デュアル CPU(P55C×2) 時に発生する問題

はじめに

 さて、SV-98 model 3 は P55C を2つ搭載することが可能です。デュアルプロセッサ対応 OS で身近な OS といえば、WinNT 4.0 でしょう。しかし、P55C を2つ搭載している環境では、WinNT を使用した場合に問題が発生することがあります。ここでは、その問題を説明します。なお、この問題は当方の環境で発生したもので、他の環境で発生するかどうかは確認がとれていません。


問題の内容

 発生する問題というのは、

WinNT 4.0 は、P55C が2つ搭載されている環境ではインストールできない

ということです。今まで WinNT 4.0 を使用しており、単純に載せかえて継続的に使用するのであれば別に問題はないでしょうが、ふとしたことから再インストールが必要になった場合、かなり悲しい思いをすることになるでしょう。

 実際の症状としては、インストールを開始して、通常ならば再起動してから、グラフィカルなインストールに移るはずですが、再起動後に起動メッセージが出てからリセットがかかり、そこから先に進めなくなるという具合です。


回避する方法

 以上の問題を回避するためには一定以上のメモリを搭載するか(とりあえず 352M ほど搭載した環境では問題が解消しました)、1つめの CPU を P54C に戻す必要があります(インストールが完全に終了してから P55C に換装すれば問題はありません)。

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