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つくづくやなタイトルだなぁ


幸せの四葉のクローバー


  四葉のクローバーというのは、クローバーの群生を見れば誰しもがつい探したくなるもののようだし、また、そうかといってすぐに見つかるというものでもない、と思う。
  実際、わたしなぞは探してみたって一度として見つけた記憶がない。概ね皆さん、似たような境遇におられると思う。
  ところがである。
  ウチの母御というのが、この四葉のクローバーを、実に、よく見つける。
  呆れるほど、とてもよく見つけてくる。
  本人の談に拠ると、、別段、探そうというつもりはなくて、クローバーの群生に目を落とすと自然に目の先にある、のだそうである。
  ふーっと目が引き寄せられるような感じ、なのだそうで、つい先にも孫たちのために、と三つも四つも見つけ、ついでにもう一つ見つけてわたしにくれた。

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  もう慣れっこになっているほど、よく見つかるのだそうだ。
  そこまでゆくと、天才的ですらある。
  しかし本人曰く、たくさん見つかるのに、ちっとも良いことがない、とこぼしていたが、なに、事故にも遭っていないし、特別酷い目に遭ったわけでもないし、苦役に苦しんだでもないし、そりゃあ特別に良いことはなかったかもしれないが、生きながら地獄に落ちたような経験も暮らしもしていないのは、十分に幸運だった、といって良いと思う。
  口にも出せないような塗炭の苦しみを味わうことなく済んだ幸福、というのが、実はたくさん見つけた四葉のクローバーの威力なのではなかろうか、と思うのだが、本人は見つけるなり大抵他の人にあげてしまうのでそういう自覚には結びつきにくいらしい。
  与えるものは幸福である、という考え方は、もしやしたら、的を得ているのかもしれないな、と、もらった四葉のクローバーを押し花にしながら考えるのだった。

(2012/06/16)



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