荒川三山から赤石岳

日  時;2003年10月10日(夜)〜13日

メンバー;L宮内、源水、長谷川、渡辺

今年の冬合宿で赤石岳へ行く予定なので、下見を兼ねて山行を計画した。

10日の夜に畑薙ダムまで入った。

11日
東海フォレストの送迎バスの始発が9:10なので7時頃一度起きたが、8時ごろ起きればいいだろうとテントで横になっているとバスを音がする。その上、他の登山者の声が聞こえる。臨時が出るようである。急いで起きだして運転手に聞くと人数(定員28名)揃ったら出発するという。慌ててテントを片付けてバスに乗り込む。7時半発。椹島まで約1時間。
バスを降りた後、パッキングして朝食と用足し。
9時に椹島を出発。今日は千枚小屋までの行程。曇り空の中を歩く。あまり高度を稼ぐような気がしない道のり。木々は針葉樹と広葉樹が適度に入り混じっていて気持ちよい。が、惜しむらくはこの曇り空。途中の見晴台からは小赤石岳に赤石小屋。荒川小屋付近が見えた。紅葉よりも黄葉が多くを占めていた。午後2時ごろに千枚小屋に到着。きれいな小屋である。今日は素泊まり。別館と称される小屋に泊まる。夜になれば電気が点るし、中々快適であった。この小屋には我々含めて18名ほどが利用した。

12日
4時半に起床。数パーティが4時前から起きだしていた。この日も曇り空。赤石小屋まで行く行程である。最初は千枚岳への登り、左手に山頂方面を見ながら回り込むように登る。稜線にでると風がある。北のほうには塩見岳が見える。蝙蝠尾根が大きい。赤石はガスの中。この後は景色全体がガスの中に入り、黙々と歩く。荒川三山の歩きは南側斜面がガレていて、北側は木々が生えている。冬季はガレ側に要注意か?前岳・荒川小屋分岐からは登山道が東側斜面を通っているので風の影響を受けなくなる。冬季は尾根沿いに歩くので影響をモロに受けそうだ。荒川小屋から見える小赤石岳からの尾根と荒川中岳からの尾根の木々が赤・黄に色づいていてきれいだ。ここから左右の尾根に挟まれた富士山が望めるが生憎の空・・残念。
再び尾根へ出る。西側からの風が強い。ガスが水滴を多く含むようになる。浮遊する水滴が風によって体に打ちつける。右半身が濡れる。睫毛も右側だけに水滴がつく。景色など望むべくもない。小赤石岳への登りあたりから腰の筋肉が張ってつらい。何とか越える。赤石小屋への分岐で荷物を置いて赤石岳へ。山頂もガスの中。分岐からは小屋へ下る。約1年前の骨折以降、山の下りが辛い。右足だけ下りに使う筋力が戻らないようだ。左右のバランスが悪い。他メンバーから遅れるがあせっても仕方がないのでマイペースで歩く。天場には1張りあるのみ。今日はテント泊なので受付をして、設営後、時間も早いので昼寝をした。夜、寝る前に外に出ると星空が出ていた。夜半、風が強く、雨音も強かったようだ。真ん中にいた女性二人はあまり寝むれなかったようである。というのは翌日そのような話をしていたからであって、自分はぐっすり眠っていて知らない。

13日
 朝方は晴れ間も出ていた。赤石小屋付近から振り返ると小赤石岳への尾根が見えた。冬季ルートである。遠めには立っているようには見えない尾根だった。
 今日もひたすら下る・・辛い。一人遅れて歩く。木々の間から聖東尾根や千枚岳方面の尾根が見える。登山道は木の根が出ていて滑りやすい。だらだらと下りながら先行していた登山者を追い抜いていく。数えると14人ほど。やった・・臨時送迎バスが出るかもしれない。定時は8時10分のあとは12時半だったからだ。20人越えれば臨時が出るだろうと思っていた。臨時は出た。10時20分に椹島を出発。このころから大雨となる。聖沢登山口や畑薙大吊橋から先は、雨の中を歩く登山者をバスが抜いていく。終点のダムも大雨。急いで車に乗り込み、温泉へ移動。赤石温泉。料金を取らない。したがって混んでいる。お湯はぬるめで気持ちよい。いつまでも入っていたい温泉である。再び車中の人となるが雨脚は強いまま。三峰落合線という道路を走り、腰越という集落付近から青空が出てきた。途端に暑くなる。清水でお鮨を食べて渋滞の東名高速に乗って帰浜した。

<行動時間>

11日
椹島9:00→小石下の先10:10→見晴台11:10→千枚小屋14:00

12日
小屋5:35→千枚岳6:15→前岳・荒川小屋分岐8:15→荒川小屋9:05→小赤石岳10:55→赤石小屋方面分岐11:05→赤石岳往復→分岐11:30→赤石小屋13:10

13日
小屋6:55→椹島8:55

交通
(金額)
6000円(車;一人当たり)
その他
(金額)
 
地図
(エアリア)
聖・赤石岳
地形図
赤石岳
温泉
赤石温泉(無料)
土産
 
その他
天気図(10月11日10月12日10月13日