両神山・金山沢右俣遡行〜左俣下降

日 時;2003年11月22日(夜発)〜23日

メンバー;L宮内、伊沢

今年最後の沢ということで金山沢へ行った。
22日夜に南林間の駅を22時に出発して1時半頃に落合橋に到着。車の中で仮眠。空は満天の星空だった。

23日
6時過ぎに起床。ハイカーの車が来た。準備して金山沢右俣へ・・水量はさほど多くない。当たり前だが落ち葉が多い。金山沢は両神山の西側にあるので陽が当らない。寒気が入ったので結構寒い。なぜか水流の中も外も異様に滑る。乾いているように見えるナメ部分をよくよく見ると薄く氷が張っている。ツララもあるぞ!とにかく慎重に歩を進める。大ナメを歩けるのか?と話しをしてしまう。それでも順調に行って、最後の滝に出くわす。大ナメ手前にある6〜7mの滝である。左側がいけそうなので突っ込んでいくとフリクションが効かない。落ち葉の下は薄氷が張っているし避けるとホールドスタンスがない。仕方なく下りて右側から登る。小さなスタンスを拾って上へ出る。すこし進むと大ナメに到着。ここは中々快適であった。1660m付近に突き上げるルートを取って遡行する。稜線に近づくにしたがって青空と木々に当る太陽光線がいとおしい。天国である登山道へ急ぎたいのだが詰めの斜面も落ち葉で滑りやすく、霜柱があちこちに出現していた。やっとの思いで到着。木々の間から周りの山々が見える。頭上は雲ひとつない快晴。両神山山頂へ向かう。山頂からは360度の展望。浅間山と八ヶ岳には雪がない。遠く北アルプスが見える。甲武信方面は雲がかかっている。西上州方面の山肌には紅葉の名残がある。始めてきたのでゆったりとしたかったが、どんどん登山者がくるので腰をあげる。
ここから八丁峠へ向かう。鎖場のあるルートである。沢と違って登山道は暑い。途中の風穴から左俣へ降り始める。落ち葉の斜面を下ると沢に出る。最初はゴーロ。やがて80mほどのナメが出てくる。凍っていて滑るのではないかと危惧していたが徒労に終わった。しかし、水流の近くは凍っているし、落ちている木の枝は氷に覆われていた。途中にある2段12mの滝は左岸から懸垂下降。最後の8mの滝も左岸から懸垂で降りた。最後にナメを歩いて朝出発した橋に戻った。今シーズン締めのお気軽1級の沢遡行を目論んでいたが、なめたらアカンよという沢でありました。

<行動記録>
23日
落合橋7:30→大ナメ手前8:30→両神山山頂10:00〜10:30→東岳11:00
→風穴11:30→落合橋13:15

交通
(金額)
車(一人当たり4650円)
その他
(金額)
大滝温泉(600円)
地図
(エアリア)
奥秩父2
地形図
両神山
温泉
大滝温泉・遊湯館
土産
 
その他
天気図 (11月23日)