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つくづくやなタイトルだなぁ


さらば花畑
〜 Goodbye,Flower Garden. 〜



  上の写真がお花畑だ、ということくらいは、いくらわたしの写真がマズクたっておわかりいただけるでござんしょ?
  だいぶ画質を落として圧縮しているとはいえ(デカイんです)、とってもキレイだ。
  これはなにかと申しまするに、近所にあった花畑(まんまやん)。どこぞの農家の方が、使っていない畑に花の種をばらまいたという噂で、最初に見たときはそらもう、心臓が止まるほど驚きましたな。
  その頃わたしは200万画素のコンパクト・デジカメしか持っていないビンボ人でござんしたから、夢中になって一生懸命撮ってもこのくらい(↓)。





  手のひらに入るデジカメにしては上出来ですけど(さすが富士フイルム製)、それにしても、ご覧の通りの凄まじい花の数に「画素数が足りまっしぇ〜ん!」と泣きが入る始末で。どう撮っても細部はドットになってしまう。(いや、こうやって WEB にアップロードした状態よりは細かいんですケドね)
  およそ一週間ほどしか保たない花畑に、わたしは朝早くから時間を作っては撮り続け、枯れ行く花たちに泣きの涙で「来年を待ってろヨ!」とばかりに捨て台詞を吐いて見送ったのでございました。それがおよそ2年ばかし前の春、5月の半ばのことでござい。
  その後、わたしは虎視眈々と来年の花の咲く時期を狙い、爪に火をともして小金を貯め、翌年の春寸前、ついにデジタル一眼レフを手に入れることに成功いたしやした。ただ、この花畑を撮るために。
  そして季節は春の盛り、やってきました満開の花畑。この日のために三脚も用意して勇躍、休日を使って朝からカメラを持ち出したわたしは、前の年に負けず劣らず、撮るわ撮るわの撮影三昧。500 カット以上撮ったんじゃないかしらん。







  なんとなく以前より腕が落ちているような気がするのは無視するとしても、とにかく花!  花!  花!  花咲き誇りまくり!




  近くで見れば、一つ一つはそりゃあ普通の花なんですがね。とにかく量がベラボーに多い。
  どこをどう撮っても、撮りきった気がしない花ジャングル。面積はそんなに広くはなくて、最近の建て売り一戸建ての家が2〜3軒建つ程度の畑なんですが(寄せれば4軒建つかも)、とにもかくにも密集した花の量が異常なほど多い。のんびりした梨畑と、国道と農家を背景に「みっしり」と広がる花畑は、ちょっとした小道の脇にいきなり出現するので、見る度にビックリすること請け合いなくらいのインパクトですわ。
  もしも一週間撮り続けるチャンスがあったなら、あたしゃ丸7日間、陽のある限りシャッターを切り続けたでありやしょう。時間帯によって時々刻々、色と表情を変える花の群れは何度見ても圧巻で、撮り貯めた数百カットの写真を眺めても、あぁもしたかった、こうも撮りたかった、と満足よりは撮影欲が膨らんでゆくばかり。
  来年はこうも撮ろう、あぁも撮ろう、と胸膨らませて待つこと1年。その間に(たぶん)腕も上げ、機材もそろえて風に揺れる花達の被写体ブレ対策に高速シャッターを可能にする環境を整えて、さて今年の様子はどうかと、下見に行ったのが先日のこと。目の前に広がったのは。



  畑でした!
  畑でした!  畑でした!  畑でした!
  開墾してある(笑)
  イヤそりゃあね、よそ様の畑ですから、もとから使っていないのを花畑にして放ってあっただけで、元来が畑なんだから、畑でおかしくナイんですけどネ。ないんですけどね。
  がーん(無感動に)
  ナイよ花畑。お花1本もない。きれーなもんだヨ。
  お呼びでナイ?  お呼びでナイ?  こらまたスンツレイいたしましたっ!
  てなもんで思わずぐらぐら〜とするほどビックリ。あらビックリした之介。花畑が無いよ〜〜。
  今年から作物を作るのか・・(涙)
  そりゃ畑だからネェ、なんか作った方が、そりゃ、ねぇ。でも、ねぇ。いやまぁ、ねぇ。
  祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響き有り(ネェよ)。カラスがカァと鳴くばかり。ひばりが元気に鳴いている。タンポポ撮って帰りました。あぁ嬉しい。
  ふらふら〜っと帰ってきて、寝込んじゃったりして。うーん悪夢が(笑)  年に一度の楽しみが・・・。
  ・・・・・。
  いや。写真は残っている。そしてこの次に、あんな風景にもし出会えたら、そしてカメラを持っていたなら。わたしはきっともっと上手く撮れる。夢のような花畑の写真を撮ってみせる。それがあの花畑で無くとも。いまはこの場にあらずとも。
  よいしょ、とわたしは安物のデジタル一眼レフを手に取る。そうでござんすヨ。望遠レンズだっていつか買ってやる。手ブレ補正レンズもいいかも知れない。風に揺れる花達の一瞬を、二度とは逃がさないために。花畑はいつかどこかにきっとある。視点と命を無くさなければ、いつかどこかであれに負けないお花畑を、この手でデジタル・データにしてやる。
  待ってろよこの野郎。
  てなもんで、撮った写真が多すぎて整理することもなくアップロードもせずにいた幻になったお花畑の写真をお蔵出し。21 世紀の初めにあった、田舎の花畑の、これが記録でございやす。
  たんと見てやっておくんなせい。



  それにしてもスゲェ花畑だった。

思い出、ってヤツですな。
(2005.05.05)

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all Text written by @ Kaikou. "Hirohumi Kinoshita"