鼻茸手術顛末記

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・医者に通うまで
自分は花粉症なので、毎年のように薬を買っています、で去年からもっと快適に過ごしたいと思い、
鼻スプレーを使い出しました。確かに使用後はすっきりとします、が今年に入り異変が起きていました。
何か鼻の中に異物感を感じるようになったのです。いくら鼻をかんでも取れません何だろうと考えましたが
わからずに結局そのままにしていました、そして8月中旬からまたおかしく感じてきました
近くに評判の耳鼻科が出来たということもあり、早速、診察をしてもらいました
鼻の中をみた先生は開口一番「これポリープ出来てるね」と一言、正直ビックリしました
喉にポリープは聞きますが、鼻に出来るなんて知りませんでした。
何でも鼻に炎症が出来たときに、粘膜が柔らかくなって
慢性化していくと、柔らかくなった部分が堅くなってしまい
その形状がキノコみたいなので「鼻茸」というらしいです。
その後、レントゲンなどを撮り、お医者さんから治療方針の説明がありました。
まず薬では小さくはなるが完治しないといわれました、ちなみに子供のうちは薬で治るそうです
最終的に手術しか無いそうです、ひと月ほど薬で小さくしてから切除!するとのことでした
こうして自分の医者通いが8月28日から始まったのです

・治療を開始する
お医者さんの話では、出来れば毎日来て欲しいが、週に2,3回でいいとのことなので
月、水、金、土に行くことにしました、上司に事情を話しOKをもらい、主要な部下にも話をして
憂いの無いようにしました、治療の内容は毎回、同じで、まずスプレーの様なモノで
鼻の中に潤いをつけ?その後、細いストローの様な管を鼻の穴に入れグリグリ薬を塗布します
これが滅茶苦茶痛いです、声は出しませんが、涙がボロボロと出てきます、
そしてこれがよくわかりませんが、スプレーの様なモノで空気?を送ります?これも結構、痛くて
何故か歯に衝撃がきます、一回歯が抜けるのでは?と思ったこともあります
そして吸引をします、それが終わると席を移って「ネブライザー」をという薬品を吸入します
これで一回の治療は終わりです、治療費は通常で220円です、薬が出ると550円になります
一回だけ突然、アレルギー検査を突発でやられてしまい、1360円ほどになってしまった事があります。

・いよいよ手術へ〜準備段階編〜
9月の中旬にいつものように治療が終わると、先生から「鼻茸も小さくなってきたし、そろそろ手術しょう」
と言われました。ただ術後にガーゼなど詰め込むので化膿などしやすいので涼しくなってきてからだそうで
ご存じのように9月中旬から10月上旬は残暑でしたので出来ませんでしたが、先生に言われ
手術へ緊張が高まって来ました、そんなある日、先生から「10月中旬の火曜日の午前中に手術をしたい」
と話がありました、なんでも火曜日の午前中がすいているらしいです、まあ上司のOKも取っているし
仕事も通常モードなので自分が2,3日抜けても支障のないので19日にする事にしました
先生は手術承諾書を自分に渡して当日でいいから提出するように言いました
そして、看護婦さんに血液検査の為の採血をしてもらいました
大体、手術をする内容は先生から聞いていたので、そんなに不安は無かったですが
さすがに前日は落ち着きがなかったです。明日、10時から手術開始です

・第一回手術
いよいよ、手術当日です。朝9時に起きて医者に行く、用意をしました。何でも麻酔のアレルギーの検査が
あるそうで、時間の30分前に来て欲しいと看護婦さんに言われたので、早めにいくことにします
病院につくと、お医者さんの言うとおり誰もいませんでした、早速受付を済ませて、待合室で待っていると
診察室から看護婦さんが手招きしてきます、診察室にはいると、注射を手にした看護婦さんが立っていて
腕をまくるように言います、麻酔のアレルギー反応を見るようです、どうも2種類の麻酔を使うみたいで
2回打たれました、痛みはそんなに無かったです。再び待合室に戻ると患者さんが何人か来ていました
それから10分後、また呼ばれて今度は点滴を受けることになりました、「生理食塩水」です
看護婦さんは「念のため」といって、自分の腕に針を刺します、少し心臓の鼓動が早くなってきました
そして、お医者さんの呼ばれ診察台へ、「表面麻酔をしますね」といい麻酔薬を浸したガーゼを鼻の中に
入れてきます、これが結構辛くて、鼻から喉へ麻酔薬が垂れてきます、また凄く苦いです
お医者さんは「飲むな」といいますが無理です、何度か飲んでしまいました
また待合室で待っているように言われました、30分ほどで麻酔が効いてくるらしいです
しばらく待っていると、看護婦さんが来てアレルギー反応の結果を見ました、異常は無いようでした
そして10時過ぎに呼ばれました、いよいよ手術開始です、まずは麻酔注射です、局所麻酔です
後で知ったのですが、普通の麻酔と止血用の麻酔だそうです、そして看護婦さん達の、動きが
慌ただしくなってきました、自分はぼーっと天井を見ていたのですが、ふと先生の机を見ると
今から抜歯するのか!
と思うような道具がずらりと並んでいます
何か見てはいけないようなモノを
見た気がします
そして、いよいよ先生が器具を手にして自分に近づいてきます、
麻酔を掛けられているので
痛みはありません、
でも鼻に異物が入っているのはわかります、




しばらくして「ゴリゴリ」と骨を削るような
音が!!!そして鼻の骨を引っ張るような感覚も!!!次第に血が喉に落ちていきます
先生はやはり「飲まないで!」といいますが飲んでしまいます。
鼻の中を洗浄、骨を削る音!骨を引っ張る感覚!その繰り返しが一時間ほど続いたでしょうか
ようやく終わったようです。終わってみて驚いたのですが、鼻の通りが今までとは違います
たとえて言うなら、ハッカ入りのガムをたくさん噛んだ感じです、先生が言うのには
今までポリープで正常な皮膚が押されていたので、そう感じるそうです、でも息するのも
痛いです。そして先生はガーゼを詰め始めます、全部で4つです、ギュウギュウと
詰めます、あまりに詰めすぎて喉にまで落ちてきて、やり直しをしましたが
ものすごい圧迫感です。鏡を見てみると片方の鼻だけ異様に膨れあがっています
とても世間様に見せられません、今回の治療費は5090円でした

・術後
家に帰るともう昼です、先生からは辛いモノは食べないように言われましたが
もうそれ以前に、痛みと圧迫感で食べられません、結局お粥だけ食べました
そして時間がたつにつれて、血が滲んできます、その日は疲れ切って
寝ていました。

・次の日
その日も朝から病院に行きました、但し患者さんがやたらに多くて1時間ほど待たされて
少々参りました、ようやく呼ばれて診察台に座り、ガーゼを取り始めると、止まっていたと
思っていた血がダラ〜と出てきました、先生に血を吸引してもらうとまた止血剤を浸した
ガーゼを詰め込んでいきます、それが終わるとしばらく待合室で待つようにいわれ
20分ほど待ち、また診察室へガーゼを取り再び吸引またガーゼを入れ、待合室へ
しばらくはこの繰り返しでした。そしてなんとか血が止まり帰ることが出来ましたが
この日も疲れて寝てしまいました。

・第二回手術
手術をしてから、しばらくは前と同じ治療を続けていました、
正直1ヶ月ぐらいで再手術かな?と思っていたのですが
なかなか先生から話がありませんでしたが、12月初め突然「20日頃、手術どうかな?」と聞かれました
まあじぶんとしてはクリスマスもどうせ仕事なので「大丈夫ですよ」と答えました。
その後先生から驚くべき発言が「前にやったところが完治していないので、又、やるね」・・・・・・(-_-;)
今回は両方の鼻をやることになったのです

・当日
いよいよ手術当日です、9時15分に病院に着くと早速看護婦さんに呼ばれ、点滴開始、麻酔液を浸した
ガーゼを両方の鼻に前は液が垂れてきてひどい目に遭ったのですが、2度目という事もあるのか
液が垂れてきません、この調子で手術も簡単に終わればいいな〜と思ったのですが
それは大変に甘い考えでした、その状態でしばらく1時間近くほどぼんやりしていました
他の患者さんがいなくなった頃、呼ばれていよいよ開始です。ガーゼを取り、今度は麻酔薬を注射で
鼻の穴の側面に「ブスリ」、痛みは殆どなくて「チクッ」という感じです
そして切除開始です、前回同様、骨を引っ張る感覚、ヤスリでゴリゴリと削るような感じ
ハサミで切るような感覚もあります、この間と違って血が喉に流れ込むことも少なく済んで
意外と楽な?手術でした。但し両方の鼻をやったせいなのか前回より時間が掛かり
お昼過ぎまで病院にいました  

・術後
手術当日はギュウギュウにガーゼを詰められて帰宅、でもすぐに血が滲んできます
出てこないように上を向けば血が喉に垂れてきます、結局ほとんど下を向いて
ティシュで血を拭いながら過ごしていました、その夜は前回同様、疲れ切って寝てしまいました

・翌日
早く病院へこの手術で1番嫌なところは、このガーゼの抜き取りです
抜かれるガーゼが傷口を磨りながら出ていきます、せっかく止まった血も
再び出てきます、軽く洗浄した後、止血剤を塗布したガーゼを詰めていきます
薬と圧迫止血で血を止めていきます、これを20〜30分ごとにガーゼを交換しながら
続けていきます、この日は11時で終了、家に帰りましたが完全には止まっていないので
ティシュ片手に過ごしていました

・次の日
朝、止血の処理をして終わり、でも1回だけ大出血・・・・しかもコンビニで〜
トレーナーは真赤々です、ちなみにそのトレーナーは部屋着になっています(^_^;)

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