丸沼から日光白根山

日時;平成14年1月17日(金・夜発)〜19日(日)

メンバー;倉林・長谷川・高橋(真)・源水・柳下・宮内

 

 

17日の夜、横浜駅東口に集合して、源水車と柳下車で丸沼高原へ向う。

行きは、源水車はいつも通り首都高速・外環・関越のルートを採り、柳下車は第三京浜・環八・関越のルートを採って、時間にどの程度差がでるか分かれて走ってみた。結果は高坂PAに20分後れで柳下車到着。料金の差が片道1500円。丸沼手前のドライブインでテント仮眠。

1日目の行程

ドライブインから丸沼へ移動。ゴンドラに乗って2000m地点へ。

8時40分、降り場を出発。天候は晴れ。気温−6℃。すっきりとした青空。今日も気持ちよい山行になりそうだ。最初は樹林帯の中を歩く。薄っすらとトレースがあるので楽チンに歩けた。2100m付近で休息すると正面に白根のどっしり山容が現れた。観光パンフレットの写真と同じ構図。一息ついたのち出発。しばらく平らな所を歩く。尾根を登り始めてから雪山に来た雰囲気になる。樹林帯を出ると岩場が鎮座した場所に行き付く。頂上へ行くルートはひとつ隣の尾根らしい。標識が見えた。休息後、そちらへ移動。そこには雪がしっかりあり膝下までのラッセル。抜けるとちょっと卑らしいガレ場をトラバースしたりして、頂上へ。
頂上には誰もいない。360度の展望。気温は±0℃。風あり。自分は弥陀が池と五色沼の位置を取り違えた。五色沼への雪面は気持ちの良い斜面で、思い思いに歩いたり、シリセードしたりした。
天幕場は、リーダー倉林君の了解得ずに、いい雰囲気な樹林帯の中にしてしまった。テント設営後は、外で休息。天気が良く、気持ちよい。日溜まり山行というか雪上ピクニックに来た気分だ。「このような日に新人が参加したら、雪山の虜になるね!」と会話出るくらい、寛げる雰囲気を味わった。白根の斜面にはトレースやシリセードのあとが見える。周りを山に囲まれているためか風も無い。夜、外は満天の星空。木立に葉がないのが良く、星光に白根が浮かび、フクロウの鳴き声がしても不思議でない、野生動物の息遣いが聞こえてくるような空気が、纏わり付いていた。

2日目

今日も天気が良い。出発時の気温−8℃。テントは結露していなかった。風がないせいか、あまり寒くない。しかし、頭が少し重い。五色沼は、中心部分を除いて凍っているようだ。沼の部分を歩く。時々「パリ」「ピシ」という音がして冷やりとする。前白根の横から太陽が顔を出した。ちょっとしたダイヤモンドダストの様相を呈した。
その風景を見た瞬間、目眩がした。貧血状態のようである。前々日からの風邪のせいか。足がふらつき、呼吸が荒くなる。弥陀が池までの歩きが辛かった。目の前が真っ暗にならないように注意しつつ歩く。ゆっくりゆっくりと。最近、「亜鉛や鉄分を含む食べ物を採っていなかったからかな」と思いながら池に到着。弥陀が池部分は太陽に照らされていて、気温計は+8℃を指していた。信じられない。時間を取って休憩したため、気分が良くなった。このあと、六地蔵へむかう。樹林帯の中に六地蔵はあった。雪に埋まっているらしい。さっそく掘り出すことにした。が、なかなか地蔵は現れてこない。冷静になって見ると足元ですでに1mほど積雪である。掘っていると地蔵を納めている小屋?箱?の屋根が出てきた。ここから先、リーダーが一人頑張って掘る。すべては無理だったが、一部潜り込んで拝むことが出来た。最後はスキー場の中を歩いて降りた。シーズン中に、スキー場を歩いて降りるのは始めてだったので、良い経験ができました。

合宿以降、山行は、すべて天気に恵まれている。今週末からの雪訓はどうだろうか。予報はあまりよくない。少しくらい悪い方が訓練になるかもしれない。

コース及びタイム(文;宮内)

1月18日
丸沼高原ゴンドラ降り場8:40→2100m付近9:35、9:45→2450m付近10:35、10:45
→山頂12:25、12:45→五色沼避難小屋近くの樹林帯(天幕場)13:15

1月19日
天幕場7:30→五色沼7:50→弥陀が池8:30,9:10→六地蔵10:15,10:45→丸沼スキー場11:45