本体のクロックアップ
クロックアップの方法
クロックアップの方法はいたって簡単です。ファイルスロット金具の真下にある 60MHz のクロックモジュールをハンダごてなどを使って取りはずし、そこにソケットを取り付けます。私は8ピンソケットの不要なピンを抜いて正方形のモジュール専用として使用しています。周囲の人は「長方形も使えるようにすればよかったのに」といってくれていますが、私としては、もともと正方形のモジュールがついていたので、できれば正方形専用にしたかったわけです。
クロックアップの上限
これは PC-9821 An にかなりの個体差があるので何ともいえません・・・。ほんの少し上げただけでも、ローカルバスがついてこなくなる等の不具合が発生することもあるようです。参考までに、私の環境での実験結果を書いておきます。使用している OS は MS-DOS 6.2 と Win95 です。
- 64MHzのモジュールを使用した場合
きわめて安定して動作しています。
- 66MHzのモジュールを使用した場合
とりあえず DOS は使用できます。ただし、2nd CACHE の一部がついてこなくなるようで、64MHz のモジュールを使用したときよりも遅くなります。また、Win95 は起動は出来るものの、Video CD などの再生を行って負荷をかけると、とたんにハングアップしました。なお、本体の 5v 系を 5.25v まで上げても、この状況は変化しませんでした。
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