しい。保福寺川まで来ると幅広の2車線になり、のんびり走る。


 浅間温泉で今日泊まるユースの場所を確認したあと、そのまま松本市街へ城を見に行く。つつがなく松本城に着き、外周を歩いて写真を撮る。もう7、8年前とはいえ一応中に入って歩き回ったことがあるので今回は外から眺めただけで済ませた。

国宝っすよ
松本城

 日も傾き始めたのでYHへ。夜の松本城の写真が撮りたくて、ライトアップされているか聞いてみるとしてないとの事。そのつもりで持ってきた三脚が無駄になってしまった。今日の泊り客は自分と外国人の2人組みのみで、風呂は立てないと言われたので近所の温泉へ行く。町の共同湯のようなところで200円と安いが、湯の温度も調整できない実に簡素な温泉。シャワーの湯が熱すぎて湯船につかる気がなくなって体だけ洗ってさっさと上がってしまった。朝は早く出たかったが、ペアレントがちゃんと施錠開錠をしているみたいなので妥協して6時を約す。

 まだ日が暮れていなかったので少し動こうかと思ったが、一度荷物を降ろしてしまうと急に疲れを感じて動く気がしなくなってしまったのであえなく就寝…したつもりが、熱が出てしまって一晩中ベットの上を転々として過ごす羽目に。

 9月12日

 外が明るくなってきた5時前に起きる。断続的には寝ていたので目は覚めてるが全身に熱を帯びているのが分かる。こういう状態は慣れてはいるが、悪い方に転ぶと数日寝込む羽目になるので越前まで行くのは諦めて今日一日で帰ることにする。支度を済ませてロビーに行き、早めに用意していてくれたペアレントに分かり難い美ヶ原林道への行き方を確認して、押し歩きで出発。30mほど先のコンビニで朝食を済ませてエンジンに火を入れる。

雲の上
王ヶ鼻から松本を見下す

 松本から美ヶ原へは美ヶ原林道という舗装林道を走る。ツーリング的にはメインルートだけど、一般的には所詮林道なので信号もない浅間温泉の細い道を抜けるので分かり難い。街を抜けるといきなり傾斜のきつい山道。山の西側をどんどん登り、平坦なところまで来ると木の間から朝日が指して来る。県道に合流して道も良くなり気分が盛り上がってくる。牧場の中を尾根沿いに開かれた、距離は短いが気持ちの良い道をかっ飛ばして美ヶ原高原へ。まだ人のいない駐車場にバイクを停め、息を切らせて王ヶ頭まで登って行くと太陽が雲に隠れてしまった。汗だくになりながら王ヶ鼻まで下って登り、息が整うのを待っているうちに日が差してきた。松本市や遠くに見える雲海などをフィルムに収め、遊歩道ではなく王ヶ頭の施設に繋がっている車道を降りると楽に駐車場まで出れた。

 県道を東に向かい、ビーナスラインへ突入。良いワインディングと天気と景色の中をとにかく走る。最高のコンディションにフルフェイスの下で思わず顔がニヤける。一気に白樺湖まで抜けてR152を南下して、R299で麦草峠に向かう。これまでほとんど車に遭わなかったが、R299の登りで観光バスの5連荘につかまる。黒煙を浴びせかけられ、歩くようなペースにエンジンも頭も熱くしながら抜けるタイミングを窺い、一台ずつ抜いて行く。バスで塞き止められていたからか、その先は前を塞がれることなく写真を撮ることも忘れて走り、気が付くとR141に。

 体調を考えると山越えして帰った方が良いと理性が言うが、なんとなく佐久の草笛に向かう。丁度昼時に店に着いてしまったのでしばらく待たされたが、涼しい店内で休めたおかげで少し体が楽になったので、もうひとっ走りしてから帰ることにして蕎麦を堪能する。ちなみに味は小諸、上田と全く同じだった。

よしよし
二度上峠からの浅間山

 R141〜浅間が良く見える県道137号を走り、軽井沢を抜けてR146から地味だが走りやすい県道54号、二度上峠から浅間山を見納めて、R406を走って高崎へ。ここで高速に乗ればよいのに、けち臭くR354で東北道まで行こうとか考えてしまったがこれが失敗。楽に走れていたので持っていた体が急に疲れを感じだして館林ICに着いた頃にはヘロヘロになってしまった。走りながらサインを送ってくれた刀会のカタナになんとなく元気付けられて無事に帰宅。

 帰って体重を量ったら57kg(-3kg)、その後三日間寝込みましたとさ。





[TOP PAGE]   [INDEX]


2005年10月 1日作成
Copyright 2005 うんにょ(e-mail:gunzy at fides dot dti dot ne dot jp)