今シーズンはまだ沢に行っていない状態で他山岳会に移った方から「沢の企画があるけど来るか?」と言われ即答で「行きたい」と答えると色々と段取りしていただき、南会津にある硫黄沢に行ってきた。
9月16日
前日に会津まで移動。当初の予定では午前1時以降には飲まないで就寝と連絡があったが、着いてみるといそいそとアルコール類を出す。飲みながら、久しぶりの身にはきついかな?と思ったが、気持ちよさに負け4時ごろまで飲む。
6時に起床して、仮眠用のテントを片付け七入山荘まで移動。
自分以外はこざっぱりした新しい服装。自分はくたびれた上下。「服装から決めていかなきゃ!」のようなことを言われた。
下山地の御池に1台車を移動させ、8時に出発。
少し進むと硫黄沢に出会う。堰堤を右岸から越えて入渓。 リーダーが「俺は最後を歩くから宮内と○○さんは先頭を歩いて」と言っていたが、すぐに忘れたもようでトップを歩く。沢は滝が続き、小気味よく越えていく。所々で沢経験の少ないメンバーにお助けを出すくらいだった。 水量は多い感じがした。周囲もブナ林に囲まれた明るい沢だった。空も雲が多いなりに青空や日差しも時折差してきて気持ちよかった。沢はやっぱりいいなあと繰り返し思いながら足を流れに浸した。
1200m付近で左岸からきれいな2条の滝が出合っていた。ここで記念撮影。このあとに大滝15mが出てきた。右岸のルンゼを登る。トップで登りロープを固定。土が滑りやすいが難しいところはなかった。このあとも釜をヘツってから滝を登ったり、膝下くらいまで浸かり渡渉などがあった。最後の大滝10mでリーダーがトップで登る。スタンスホールドが脆いようで、「宮内。巻き道あるか見てみろ」と言われ左岸を巻いてみるが、思ったより滑りやすかった。結局自分以外は直登した。全員が登るのに時間がかかり少し体が冷えた。
この時点で正午くらい。白湯を飲んだりして先に進む。瀞ゴルジュが出てきて左岸をへつる。トップで行ったが、終わりまであと少しの地点で足の踏み変えをしようとしたときに落ちる。 冷たい水の中へ・・・・
がっかりしたが戻る。ニコニコとしながらラッコ泳ぎで戻ったので「余裕がありますね!」と言われ、変な意味で感心された。(照れ笑いだったのだが・・・・)
「経験浅い女性二人は絶対無理だな!」という話になり、左岸を巻き懸垂下降で沢に戻った。この後は滝の数も減り、源流の様相を示してきた。そろそろ飽きてきて左岸に沼山峠への道路が走っているので上がろうということになりクマザサとネマガリダケの軽い薮を抜けた。遡行終了が14時30分過ぎ、御池方面へ40分ほどのんびりと歩いて車に戻った。

滝その1

滝その2

大滝15m

終了後(遠くに見えるのが自分)
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