沼津アルプス

 

日  時;1999年4月4日

メンバー;L宮内、酒井、羽鳥、逸見、山本、土屋

 

春萌える季節。住んでいる町にも青葉の木々の中に桜が咲き、鳥の春を喜ぶさえずり。そのような時期に沼津へハイキングに行った。

 最高峰は鷲頭山で398m。6つの峰峰をとなぐルートでアップダウンの繰り返し、それも直登してそのあとは直下降。降雨後だと滑り転びそうな道。久しぶりの山歩きには、けっこうなおかずとなった。
 登山口までタクシーで移動し、八重坂峠から歩き始める。横山を過ぎて、徳倉山への急な登り。まっすぐ山頂へ登る。高低差は60mほど。山頂はちょっとした草原状で思わず横になってしまった。気持ちいい。晴れていれば西面には富士山が望めるところ。南には鷲頭山へ連なる尾根が見渡せる。天気はうす曇。晴れていれば汗だくの歩きになっていたはず。鷲頭山の山頂には桜の大木が満開で、その香りで辺りを包み込んでいた。
 富士山は後半の歩きで雲の上に頭を出したのを見ただけだった。
 道沿いにはスミレやタンポポ、山吹にシャガの花々が咲き誇っていた。そして、木々の緑と桜の淡いピンクのコントラストが美しい。さらに鳥たちのさえずり。何種類いたのだろうか。遠くに聞こえる町の喧騒(太鼓の練習や選挙カーの音など・・)と妙に調和していた。啄木鳥のドラミングも聞くことができた。
 下山後、沼津といえば「海」ということで駅付近にある鮨屋さんに入る。とてもおいしかった。
標高が低くてもすばらしい山が存在する。このような山との出会い求めていきたいと思った一日だった。