| 2003.08.17 | 第1版 | |
| 2003.09.07 | 第2版 | 「電卓のバグについて」を追記 |
| 2003.09.17 | 第3版 | 「端末交換の実施」等を追記 |
| 2003.10.01 | 第4版 | 「メール受信に関して」に加筆 |
| 2004.03.23 | 第5版 | 「新幹線のぞみ車内からの
iモード利用について」を追記 |
| 2004.05.10 | 第6版 | 「端末交換による変化」に加筆 |
| 2004.06.20 | 第7版 | 「伊豆下田周辺の FOMA電波状況について」に加筆 |
FOMA N2701 インプレッション
Written by かたあま☆彡
はじめに
「とうとう」というか「ようやく」というか、当方もmovaからFOMAに移行しました。
今までN102→N503iS→N504iと使用してきたので、FOMA端末は初のデュアルモード端末となるN2701にしました。やはりFOMAのエリアが拡大したといっても、実際のところは使ってみないことにはわかりませんし、エリア外に行く可能性もありました。このような理由に加え、この端末自体が異端機になりそうな予感がしたので、導入に踏み切りました。
ということで、約2ヶ月間使用してのレポートをまとめてみましたが、あくまでも私の主観に基づいたものであり、情報の確度については保証しませんのでご留意下さい。
また、記述してある内容について、メーカーに問い合わせることも絶対に避けて下さい。
端末の特徴
この端末の主な特徴は、
- 1台でデュアルネットワークサービスを実現できる。
- その場所で使用可能な電波を自動で選択する。
- movaモード用のアンテナが外部についている。
というところでしょうか。

FOMA初のデュアルモード端末となるN2701
とはいえ、それ以外の部分はそれまでのFOMA端末と比べて大した変化はなく、テレビ電話ができるわけでもないので、携帯電話を1年に1回は機種変更するような一般のユーザにとっては、この端末をわざわざ選ぶ要素は少ないのではないかと思います。
端末の印象について
この端末は6月11日に発売されましたが、その翌日に意気揚々とmovaからFOMAに契約変更して入手しました。
とりあえずFOMAとmovaとのネットワークモードの切り替えについては、自動モードに設定して使用してみることにしました。
手にしたときの最初の印象は「大きい」でした。重さについては以前にN102を5年くらい使っていたので、それほど問題にはなりませんでした。
あとはヒンジの感触が気になりました。今まで使っていたN503iSやN504iと比べた場合、開く際にはそれほどの変化はありません(が、ねじれに対しての強度には不安があります・・・)。しかし、閉めたときのしっくり感がよくありません。思えばN2001→N2002→N2051と機種が移り変わってきても、NEC製のFOMA端末のヒンジ部分については当初からあまり変化が加えられていないような気がします。
電話番号や日本語を入力するための数字ボタンについては・・・何でこういう形にしてしまったんだろうか、と言いたくなるデザインで、三角形がベースになっています。ボタン自体の大きさも小さめなので、かなり押しにくいと感じます。ボタンのストロークもN504iなどと比較すると、心なしか浅くなっている感じがします。もちろんN504iS以降の「押した感じがしない」というボタンよりはマシですが・・・。
ニューロポインターもかなり違和感があります。今までは決定に使用するボタンは方向キーとしては使えない構造になっていたので、どのような角度から押しても問題はなかったのですが、ニューロポインターでは方向キーの役割も持っているため「決定するつもりだったのに矢印が出てしまった」というようなことはよくあります。ポインターの速度調整も難しいように思いました。思ったところでカーソルを止められるようになるまでにはかなりの熟練が必要であると感じます。
かといってニューロポインター自体を使わない設定にしてしまうと、日本語入力時のワード予測が非常に使いにくくなる(方向キーを下向きで長押ししないとワード候補画面にカーソルを移動させられない)ので、現在は全ての画面でのカーソル移動速度を最低にした状態で使っています。
液晶画面についてはN504iと同様にTFD液晶を使用しており、大きさは2.2インチのものが搭載されています。TFDだからというわけではないと思いますが、TFT液晶を使用しているN503iSの液晶画面と比較すると、明るさやコントラストの面で劣る気がします。また、背面液晶は相変わらずモノクロですが、この端末は地方への出張が多いビジネスマンをターゲットとして作られていると考えられますので、このぐらいが適当なのではないかと思いました。
全体の反応速度もN504iなどと比較すると遅く感じます。操作をしてからワンテンポ遅れて画面が動くという感じなので、たまに「ボタンの押し方が甘かったのかな?」と感じてしまう場合があります。
新宿駅西口周辺のFOMA電波状況について
契約変更は新宿で行いましたが、電波の状態については都心部ということで問題なくFOMAモードになっていました。しかし、地下に入ると状況が変わりました。
新宿駅西口のJR改札口付近ではFOMAモードではあるものの、アンテナの立つ本数が地上に比べて明らかに減ります。だいたい1本前後というところでしょうか。もちろん通話はできますし、movaでもそれほど電波状態が良くない場所なので、仕方がない面だとは思います。
メトロ食堂街に入るとmovaモードに自動的に切り替わるため、とりあえずは安心なのですが、その直後にFOMAのエリアに移動しても、なかなかFOMAモードに戻ってくれません。
おそらくFOMA圏外の判定でmovaに切り替えているのでしょうから、逆向きの判定は難しいのかもしれません。FOMAのエリアだと判定されてモードが切り替わるまでに、だいたい3分〜5分程度はかかるようです。個人的な希望としては、もう少し早く・・・せめて1分程度で切り替わって欲しいところです。
調査を進めたところ、movaからFOMAへの切り替え速度は、その地点のFOMAの電波強度に影響されるところが大きい模様です。FOMAの電波が強いところへ移動した場合には1分程度で切り替わるのですが、弱いところでは前述程度の時間がかかってしまうようです。
また、使用している周波数帯の関係もあると思いますが、FOMAの電波は屋内では弱くなったり、不安定になったりする場合が多いです。場所にもよると思いますが、屋内ではFOMAモードとmovaモードが頻繁に切り替わります(私の通常の仕事場はそういう場所ですが・・・)。
また、歩きながら通話していると切れやすいような印象がありましたが、実際に使ってみると「思っていたよりも切れない」という感じです(つまり切れる場合はあるということです)。
伊豆下田周辺のFOMA電波状況について
2003年6月21日〜22日の状況
社員旅行で2003年の6月21日〜22日に伊豆の下田に行く機会があったので、自動ネットワーク切り替え機能の実験を行ってみました。
下田までの交通手段はスーパービュー踊り子号だったのですが、熱海あたりまではFOMAモードになっていました。しかし伊東を過ぎたあたりから、movaモードもしくはmovaモードで圏外という表示になりました。
本来のデュアルネットワークサービスの目的は、FOMA圏外のエリアで通話できるようにということですから、このあたりを見る限りではネットワーク切り替えは確実に行われていると見るべきでしょうし、使う側としても確かに便利であるという実感を持ちました。
なお、下田駅のごく周辺だけはFOMAモードでアンテナ3本という状況になりました。下田駅周辺のFOMAのエリアを出てしまうと、とたんにmovaモードに切り替わります。また、場所によってはmovaモードで圏外になることもありました。
このような状態を見ると、まだmovaですら多少地方に行くと使えなくなってしまう という現実があることがわかります。
このような地域に対して、FOMAへの完全移行を目標としているドコモは「FOMAのアンテナを優先して立てる」のか、それとも従来どおり「まずはmovaのアンテナを立て、その後でFOMAのアンテナを立てる」ということになるのかが興味深いところだと思います。
2004年6月19日〜20日の状況
2004年も社員旅行で6月19日〜20日にかけて伊豆の下田に行って来ました。ということで、前回と比較して、電波状態に変化があったかどうかについて調査しました。調査は電波状態の改善を想定してモードをFOMAモードに固定して行い、交通機関は前回と同様にスーパービュー踊り子号を利用しました。
| エリア | モードとアンテナ本数など |
| 伊東駅付近 | アンテナ3本。 |
| 伊東駅→伊豆高原駅 | アンテナ1〜2本。 圏外となるエリアもそれなりにあります。 |
| 伊豆高原駅付近 | アンテナ3本。 |
| 伊豆高原駅→伊豆熱川駅 | アンテナ2〜3本。 トンネル内とごく一部の場所が圏外になります。 |
| 伊豆熱川駅付近 | アンテナ3本。 |
| 伊豆熱川駅→伊豆稲取駅 | アンテナ1〜3本。 トンネル内と海岸線が圏外になります。 |
| 伊豆稲取駅付近 | アンテナ3本。 |
| 伊豆稲取駅→河津駅 | 住宅のある場所はアンテナ1〜2本。 トンネル内と海岸線が圏外になります。 |
| 河津駅付近 | アンテナ3本。 |
| 河津駅→蓮台寺駅 | トンネル内と7割程度の場所で圏外になります。 |
| 蓮台寺駅付近 | アンテナ3本。 |
| 蓮台寺駅→伊豆急下田駅 | トンネル内のみ圏外になります。 |
| 伊豆急下田駅付近 | アンテナ3本。 |
これらの調査結果から、前回と比べて明らかに電波状態は改善されていることがわかります。FOMAモードで圏外表示なった際に試しにmovaモードに切り替えてアンテナを拾うかを調べてみたのですが、それでも圏外表示となりましたのでmovaとFOMAとの間で圏外となるエリアの差がなくなってきているのかもしれません。
また、特徴的なのは「人がたくさん来るであろう場所はアンテナ3本になるけれど、それ以外の場所では圏外となるエリアもかなり残っている」というところで、下の写真のような海岸線が車窓から見られる場所では、ほとんどの場合に圏外という表示になりました。

このような景色が見られる伊豆急行の海岸線は
ほとんどが圏外という表示に・・・
もっとも、この場所は砂浜ではありませんから、それほど多くの人は来ないのかもしれませんが、この付近で誰かに救援を求めようという場合には困った事態になることが想像できます。
さて、前回は「下田駅のすぐ近くのエリアだけがFOMAモードで、あとはmovaモードになる」という状況でしたが、これについてもかなり改善されており、駅から離れてもそれなりにFOMAモードで維持することが可能になったように感じられました。ただし、基地局からの電波強度は不安定で、アンテナ表示で3本〜1本の間を頻繁に行き来するという状況でした。
また、社員にN2102Vを利用している人がいたので、下田駅周辺で電波のつかみ具合をN2701と比較してみました。結果としては、ほとんどの場所で両機種とも同程度の性能という感じでしたが、場所によってはN2701の方がFOMAモードにおいて電波状態が良いという表示になることもありました。
ともあれ、FOMAのエリアは確実に広がっているようで、下田からバスで15分程度のホテルでもFOMAモードでアンテナ3本という表示になっていましたので、以前に比べて電波状況は格段に改善されています。
ただしFOMAであることに起因する接続性の悪さは相変わらずなので、もしもの時のことを考えてデュアルネットワークは利用できるようにしておくことは必須だと思います。
新幹線のぞみ車内からのiモード利用について
2004年3月11日・12日に新幹線のぞみで東京−新大阪間を往復する機会がありましたので、走行中の車内からiモードが利用できるかどうかを実験してみました。なお、利用実験はFOMAモードでアンテナが2本以上立っている時に行いました。
気になる実験の結果ですが、最高速度付近でのぞみが走行している(と思われる)時には、FOMAモードではiモードに接続することができませんでした。これはアンテナは立っているけれども通話にしか使えない(実のところは通話も怪しいですが・・・)ということになります。メールの問い合わせを実行しても「iモード通信開始」のメッセージで待たされたあげく、お約束の「接続できません」のメッセージが表示されるという状態でした(5回ほど実験しましたが5回とも同様の結果でした)。
これでは使いものにならないので、レイによってmovaモードに移行してiモードの接続を試みたところ、問題なく1発で接続することができ、メールの問い合わせも同様の結果になりました。
これらの結果から『高速移動中のFOMAの通信は非常に不安定である(=実用レベルに達していない)』という感想を持ちました。最近のFOMA端末では電波の取得状況が改善されているとはいえ、FOMA専用機を利用している人はかなりストレスがたまるのではないかと思います。
2004年3月はドコモもFOMA普及の切り札である900iシリーズをなんとしても成功させなければならないという事情があったため、FOMAのアンテナ増設工事を毎日のように行っていましたが、この工事の効果がどれだけ現れるかは非常に興味深いところです。
確かにアンテナを増設すれば、中低速での移動時や地下での電波状況は現状よりも改善されるかもしれませんが、今回の『高速移動中での利用』などの面で現状のmovaと同等の接続品質に持っていくまでには、まだまだ時間がかかりそうな感じを受けました。
メール受信に関して
メールの自動受信については、FOMAモードでないと実現されないので非常につらい状況に陥る場合があります。
前述したとおり、使用する場所によってはFOMAモードとmovaモードが頻繁に切り替わりますので、運悪くmovaモード時にメールが送られてきて、その後でFOMAモードに復帰したりすると、メールが来ているかどうかを自動で確認することができません。
ですから、このような電波の不安定な場所で使用する場合には、自動モードよりもFOMAモードで固定して使用するか、自動モードのままで使用するのであれば「折を見てのセンター問い合わせ」をそれなりの頻度で実施した方がよいように思われます(私の場合はセンター問い合わせをするのがおっくうなので、移動する時以外はおおむねFOMAモードに固定して使用しています)。
せめてmovaモードでは「メールが来た」という連絡だけでもメールか何かで通知してくれれば、と思うのですが・・・。
・・・と書いていましたが、2003年10月1日からmovaモードでもメールが自動受信可能になりました(ドコモの公式発表内容はこちらです)。設定は
iメニュー → オプション設定 → メール設定 → mova利用時自動受信設定
で行うことができます。受信方法については
- 自動受信する(全てのメールをFOMAで再受信する)
- 自動受信する(movaで全文受信したメールはFOMAでは再受信しない)
- 自動受信しない(今まで通りの「メール確認サイト」で確認する方法)
の3種類から選択することが可能になっています。
これらの受信方法のうち、最もN2701に適しているのは「自動受信する(movaで全文受信したメールはFOMAでは再受信しない)」だと思います。
この設定にして受信実験をしてみましたが、ネットワーク切り替え中に送られてくるメールについては自動受信できないものの、通常の待受状態であればmovaモードでもメールを自動受信することができました。
ちなみにmovaモードで全角250文字以上のメールを受信すると『とりあえず全角250文字までを受信して、FOMAモードで再受信することでそのメールが上書きされ、完全なメールになる』という方式がとられています。ですから『同じタイトルのメールが複数保存されてしまう』という問題は起きない仕組みになっています。
また、今まではmovaモードでセンター問い合わせを行なうと「センター問い合わせはFOMAモードで行って下さい」という内容のメールが強制的に送られてきていましたが、それもこの設定を行ってからは送られてこないようになりました。
ようやく「本来のデュアルモード端末」の姿になってきた・・・というかネットワーク切り替えにおける「自動」の意味が出てきた気がします。
iモードについて
FOMAはパケット通信においては上り64Kで、下りは最高で384Kの速度で通信することができます。パソコンを使用しての通信に使用する場面も多いですが、身近な利用場面としてはiモードがあげられると思います。
ということで、iモードで使ってみた感じとしては、確かに速いことは速いです。少なくともmova 50xシリーズの28.8Kより速いのは確かです。
ただし、問題もあります。その問題というのは「接続できませんでした」というメッセージが出る場合が多いということです。アンテナが2本程度立っているような状況で、さらに移動していないような場合でも接続できないことがあります。
移動している場合・・・特に電車などで移動していると、1回では接続できないことが多いです。いったん接続できれば、あとはどうにかなることが多いのですが、何回か接続をリトライすることは覚悟しなくてはなりません。
※2003年9月12日のドコモ側の工事以降は、ほぼ1回で接続できるようになりました(2003年9月20日追記)。
また、電源投入直後もFOMAカードから情報を読み込んだり、FOMA/mova間のネットワーク切り替えや電波状況の確認が行われるため、最低でも5秒程度は接続不能になります(接続しようとすると「圏外です」というメッセージが表示されます)。
音質について
今までmovaを使用していたせいかもしれませんが、FOMAモードでは明らかに音がクリアに聞こえます。movaではどうしても音が籠もりがちでしたが、その部分についてはFOMAならではの利点が実感できます。FOMAモードで話をして直後にmovaモードで話をすると、その差がはっきりとわかります。
電卓のバグについて
当方の端末は発売日の翌日に導入したため「小数点を含んだ計算時に、途中でCLRを押して数値を入れ直すと、小数点がなくなってしまう」というバグがしっかりと入っている個体でした。実際のところ、キーが押しにくいこともあって仕事ではあまり使わないので、今のところ自分の中では大きな問題にはなっていません。しかし、ちょっと出先で電卓が必要になったときには気を使わなければならず、バグ付き端末を使用しているというのはあまり気持ちのいいものではないので、早期に改善してもらいたいと思います。
ちなみに、ドコモからこのバグについて発表があったのは2003年8月21日ですが、24日に横浜駅ビルCIAL内のドコモショップに行ったときの対応は「まだどのような対応になるかわかっていませんので」ということで改善対応はしてもらえませんでした。
そして9月4日にドコモショップ新宿東口店に行った時には「バグが再現することを確認しましたので、ソフトの書き換えをします。ですので10分〜15分くらい待ってもらえますか」ということで期待して待っていたのですが、5分くらいして「まだソフトの書き換え準備ができていなかったので、修正できません」と言われてしまいました。
まあ、オフィシャルには「対応方法を検討中」というアナウンス状況で「どうにかならないか」と相談しに行ったわけですから、しょうがないとは思いましたが「どうにかして欲しかったな」というのが率直な気持ちです。
しかしながら、9月7日現在で一部のドコモショップ(六本木店や大宮店)においては交換対応をしている、もしくは交換対応してもらったという話も聞きますので、ドコモ中央の対応が一定でないことに非常に不満を感じます。
遠からず改善方法に関してはドコモからアナウンスが出ると思いますので、そうなったら即座にドコモショップに行って対応してもらうとともに、その時の状況などをレポートしようかと思っています。
※2003年9月24日から全国のドコモショップでソフトウェア書き換えでの修正が可能になりました(2003年9月24日追記・ドコモの公式発表内容はこちらです)。
端末交換の実施
電卓のバグについてしばらく待ってもドコモからアナウンスが出てこないので、とあるドコモショップ(前出の店舗ではありません)に問い合わせたところ、意外なことに『在庫がありますので、交換させて頂きます』という回答でした。
 | → |  |
| 交換前 | | 交換後 |
交換してもらった結果、端末が2003年5月製から2003年8月製に変わりました。
端末交換による変化
端末交換が行われたので、2003年5月製と比較して変わったと思われる部分を以下に記します。ただし、あくまでも私の主観的なものですので、あらかじめご了承下さい。
マルチタスクについて
FOMAの特徴とも言えるマルチタスクについてですが、この機能に対する私の率直な感想としては「しょっちゅう使う機能ではないような気がする・・・」というところです。これは、今まで使っていたのがずっとmovaだったので、同時に複数の操作を行おうという気が起きないためだと思います。
ちなみに、私が今までにこの機能を利用した実績は、
- インターネット閲覧中にメールが送られて来た際に、閲覧を中断されずに済んだ。
- 送られてきたメールの本文を読みつつ、画面を切り替えて返信メールを作成した。
- 音声通話中にメールを読むようにという指示があったが、電話を切らずに済んだ。
という程度なので、機能としての魅力はそれほど感じていません。
外側カメラの機能について
自分としては日頃から不要だと思っているカメラ部分の機能についてですが、外側カメラで写してみると大体の場合において、シャープさに欠けた写真になります。

曙橋付近の靖国通りを画質優先モードで撮影
リンク先は回転のみを施したVGAサイズ(640×480)の画像ですが、これよりも小さいサイズで撮影しても同じような画質で写ります。ですから、画質については期待しない方がいいでしょう。
※2003年10月1日からmova端末に対しても撮影した画像ファイルをメールに添付して送れるようになる(サーバ側で閲覧用URL表記に変換してmova端末に送信される)そうです(2003年9月25日追記・ドコモの公式発表内容はこちらです)・・・が、私はそれほど画像付きのメールを送受信しないので・・・(以下略)。
バッテリの持ち時間について
この部分については、現在のmova端末と比較しない方がいいと思います。何しろN2001やN2002の頃は標準でバッテリパックが2つ付属していたのですから、それから考えれば現在のFOMA端末でようやく昔のmova端末並みの待ち受け時間になったと言えるのではないでしょうか。
ですから、それほどメールを使わず通話もそれほど行わない、という使い方をしていても3日〜4日に1回は充電が必要になります(これはN102を使用していた時の充電頻度とほぼ一致しています)。ですから、頻繁にメールや通話を行う人は2日に1回くらい充電することになるのではないかと思います。
おわりに
全般的に厳しい評価が多くなってしまいましたが、FOMAのアンテナ数が現時点ではまだ少ないことや、過渡期のデュアルモード端末であるということ、そして「ドコモはデュアルモード端末にはあまり売れてもらいたくないと思っている」という噂が本当だとすれば、仕方がないことだと思います。
しかし、ボタンのデザインや操作に関わる部分については、もう少し工夫をしてもらいたいと思います。操作性が悪ければ端末自体の評価が下がるだけでなく、その端末メーカーの評価が下がることにもつながるわけですから、メーカー側もそのことを認識して今後の端末を開発して頂きたいと思います。
また、FOMAサービス全体に対して感じたことは、まだ「もの好きな人が使うものである」という段階から抜け出せていないということです。端末の機能を含めたFOMAならではのサービス・・・たとえばテレビ電話などの機能がどうしても欲しい場合にはFOMAにする理由がわかりますが、現在のFOMAのサービスに魅力を感じていない人は、移行するには時期がまだ早いと思います。いってみれば、今までの携帯電話が地下鉄の駅や地下街では使えなかった時代か、それよりも少し前のような状況が今のFOMAなのです。いくらパケットパックなどの料金面でのメリットがあるといっても、電波が届かなければ使えないわけですから、ドコモの「FOMAはパケット料金が安い」というセールストークにも首をかしげたくなってしまいます。
加えて、既存のmovaユーザは成熟の域に達した端末と、現在のアンテナの密度などを当たり前と感じてしまっているので、現在よりも下のレベルの環境ではとうてい満足するはずはありません。現状のままではmovaからの移行を検討する対象にもなり得ないと思います。
ですから、とりあえずはFOMAの基地局やアンテナを増設して、サービスエリアの穴を埋めてもらうということが先決だと思います。やはり「地上では使えるけれども地下に入るとダメ」という場所がかなりありますし、どんなに魅力的なサービスがあってもそれを受けるための環境が整っていなければどうしようもないので、できるだけ早期に現在のmova端末と同程度のサービスエリアを確保してもらいたいものです。
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