ゲタなしでの P55C への換装

改造の手順

 さて、ゲタなしで P55C に載せかえる場合は電源電圧の調整が必須となります。電圧調整用のボリュームは、電源ユニットを前面パネル側から見て左側が 3.3v 系、右側が 5v 系となっていて、時計回しで昇圧、反時計回しで降圧となります。ですから、3.3v 側をだいたい 3.14v 程度に調整してやれば動くはずです。


P55Cの個体差

 と、普通ならこのような改造手順になるはずなのですが、当方の P55C は初期状態の電圧、つまり Vcc,I/O ともに 3.32v の状態でも問題なく動作してしまいました。ロットは 80〜 なので比較的新しいのですが、同じ 80〜 ロットの P55C を 3.25v の設定の PC-9821 An に搭載したところ、パリティエラー頻発だったので、いわゆる CPU の個体差のせいなのかもしれません。ちなみに、現在は Vcc,I/O 電圧ともに 3.25v の設定に変更し、問題なく動作しています。

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