霞沢岳

日  時;2004年5月2日〜3日
メンバー;L岡田、鈴木、柳原、ゲル(シェルパ族)、宮内

非常に雪の少ない霞沢岳に行ってきた。お金の無い自分に対して岡田さんから声を掛けていただき、今回の山行となった。(下山後に結構飲み食いしてしまったので、予算オーバーだった)
大阪から来る柳原さんと2日の朝に合流し、上高地から歩く。道にはまったく雪が無い。稜線に出ても所々夏道が出ていて、残雪期の山に来ている気分にならない。途中で単独行の登山者に出会った。上高地にテントを張って、八右門沢から霞沢岳に登頂してきたと言っていた。最短ルートで行けるらしかった。天気は快晴で明神岳や稜線に出てからは前穂から西穂高の稜線や常念岳方面が見えた。徳本峠小屋へ向かう登山者が多い、小屋から霞沢岳へピストンするようであった。JPの先に進んでからは、テントが張れそうなところを探しながら歩いた。天候は崩れるほうに動いていたが、今宵の宿と決めたテント場は風が吹き抜けることも無く暖かな一日を過ごすことができた。
夜、テント内で柳原さんのヒマラヤ話が面白く楽しかった。

朝起きると昨日とは一変して曇り空。テントを撤収してから霞沢岳に向かう。当初は単独行の人から聞いた八右門沢を下降する予定だった。途中まで穏やかなアップダウンが続く。白沢の先で柳原さんと鈴木さんが待つことになり、残りの3人は空身で霞沢岳へ向かった。ルート上にいやらしいところは無く問題なく歩けた。ただ雪が少ない。山頂には小さな標識のみ。ガスで展望は無かったが、家でおとなしくしていようと思ったGWに山へ行けてよかったと思った。予定を変えて行きに歩いたコースを戻ることにした。途中、徳本峠小屋に寄った。岡田さんが昨年から遭難者の捜索の手伝いで小屋を利用していたらしい。そのためか小屋の今川さんからビールを頂き、簡単なお昼までご馳走になり(美味しくてご飯を御代わりしてしまった)、長っ尻になり気分もよくなり小屋に泊まってもいいかなと金も無いのに思ってしまった。雨具もストーブで乾かせていただき有り難かった。酔った勢いで小屋から雪を蹴散らして駆け下りた。ゲルはシェルパ族だけあって脚力は抜群だった。本気で歩かれたらまったく追いつかない。

行動記録
2日(晴れ)
 上高地8:40→稜線11:40→JP13:30→テント場14:45

3日(曇りのち雨)
 テント場5:45→霞沢岳8:00〜8:05→徳本峠12:30〜13:15→明神13:40〜14:00→上高地14:55