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つくづくやなタイトルだなぁ


いちくわ


  我が家の1月11日はイチクワの日である。
  漢字で書くと『一鍬』になる。
  世間では鏡開きの日だが、我が家ではそうではなくて、畑に新年最初の鍬を入れる日、なのだそうである。
  我が家というか、このあたりの農村一帯の風習なのだろうけれど。
  親戚のネギ農家は正月二日から畝をどうこうする、と言っていたから、すべての農家が今日まで作業をしないわけではないようだが、そう呼び習わして行事をこなすことになっているらしい(ネギ畑で何をどうする、というのも聞いたのだが覚え損ねてしまった。残念だ)。
  大した行事ではない。
  正月同様、小さな皿に小さな餅を焼いて乗せ、今日はその上に菜を一切れ添えて、神前と仏前に供えるのだ。
  仏前には陶器の皿、神前には木の皿である。これらをごちそうと呼び習わす。神棚にあるろうそくの明かりも点ける。そして人間は雑煮を食べる。
  それだけだ。
  あいにく今年は雑煮ではなくて、味噌汁に焼餅を入れて誤魔化したがふつうは雑煮だ。
  実際のところはこの日に最初の鍬を入れるとは限らないのだけれど、昔からそう習わしているそうだ。下総の習慣だから、他の地方ではきっとまた違う日取りになるのだろうと思う。
  些細な行事だが、これも下総の記録であるから、ここに記しておく。

(2016/01/11)



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