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小見出しでいすGo! Go! 着艦っ!  尾輪式篇っ!

凶悪な機体(笑)

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尾輪式でも着艦でGoっ!

  ハイみなさん今晩は(妙なイントネーションで)、それではもう一つの場合、尾輪式の場合にいってみやしょう。(三輪式の機体での着艦はできましたか?  やっといた方がいいっすよ)

  ただし、もう一度言いますが、実機の着艦とはたぶんあんまり関係ないです。

  尾輪式の機体の場合、ギア・ブレーキがいくら強力でも意味がありません。前のページでも記したとおり、ひっくり返っちまうからです(詳しい理由を忘れちまった方は前のページを読み直してね)。甲板上でまだ速度のある内にコレを使った日にゃあ、ゴロンゴロンと前方転回をやらかして海に落ちるか、機体がブッ壊れます(泣)ごく希に、ブレーキをかけても機首を思いっきり上に向け続けていればデングリ返らない機体もありますが、たいていの尾輪式の機体はコロコロひっくり返ります。失速ギリギリでの着艦でも、機体が水平な内にブレーキをかけるとやっぱりデングリ返ります。
  そのため、尾輪式の機体では、
1.失速寸前で三点着陸(に近い姿勢での着陸)をする事
2.アレスティング・フックの使える設定のされた機体であること
(*バルーニング機は2の方法でのみ着艦可能)
  が着艦の条件となります。アレスティング・フックとゆーのは甲板に超強力なワイヤーを張っておいて、飛行機のおしりにつけた長い爪でもって着艦時にそのワイヤーを引っかけ、機械仕掛けでワイヤーを引っ張ることで無理矢理飛行機を停止させるという豪快なシカケで、ものの数秒で飛行機の速度がゼロになるものすごいシステムのことです。
  FSでは空母側にこのシカケはありませんが(ワイヤーの絵は描いてあるんですがねぇ)、インターネット上を流通するフリーの機体(飛行機を探せ!参照)の中には、この装備を備えた機体があります。はったりでもカッコイイっしょ。それっぽいし
といっても空母側にワイヤー作動のシュミレーションが用意されていないのですから、エア・スポイラーの利き具合を強力に設定して、すんごい減速率を与えることでアレスティング・フックを使ったような効果を出しているんですが(停止後、解除しないとバックして海に落っこちます。ワイヤーに引っ張られている、という表現ですな)。上図はそんな機体の例です(MASSIMO TACCOLIさんの製作した機体をEDDIE ALLENさんがリビルドした、DOUGLAS AD-4NA SKYRAIDER F-AZDQ)。ご丁寧にフックの絵が書かれていてアニメーションまでしますが、絵はダミーです、もちろん。
  つまりこうした機体では、エア・スポイラーを作動させたときに、強烈な減速ができるようにしてあるわけです(後退機能が付与されている、といった方が正確かも知れません)。やや非現実的な話ですが、空母上のアレスティング・フックの効果を飛行機側の機能だけで再現するにはよく考えられた方法です。最初にこの方法を捻り出したヒトはとってもエライですな。
コンピューターのソフトをうまく使いこなそうとする際に、パソコン野郎達がよく使うウラワザのテクニックが遺憾なく発揮された手法だと思います。(その昔、そうしたウラワザを駆使しないとパソコンが自由に動いてくれない時代があって、そのころにはこうした意表をつくような使用法がいくつも考え出され、そうした方法を駆使してコンピューターは使われていたものだそうです。そうしたウラワザを考え出すような人たちを、当時は尊敬を込めて「ハッカー」と呼んでいました。ハッカーは一時誤解されていたような犯罪者という意味で使われた言葉ではないんですねコレが←ちょっと脱線)

  ともあれ、この(2)の方法が使える機体は、尾輪式でも楽に着艦が可能です。当然、失速速度の大きいジェット機であっても、この方法が使えれば着艦は可能になります。
  根性のあるヴァーチャル・パイロットさん達なら、「そんなもの使わなくとも着艦はできらぁ!」とおっしゃるでしょうが(実際できますしね*バルーニング機とジェット機除く)、初心者にはこの「強力な減速能力(アレスティング・フック)」がなくてはとても着艦はおぼつきません。ジェット機なんてわたしのような初心者にはほぼ無理に思えます。

アレスティング・フックを使った、尾輪式レシプロ飛行機の着艦

  とゆーわけで、順番を逆にして上記2番の、アレスティング・フック式の着艦からご紹介。
  といってもふつーに着艦して、アレスティング・フックを作動させるだけ。

  この設定がある機体は、たいていエア・スポイラーにその機能が割り当てられていますから、そうした機体を「flightsim.com」などで探し出し(キャプションに書かれています。飛行機を探せ!  参照)て飛び、たとえ少々速度超過でも、甲板接地と同時にエア・ブレーキを作動させるだけです。ふつーに降りてぇ
  がくーん、と本当にものの数秒で速度がゼロになります。

使用前(笑)  水平に着艦して、エア・スポイラー(この場合はアレスティング・フック)を作動させるだけで、

  
使用後(笑)  がっくーん、と停止。この後バックしますので、すぐフックを解除(エア・スポイラーを解除)しませう。

  特にギアのよく跳ねるバルーニング機は、同時にこのアレスティング・フックの機能を備えていないとほとんど永遠に着艦不可能かと思います。
  ちなみに、どーゆーのがよく跳ねるバルーニング機かとゆーと、↑の青いスカイレーダーがそうです(笑)
  私はこの機体をアレティング・フック未使用の条件で着陸させようとして、ン十度失敗、ついに自然着艦を断念しました。
  失速速度ギリギリで水平に接地してさえ跳ねるんだもん。跳ねてるんだから、機種を上向けてのブレーキも何も、効くわきゃありませんやね。足が地に着いてないんだから。
  コイツだけは、アレスティング・フックなしでは着艦させられませんでした。
  誰かこの機体(MASSIMO TACCOLIさんの製作した機体をEDDIE ALLENさんがリビルドした、DOUGLAS AD-4NA SKYRAIDER F-AZDQ。憎たらしい機体をアップしてくれてThanks!)でフックなしの着艦に成功したヒトいませんかねぇ。もしやり方があるんなら教えてぇ(泣)

  こうしたアレスティング・フックの機能(強烈なエア・スポイラー)を備えた飛行機には、他にもhayatoさん作のzerofighter model32(204)(下図)なんかがあります。


  この零戦は、バルーニング機ではありません、念のため。
  そのため、アレスティング・フックの機能を使わなくとも着艦・停止が可能です(上図はそうやって自然着艦しているところ)。
  simcomには、探せばきっとまだ山のようにあるでしょうね。

アレスティング・フックを使わない、尾輪式レシプロ飛行機の着艦

  そりでは、(1)の、アレスティング・フックを使わない尾輪式の着艦法、私の言う「自然着艦」の紹介(笑)に参りましょう。
  この着艦は上記の通り、失速寸前の機体を甲板の後端に三点着陸させるとゆー、ごく当たり前の着艦法です。
  しかし初心者にはムズカシイ!
  いまでこそできますが、最初はもう、尾輪式で自然着艦など、思いもよりませんでした。(もっとも減速すらロクにできなかった頃のことですからねぇ・・)ましてや甲板の端っこへの三点着陸においておや。なにをかいわんやとゆーものです。
  そこで初心者向けに、三点着陸の手法と難点も紹介するような形でいってみましょう。
  地上の滑走路なんかでは、速度が落ちるのを待ってから滑走路上で三点着陸、なんぞという優雅なこともできますが、空母の甲板ではそうもいきません。最初から三点着陸することを前提にしないと、アレスティング・フック無しでの着艦はムリですので、やっぱり三点着陸はちゃんと出来んとマズイわけですわおにーさん(誰)とゆーわけで、いざ自然着艦(ちょっと気合いが要る)。

  尾輪式での自然着艦は非常にムズカシイので、比較的やりやすい機体で練習した方が良いです。比較的簡単で、しかも誰でも練習に選択できる機体としては、FS照準装備のソッピース・キャメルがあります。緑色の、複葉機ですね。この機体は普通に飛んでいると着陸時にカシャン!カシャシャン!と軽い音を立てて跳ねやすいように思えるのですが、十分に速度が落ちていれば、空母上でもそんなに跳ねません。あまり失速しない機体ので、失速寸前での機首上げ着陸の練習をするには向いていると思います。

  意外なほどカンタンに着艦して、停止できます。
  この機体には無論アレスティング・フックなどありませんから、根性のある場合の方法、失速寸前で甲板に降りる、という方法を用います。
  ただし、機首を「上に向けたまま」、水平飛行していきます。

  やり方はカンタン、スロットルを抜いて、速度が落ちるに任せて降下し、所定の高度(約100フィート)を切りそうになったら、少しずつ機首を上に向けていって、上昇させるような気持ちで、高度100フィートを維持して、上昇はせず水平飛行させるだけです。(スロットルは可能な限りアテない。)

  具体的には

    「フライトの選択」から「航空母艦へ着艦」を選び、画面が描画されるのを待ってメニューバーの航空機から「航空機の選択」を選んで希望の尾輪式飛行機を選んだら、
  1. 開始と同時にいきなり失速するので、いったんフルスロットルにして水平姿勢を維持し、高度120〜140フィートを取る。
      私のマシンでプレイすると、どういうわけか開始直後に機首が急激に上を向きますので、スロットルを全開にしながらまず機首を下げ、一旦下に向けて速度を稼いでから水平にして失速を切り抜けなくてはなりません。皆さんの環境ではどうなんでしょうか?
  2. 水平姿勢で速度が乗って高度がとれたら、すぐにスロットルを抜く(アイドリングにする)。この時点で、すでにコースは甲板に向けておく
  3. だんだん高度が落ちてくるので、100フィートまで落ちたら、その後の高度低下の具合を見ながら機首を持ち上げていく。必要なら、スロットルを少ーしアテる。
  4. 機首を10°近く上げて、高度が100フィートを切りそうならスロットルをちょっとアテ、凧のよーに飛ぶ
  5. 空母の管制塔のアンテナが見えてきたら、スロットルを抜いて落ちるに任せる。ただし、姿勢は機首上げのままを維持する。
  6. どすん、と接地したら、機首を上げながらブレーキをかける。
  こーすれば、アレスティング・フックが無くても、尾輪式の機体での着艦が可能です。とにかく、甲板接近時に速度が落ちていること、三点着陸の姿勢であること、が重要です。

  つまるところ(最終的には)上を向いて水平飛行をさせ、高度を維持するわけですが、言うは易し行うは難し、何度もやってみて慣れないとできません。んが、慣れれば、できます(断言)
  この方法を使えば、キャメルでなくとも、たいていの尾輪式レシプロ機(プロペラ機)で自然に着艦ができます(バルーニング機除く)。操縦のムズカシイ、非常に敏感な機体、たとえばFS標準のエクストラ300(笑)のような機体でも、慣れれば着艦、ブレーキだけによる停止が可能です

  コツは、機首を「少ーしずつ」上げていくこと。水平姿勢から、機首を上げての飛行に移る際、ゆっくり、ちょっとずつ機首を上げていくことです。
かなりの角度で機首を上げる  この飛行では、機首を上げているため前は見えません。またFSでは画面の構成上正面しか見えませんので、高度と姿勢を計るには計器を見るしかありません。計器飛行をする(しかない)わけですな。
  なーんも見えませんので、少しずつ、機首を上げて上向きに、しかし水平に飛行しながら、高度計と姿勢儀を睨んで高度100フィートを維持して空母に接近します。ただし・・・
  いわば上昇姿勢を取っているわけですから、決して速度を上げてはイケマセン。失速寸前、コレが鉄則です。少なくとも、甲板接地寸前に速度が少しでも速過ぎると甲板上で止まることはできず、右図のように海にぼっちゃんと落っこちます。
  私はいったい何度コレをやったことやら。
発艦しているのではなく、水泳に挑むところ
  スロットルを抜いた状態で甲板の端っこにうまく接地できるよう、あらかじめコースとタイミングを計り、適切なタイミングでスロットルを抜いたら、高度計とにらめっこをしながら徐々に降下していく機体の機首を上に向けていき、時折スロットルを(少ーし、そして短い間だけ)アテて必死に高度を保っていると、やがて、甲板に接地します。いつまでまっても接地しなかったら・・・それは失敗です。フルスロットルで姿勢を立て直し、もう一度空母に向かいましょう。
  うまいこと接地したら、操縦桿を「引きながら」ブレーキをかけます。速度が十分すぎるほど落ちているので、前につんのめることもなく、機体は甲板上に停止します。

  エクストラ300やキャメルを始め、尾輪式の機体では、三点着陸のための機首上げ姿勢はかなりの角度になります。ほとんど上を向きすぎてこわいくらいです。実際、速度をかなり落とさないといけませんので、チョイと気を抜くとすぐに失速しかねません。いかに失速しにくい機体でも、低速で10°以上のピッチ角を取れば、そりゃあ失速しやすいですわな(笑)

  コクピットから見るとこんな感じ。なーんも見えません。
  高度100フィート、速度80ノット、ピッチ角約8度くらいです。最終的には、もっと上を向いて着艦します。画面右上に、管制塔らしきものが見えてきたら、すでに甲板寸前です。
  この状態では前が見えませんので、左右へは極力機体を傾けないようにします
  なーんも見えないため、非常に自信がもてず、また微妙でわずかなスロットル操作で低速を保たなければなりませんので、かなりムズカシイと思います。
  しかしこの低速度と高いピッチ角(機首の角度)での水平飛行が尾輪式での自然着艦の要ですので、なんども練習してあなたの使用機体での感覚をつかんでください。水平姿勢では、いかに失速寸前の速度であっても、甲板上で停止することはできません。ブレーキは、水平姿勢からは使えないのですからね。ブレーキだけで停止可能にするための三点姿勢であり、そしてそれを可能にするための低速飛行です。慣れれば、可能です。

  ですが、慣れればとはいうもの、同じ機体を使い続けてさえ、何度も失敗しないと感じがつかめません。失敗して再度空母の後方へ回り込むのはかなり時間がかかり、とーても苛つくのですが、そこは根性で何度も挑戦して感覚をつかんでください。当然、この着艦法をマスターすると、一般の滑走路への尾輪式での三点着陸など、チョロイものになります(笑)

  さて最後に、ジェット機の場合ですが、
  アレスティング・フック無しでは、まず不可能です(笑)
  私は、ジェット機で飛ぶ際の愛機、航空自衛隊のT4中等練習機で着艦を十数回試み、ほとんど偶然で2回ほどうまくいったのみで、あとは例外なく停止不能で海にダイビングしました。もちろんフルフラップ、エア・スポイラー(この場合は普通のエア・スポイラー)使用でしたが、結局自然着艦には成功しておりません。ジェットで空母に着艦する際は、アレスティング・フック機能を備えた機体をネットで探しましょう。
  ジェットで自然着艦できるヒト、いるのかなぁ・・いたら是非ご教授をお願い申し上げやす。

  てなわけで2ページに渡って着艦法を紹介いたしましたが、いかがなもんだったでしょうか。失速寸前で飛べだの、アレスティング・フック無しで(しかも尾輪式で)三点着艦しろだの、実機のパイロットさんが読んだら卒倒しそうなメチャラくちゃらなことを書きましたが(^^;  これを成功させると、かなりウレしいものがあります。
  わーい♪ってなもんで思わず友人知人にメールをしまくるくらい嬉しいものです。
  FSファンの皆様におかれましては、この着艦のスリルと愉悦を、是非楽しんでいただきたく思います。
  苦労しますけど。

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all Text written by @ Kaikou. "Hirohumi Kinoshita"