Pentium II ODP への換装

はじめに

 当初、サーバ用のプロセッサとして登場した Pentium Pro も、現在では Pentium II や、Pentium II Xeon に移行してしまい、高速版の登場は期待できません。さらに、ラインナップの最高クラスでもキャッシュは 1M で、動作周波数は 200MHz どまりです。
 これを解消するのが Pentium II ODP(以下、P6ODP) です。コア部分は Pentium II Xeon と同様のものを使用しているので、かなりの高速化が期待できます。難点は、海外でしか販売されていないので入手ルートが限られることと、サーバ用のアップグレード CPU ということで、高価なことです。


改造の手順

 とりあえず、CPU を交換するだけで大丈夫なはずです。なお、本体のエラーメッセージ一覧には、PROCESSOR UPDATE ERROR という記述があり、またマニュアルにも「増設 CPU を買ってくると、CPU 情報をアップデートするディスクが入っていることがある」と書かれていますので、場合によっては正常動作しないのかもしれません。
 なお、参考までに書いておくと、当方が使用した P6ODP のロットは、SL2KE で、梱包日は 98.09.22 となっていました。


おわりに

 これ以上のパフォーマンスを求めるのであれば、本体のクロックアップが必要になります。ただ、当方の PC-9821 Rs20 には AHA-3940UWD が入っているため、SCSI のクロックアップを本体内蔵のものを含めて実施する必要があり、面倒くさいのでやってません(ぉぃ。

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