8耐とか


2007年7月28日〜7月31日
伊勢湾を望む
伊勢志摩スカイラインから

 7月28日

 4時起床。半分寝たまま準備を済ませ5時に出発。予定通り首都高の渋滞を避けて1時間弱で東名へ。やや肌寒い中、淡々とカタナを走らせる。富士山の辺りで雲が厚くなるが、通り過ぎると空は晴れ、今度は暑くなってくる。十年以上前のマップルではまだ繋がってない伊勢湾岸道路へ。この道路、300km/hで走っても大丈夫そうな感じだが初めてなので大人しく走る。刈谷PAでカタナのグループと入れ違い(カタナ会の人たちだった)、スタンドで鈴鹿へのルートを尋ねると川越で下りた方が近いとのことだったので、トラックの多いR23を行く。暑くてTシャツ一枚になったがこれが失敗。普段全く陽にあたってない上に、関東が涼しかったため慣れない日差しと熱に体力を奪われる。

 昼過ぎに鈴鹿サーキットに到着。テントを張り、暑さにうだりながらカタナ会の人達とパレードを待つ。色々なイベントをやっているが動く気力が沸かない。

 3時にはパレードのスタート地点にバイクを移動させる。ここでもイベントがあったが、スーパーのベンチで僅かな時間だけど爆酔。18:30パレード開始。沿道に人が出ている市内を走ったり黄昏時のサーキットを一周したりするのでぐっとくる。多少睡眠をとったおかげかつつがなく走り終える。

 パレードを終えそのままテントサイトに戻り、会の人達と飲む。ほとんどの人が年上だし、もっと遠くから来ている人もいるのに元気で、そのタフさに圧倒される。僕はと言えば正直かなり眠かった。汗だくで気持ち悪かったが、風呂が混んでいて疲れもあり体を拭いただけで寝てしまう。

 7月29日

 暑くて5:30に起床。テントをたたむだけで汗だく。荷物をまとめたり、もう帰る人を見送ったり、以後使わないキャンプ道具を送ったり(クロネコヤマトがサーキットに出店してた)して時間を潰す。

 カタナ会の人と一緒にサーキットに向かい、出店なんかを回っているうちにはぐれる。だいぶ人も増え探すのは難儀そうだったのでそのままレース観戦。スプーンでスタートをみて、ほぼ全コースを歩き回っているうちに熱にやられ、3時間持たずにサーキットから出る。この間、1時間に1リットルの水分を補給していた。サーキットのゲート脇に出店していた赤福で赤福氷を食す。美味い、生き返る。

このまま最後まで行くとは…
スタート直後

 駐輪場に戻り、出発する支度をしていると、仙台まで帰る人が同じタイミングで戻ってきたので挨拶を交わす。今の自分には鈴鹿から仙台まで走る元気はない。K28で青山高原方向に向かうが、標識が少なく道がわからなくなる。とりあえず南に向かうようにしていたらR163に出たので西へ。走りやすい道で長野峠を越え、笠取山の傍を通る道で青山高原へ。こちらも良い道。発電用風車が生えている青山高原道路を快走し、R165で今日の宿の久居へ。

結構五月蠅い
風車とカタナ

 本当はもう少し走るか観戦するかの予定だったが、体がかなりヤバイことになっていたので無理せず明るいうちに宿に戻り、洗濯(2日間の汗でジーンズが酸っぱくなっていた)。しばらく水のシャワーを浴びて体を冷やし、寝る。

 7月30日

 5時過ぎに雷と雨が窓を叩く音で目覚める。予報通り朝から荒れた天気。まだ疲れも抜けてなかったので眠たら、次に目がさめたら8時前。旅先でこんな遅く目覚たことに我ながら驚いたが、起きて動き回っていると頭痛。暑さにやられたっぽい。さらに顔と腕が焼け過ぎで痛い。

 微妙な空模様だがとりあえず9時前に出発。昨日来た道を戻り、K28号から再度青山高原へ。相変わらず三重の県道は標識も少ないし、曖昧な分岐で狭い方の道が県道だったりとわかり難い。K512はこちらからの登りは割と普通の山道。寒いのでカッパを着て、今朝の雨で濡れた道路を押さえ気味に走る。昨日寄らなかった風力発電所の展望台から伊勢湾を見下ろすが曇りのため展望はあまり無く、昨日ここをパスしたことを少し悔やむ。

昨日見ておけば…!
曇天の青山高原

 R165に戻り今回の目的地である伊賀上津へ立ち寄る、と言ってももう寄る辺も無いので立ち寄っただけだが。このあたりからたまに日が差すようになり、気温が上がる。青山町駅まで西に進み、K39で南下。すぐに道がわからなくなりとりあえず南の道を選んで何とかK691でK39に復帰。K39とK755の交差点は普通に通ったら林道の交差点にしか見えない。K15〜K666でK43に出て伊勢本街道を通る。伊勢本街道よりはK666の方が面白かった。

隙間が広すぎて渡れず
途中で見つけた沈下橋

 一部舗装林道みたいだけど、それ以外は走りやすいR368を東に向かい、時間省略のため勢和多気から玉城まで伊勢自動車道を走る。手持ちの地図にはジャンクションなんて無かったので進入で間違えそうになった(名古屋と伊勢が同じ方面にあったので混乱した)。海に向かってるとは思えないK169のワインディングを楽しみ、海岸線からR360へ。海岸線が入り組んで道路がやや奥にあるため、いまいち外海の海岸線を走っている気がしない。東へ向かい、大王崎へ。曇っていたので景色は物足りないが、そのかわり涼しく今の体調ではこの方が良さそうだ。

やや曇り気味
大王崎の灯台

 K61を北上するつもりだったがまたしても道がわからず着た道に戻ってしまい、仕方なくパールロードで北上。古いマップルでは有料道路だがすでに無料化された高速県道。しかし南からはK47に出れず、ゴルフコースの分岐でUターンして人気のないK47を西へ向かう。伊雑宮に参拝し、内宮を目指す。途中ぱらぱら降ったのでカッパを着たが空振り。

とにかく杉と楠がでかい
神宮の杜

 二度目の赤福氷を狙ったが内宮着が5時を回っていたので既に閉店。無念。五十鈴川は見た目は涼しげだが水は温かった。社叢には大きな木が多く、伊勢神宮の杜に入ると不思議な感じがする。下乗はベビーカーの子供にも適用されると思うんだが。お参りを済ませ、伊勢市内の宿へ。大浴場のあるビジネスホテルだったが、日に焼けた肌が痛くて入れなかった。

 7月31日

感動した
スカイラインから東方を

 朝起きると日焼けで赤ら顔。7時に宿を出発し、伊勢志摩スカイラインへ。こういう極上のワインディングは他の車の少ない朝駆けに限る。道はもちろん、快晴の夏空の下の伊勢湾が最高。一度も他の車に前を塞がれることなく走り抜け、鳥羽へ。

 鳥羽にも赤福があり店自体は8時からやっているが赤福氷は9時からで20分ほど早かった。店員のおねーさんに「9時になったらまた来ます」と告げ、伊勢湾フェリーのりばで運行状況と最低どのくらい前に来れば良いのか確認して(バイクを先に積むので車を積む15分前には手続きを終える必要有り)、9時丁度に再び赤福に戻る。おねーさんやや苦笑。

こんな朝っぱらには誰も居ません
赤福店内

 赤福氷を堪能し、次のフェリー(10:30)まで時間があるのでパールロードを少し走る。既に車が増えて自分のペースでは走れなかったが、景色も道も良い。K47〜R167で再び鳥羽に戻りフェリーに乗船。1時間程度の航路は周囲に島があり伊勢湾は船も多く周りを眺めているだけで飽きずにいられる。

 伊良湖岬からR42を東に向かう。岬付近は景色も良いが、後は延々と退屈な一本道。畑が多いせいか風が熱い。浜名バイパス〜R150を走り、茶畑の丘を通るK242で北上。道としては特に言うこともないが、一面の茶畑は一見の価値あり。ちなみにR150をも少し行くと御前崎だけど、余り面白かった記憶が無いのでパス。そういえば御前崎YHにも泊まったことがあるが、あれから10年経っているんだ。

天気晴朗なれど波高し
伊良湖岬手前

 やや時間が早いが首都高の渋滞は避けたいので、相良牧之原ICから東名に入りひたすら走る。首都高ではC3〜C1の途中まで渋滞に巻き込まれたが、後はスムーズに進み無事に帰宅。

今回の走行距離:1,223km



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2007年 8月 6日作成   2007年 8月 8日更新
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