本体のクロックアップ
クロックアップの方法
さて、交換対象となるのは PCI スロットと前面パネルのちょうど中間あたりにある 14.318MHz のクロックモジュールです。足は2本ですので、4本足のものと比べて、楽にソケット化できるはずです。
クロックアップの上限
(K6-2, 380MHz 版を 400MHz で使用した場合)
どうやら、K6-2 の 380MHz 版を 400MHz で稼動させた場合に AHA-2940U が足枷になっているようで、SCSI ボードをクロックアップしても、マザーボードのクロックアップに耐えられないようです。ですが、参考までにこちらで実験した結果を書いておきます。使用している OS は MS-DOS 6.2 と Win95 です。
- 15MHzのモジュールを使用した場合(実クロック 70MHz 程度)
Win95 および DOS の起動途中でハングアップします。
- 16MHzのモジュールを使用した場合(実クロック 75MHz 程度)
Win95 および DOS の起動途中でハングアップします。
- 19MHzのモジュールを使用した場合(実クロック 86MHz 程度)
メモリチェックの後で SCSI ボードのアクセスランプが点きっぱなしになります。
クロックアップの上限
(K6-III, 450MHz 版を 470MHz で使用した場合)
とりあえず、SCSI ボードをクロックアップしてあれば、ある程度のクロックアップには耐えるようです。参考までにこちらで実験した結果を書いておきます。使用している OS は MS-DOS 6.2 と Win95 です。
- 16MHzのモジュールを使用した場合(実クロック 75MHz 程度)
とりあえず、問題なく動作しています。ただし、Win95 を終了させて DOS を起動しようとすると、SCSI バスリセットがかかることがあります。これは SCSI ボードのクロックアップをしておくことで、発生頻度を落とすことができるようです。
- 16.9MHzのモジュールを使用した場合(実クロック 79MHz 程度)
とりあえず、問題なく動作しています。ただし SCSI ボードのクロックアップは必須だと思われます。
- 17.7MHzのモジュールを使用した場合(実クロック 82MHz 程度)
電源を投入すると「ピポ」音は鳴りますが、メモリチェックに行かずに沈黙したままになります。
- 18MHzのモジュールを使用した場合(実クロック 83MHz 程度)
電源を投入しても、沈黙したままになります。
- 19MHzのモジュールを使用した場合(実クロック 86MHz 程度)
電源を投入しても、沈黙したままになります。なお PL-J98/PLUS! を使用した場合にはメモリチェックまでは行きましたので、もしかすると HK6-MD300-N のゲタ側の問題かもしれません。
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