カタナバカップ


2002年04月20日
ばるたんさん、写真どうもですぅ
初登場。へなちょこなWebMaster

 終電で帰宅し風呂で一汗流してから準備をして寝ないまま午前3時半に家を出る。2回目を迎えるCB地獄ミーティング&カタナバカップに参加するためだ。盗難対策のため知り合いの家に置かせてもらっているカタナ号をなるべく音を立てないように出して、表通りまで押し歩いて走行暖気で出発。
 外環に乗ったころには油温も50℃を越えていたのでアクセルを全開にする。川口JCTで東北道に進路を変え、カタナ馬鹿団の自走組みの待ち合わせの蓮田SAに4時30分頃到着。

 出発時刻の5時には全員集合して出発。いつもの調子で走り出したらあっという間に最後尾にされてしまった。置いて行かれないように必死に走ったせいか、どんどん目が覚めていく。上河内SAで小休止&給油を済ませて那須サーキットに向かう。予定通り7時に到着。

 車検の準備をしたり馬鹿団のヒトと話しているうちに一本目の走行時間になったので、あたふたとバイクに乗ってコースイン。
 1ヶ月前の車検で電装系のトラブルが見つかり走行会直前まで預けっぱなしでほとんど乗っていないので、転倒しないことを第一に無理をしないように走り出す。最初のうちは前を走るバイクをかわすタイミングを掴めなかったけど、思っていたほど「乗れていない」状態ではないようだったので少し気負ったペースで走る。
 だんだん調子に乗ってきたところでチェッカーが振られて、20分間の走行時間が終了した。

ピットロード
ここからコースイン

 一本目のベストタイムが前回の走行会の自己ベストとほぼ同じだったので、二本目はやや入れ込んで走り出す。
 もともとブレーキングは得意な方だけど、この日は特によくコントロールできて直線からのフルブレーキングではタイアを鳴かせる所まで握りこめた。もっともそっちに気を取られ過ぎて倒しこみのタイミングが遅れたり減速のし過ぎで立ち上がりに加速を乗せられなかったりと全体としてはあまりよくなかった(と、あとで反省)。
 自己ベストは更新したけど、目標には僅かに及ばなかった。あまりに遅いのでタイムは書きません。

 最後の三本目の走行は昼食後の眠気と徹夜の疲れが出てきて、集中力が途切れてしまった。疲れのせいか体に余計な力が入らずに楽にカタナを走らせることはできていたようだけど、これ以上は無理をしないで無事に帰れることを考えて抑えて走るようにした。
 それでもせっかくのサーキットなので流したりはしなかったが、20分がすごく長く感じた。

 僕の走行は全部終わったので保安部品を取り付けたり、セッティングに不満があって三本目の走行を見送ったチロさん(青森から自走で参加!)に色々と話を聞いたりしているうちに全部の走行が終わった。
 僕は東北道上りで帰宅する人達に付いて帰途に就く。上三河SAまでは一緒に走り、ここで一休みして解散。あとは気楽に帰るだけだと、給油して走り出す。

フレームアウトしてしまいました
馬鹿団の皆さんのカタナ

 しばらくしてからふとデジテンを見ると電圧が11Vを下回る値を示していた。電装には不具合があったけど修理してもらったばかりだし、きっとデジテンのケーブルか何かの接触が悪くなっているだけだろうと自分に言い聞かせて走りつづける。
 電圧は10〜11Vを行ったり来たりして、これが正しい電圧だとしたらバッテリーが充電されないで放電し続けていることになる。バッテリーが放電し尽くした時点で動かなくなってしまうので、とにかく行ける所まで行ってしまおうと考えていると耐えられない尿意に襲われて佐野SAに飛び込むことになってしまった。

 佐野SAでトイレを済ませ、バイク置き場に戻ると那須の走行会を見に行っていた750Sのヒトが話し掛けてきた。冗談で「電圧がやばいんですよ〜」などと言いながらセルを回すと、キュル、キュル、キュル、とまるでやる気の無い回り方でマジであせってしまう。
 あたふたしていると、真っ赤なカタナがSAに入ってきた。走行会の帰り際に挨拶だけしていたのでそれがカタナ会副会長のY氏だとわかっていたのであつかましくも現状を訴えて対策を相談する。

 とりあえず最悪の場合を考えて僕がバイク屋に引き取りの電話をしている間、Y氏が押しがけを試してみるもエンジンはかからず。色々と考えた結果、発電しなくても電装が死んでなければバッテリがあがるまでは走れる、ということでY氏のカタナのバッテリを僕のに取り付けて動くかどうか試してみることになった。
 バッテリを入れ替えてみると、セルが元気よく回りエンジンがかかった。電圧も通常の値を指している。何より外したバッテリを見てみると液がLowerレベルを下回っていた。
 これなら充電できれば走れるということで、SA内のスタンドでバッテリ液の補充と急速充電を頼む。この間、僕はバイクの状態を説明してバッテリの取り外しとかの作業をしただけで、対策はすべてY氏が考えてくれた。電装は苦手とは言え、いい加減10年近くバイクに乗っているのにこれでは一寸情けない。

 急速充電でも一時間ほどかかるんだけど、帰りも同じ方向だからと750のS氏もY氏も途中まで心配だから付き合ってくれるというので、充電が終わるまで一緒にラーメンを食べながらカタナ談義。
 僕はといえば申し訳ないやら有難いやらで感謝しっぱなしという感じ。Y氏曰く「バイク乗りは相身互い」とのことだけど、さすがに疲れきっていて夜9時を回ろうとしているのにここまで面倒を見ることはなかなかできないんじゃないかと思う。

 ちょうど一時間経ってからスタンドに行くと、液が無くなっていた事もあって危ぶまれていた充電もばっちり終わっていた。カタナに取り付けてセルを回すと、いつもと同じようにエンジンがかかり、電圧もアイドリングで13V程度を指している。
 安定しているようだったのでそのまま出発する。走行中におかしくなった場合にフォローできるように後ろを走ってくれているY氏とS氏にはややストレスに感じると思われるペースで淡々と走る。電圧は普段と同じ値を指してはいるけど、さすがに左側車線を外して走る気にはなれなかった。

 遅い時間になってしまったため、渋滞もなく浦和JCTに到着。ここから僕は外環三郷、Y氏は首都高方面、S氏は外環和光方面とバラバラになるけど、僕がバイクのほうは少なくとも帰宅するまでは走れる状態であることを説明してここで分かれることした。
 Y氏はサービス?してウィリーで発進。サーキットでも速かったし、あの位上手くカタナに乗れるようになりたいなぁと思う。S氏が出るのを見送ってから自分も出発。ここからならもう帰れるだろうと気楽に外環を流す。
 結局何のトラブルもなく帰宅。密度の高い一日だったけど、何よりY、S両氏の厚意には本当に感謝しています。


後日談

 その後、数回カタナに乗っているが電圧が下がる状況は現れず、バイク屋で電装を全部チェックしてもらったが異常は見つからなかった。バッテリ液の減少も2週間前にチェックしてLowerレベル以下になるのは普通では考えられないし、原因もわからないまま。
 結局現在も原因も有効な対策もできない状態でメーカーに問い合わせ中・・・遠出したくても気になってできない(涙)。



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2002年05月09日作成
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