片品川・北岐沢遡行〜猿沢下降

日  時;2004年6月25日(夜発)〜27日(夜行1泊2日)
メンバー;L宮内、渡邊(要)、平井、西、金田、溝越、蒲原

沢登りをしてみたいという溝越君でも行けそうな沢ということで、尾瀬にある北岐沢に行ってきた。直前まで鎌倉は天気が悪く、山行は予定通りできるかな?と考えていたが週末予報が悪くないほうへ変わりつつあったので行くことにした。前日、大清水の駐車場で仮眠。

26日
朝、起きてみると所々に青空が見えていた。入渓地点まで林道を歩く。1時間半ほどで到着。装備を付けていると雨が降ってきた。沢へは笹薮を分け入って下りる。沢水はきれいで期待が持てた。ゴーロとナメが適度に現れて、歩きやすく手ごわい滝も無く、釜の深さも膝程度で問題なかった。みんなが好きなところを楽しく歩いていた。初心者にはお勧めであった。溝越君は「あまり濡れないように行こう」と遡行開始までは言っていたが、いざ始まるとバシャバシャ行くほうが楽しいということを感じたらしく積極的に歩いていた。蒲原さんは滝という滝を水線沿いに行こうとしていた。濡れと寒さの苦手な渡邊さんも問題なく行けていたようであった。平井君とは始めて一緒に沢へ行ったが淡々と足運びよく歩いていて問題なかった。金田さんも今シーズン2回目ということもあって不安そうな顔も出さず楽しんでいた?ようであった。雨もあがり青空も出たりしてますます気分よく歩いていると大滝に着いた。西さんのペースがよくて、思ったより早く到着した。滝は水量もあり立派だった。右側のルンゼっぽい所が登れそうであったが人数もいて時間がかかるかもしれないと思ったので、少し戻ってから高巻いた。大滝の上からはのんびりと進む。BPポイントが少ないようなことが記録等に書かれていたが探してみると結構あった。二俣まで行ったその先の左岸にゆったりと泊まれる場所があったので今日の行動は終わりとした。ブルーシートを張り、焚き木を集めて14時過ぎから焚き火を起こした。少ないお酒を飲みながら、各自用意したつまみを焚き火で作って食べながら過ごした。BPに着いてからは、ほとんど雨らしい雨は降らなかった。

27日
朝起きると青空が少し覗いていた。焚き火を起こしてゴハンを食べ、撤収して出発。朝一番の水もあまり冷たくない。大きく右に迂回する二俣あたりから水量が少なくなり終わりが近づいていることが感じられた。左俣が本流と思われるが小松湿原へ向かうため右俣を遡行した。湿原へ向かう沢にはタラの木が多かった。芽吹きの時期に採りに来る人が多いのかトゲトゲであった。
小松湿原は小さい湿原だった。水芭蕉は終わっていてコバイケイソウが咲いていた。湿原からは藪を避けるように左側から巻き気味に歩いて登山道に出た。登山道を20分ほど歩いてから尾根沿いの樹林帯を下降して猿沢へ向かう。下降地点は少し分かりづらい。二俣付近から水が流れていた。苦労するような滝は無く。多少倒木があるが滑りやすくて歩きにくいということも無く、下降ルートしては登山道を大清水まで歩くより良いと思った。ただ、サンショウウオが所々で死んでいたのを見て「何故だろう?」と思った。
渡邊、平井以外のメンバーは中ノ岐沢へ竿を出すという西さんに付き合った。何箇所かで西さんが竿を出していたが魚影は見ても食いつかなかったようであった。中ノ岐沢を少し下降した。一箇所だけ8mほどの滝があり右岸側から巻き気味に下りた。やがて雨も降り出し時間も押していたので途中から林道に上がって、小淵沢近くで待っている渡邊、平井の下へ向かった。このころから雨は本降りになった。

戸倉で温泉に入り、夕食場所へ向かった。沼田駅近くの“山彦”へトンカツを食べに行った。日中に「大学生グループが食べに着たので人数分あるかどうか」と店主に言われてしまったが、何とか見繕っていただき、ヒレカツの方は少し安くしていただいた。味のほうはとても美味しくかつ大きい。ごはんは普通でも大盛りでも値段が一緒だった。西さんと蒲原さんはビールとつまみを頼んで飲んでいた。こちら方面へ来たときはまた寄りたい!ちなみにトンカツ定食は950円だった。仕舞い時間は19時。18時半に入り20時半まで寛いでしまった。閉店間際に来て遅くまで居てしまった。店には古い山渓が置いてあってみんなでまわし読みをした。

行動時間

26日(曇り時々小雨)
大清水7:00→入渓地点8:45→大滝10:10→二俣上BP13:10

27日(晴れのち雨)
BP6:50→登山道9:20→猿沢下降点10:00→林道12:20

交通
(金額)
5800円(車;一人当たり)
その他
(金額)
温泉代500円
地図
(エアリア)
尾瀬
地形図
川俣温泉、
温泉
食事
山彦(とんかつ定食950円)
その他
天気図(6月日