この件は,別途記載するつもりですが,絶対に言えることは,“Word”では論文をまとめて書くことは不可能
です。私はアウトラインプロセッサーと言うソフトで,[章や節などの]レベルごとに texのコードを付加するようにして,100ページ以上の論文を書きます。
それ以外の環境では,100ページ以上の論文を効率的・統一的に書くことは 不可能と思います。
PowerPointはWordに比べるとまあ良いとしましょうか。以前は,マックでは
Persuasionと言う同じようなソフトがありましたが,PowerPointのMS[マイクロソフト]に潰されました。
ちなみに,アウトラインプロセッサーはWordにもありますが,レイアウト 処理と同時に使えないようなので使い物になりません。Moreというソフトを使用します。これらのソフトは最強です。
たしかに、あのアウトラインは使えませんね。過去まだTeXという素晴らしい ものに出会ってなかったときに、アウトラインで文章を書こうとしたらことごとく失
敗しました。あれでは、使えません。あまりにも変な出力なりますね。 うちの学科の卒論は1人なら15ページ+付録って感じなんであまり問題になりません。
Wordで50ページの文章作ったことありましたが、私のPCでは止まってしまいま した。メモリーがーーとうなってしまったんですが、そんなソフトで文章を書
いた私が馬鹿だなーとつくずく思いましたね。
ついでに、PowerPointは元もとMS製品じゃないですね。MS製品になってからど
こが変わったのかと思うくらい変わってません。変わったとこは、売り方がえ げつなくなって位の気がします。 良いソフトと、ベンダーが育たないのは問
題ですね。ユーザーにとっては選択肢が少ない方が楽なような錯覚があります けど。
筆者の追加のコメント:
大きい文書を効率良く作成するためには必要なもの:
アウトラインプロセッサ:Moreという素晴しいソフトがマックにはある。レベルごとに頭に付ける記号列がカスタマイズできる。だから,Texが要求する\chapterとか\sectionとかというものを自動的に付加できる。そうすると,このMoreで作成した文書(テキスト形式)はTexで処理できるサフィックスが付く。そのままTexで処理が出来る。PageMakerのレイアウト処理に必要なサフィックスを付加することも可能です。そうすると,Texを使用するまでもなく,Pagemakerでレイアウトを自動処理が出来る。章の名称はフォント14にするとか,節の名称は12フォントにするとか,章のテキストはインデントを一文字下げるとか,プレーンなテキストは文字を小さくするとか,引用部分はblockで加工とかの細かいレイアウト処理が出来る。本当にこのような機能は素晴しい機能ですが,私が知るかぎりにおいてMoreしかその機能を持っていない。Persuasionの機能でも駄目。もちろんWordのアウトライン機能では全く駄目。
アウトラインプロセッサの必須の条件は,章や節で必要な部分は閉じることが出来ること,必要に応じて展開が出来ること,ノートが付加できることです。
次いで,このアウトラインプロセッサの出力するサフィックスを適切に処理してレイアウト処理に展開してくれるソフトが必要。このソフトとして,TexとPageMakerがあります。概要は上記の通りです。
Texでは既に文書の定義やレイアウトが使用するスタイルファイルで決っているので,自分でこのスタイルファイルを触れないかぎり変更が出来ない。変更が出来ないだけあって,他の人が作ったのと同じようなレイアウトになるから,気にはならないし,標準化されているだけあって安心できる。そうは言ってもフォントの大きさや行間の拡大や縮小などはコントロールが可能だし,カラム数なども変更が可能である。もちろんマージンも変更が可能。
それに対し,細かくレイアウトをカスタマイズしたい人はPageMaker6以上を使用して下さい。そして,Moreのサフィックスのカスタマイズ機能を使用してPageMakerに送りだして,PageMaker側でこのカスタマイズのサフィックスを取り込むような設定をしてやって下さい。素晴しいレイアウトの自動化が出来ます。
そのような機能を使用すると,我々がやるべきことは,アウトラインプロセッサを用いて内容をきちんと作成すること,ですから,我々はそのような雑事に気を取られることなく必要な内容を書くことに専念できますね。これがホワイトカラーの業務の効率化の一つですよ。これはMSのWordを使用しているかぎりにおいて絶対に可能ではありません。
言い忘れていました。図面や表をどうするかですね。Wordで問題は,図面や表がどこに来るか全く分からないことです。そしてMSの関連のソフト以外が作成したものをとりこめないし,とりこめたとしても修正が全く不可能であるしどうなるか分からない。一度,画面が次次ページに移動してしまったことがあり,これを戻そうとして図面をいじっている間に図面がおかしくなってしまいどうしようもなくなったので新たに作り直した記憶があります。いけないのは他のメーカのソフトで作成した図面をWord上で全く修正が出来ないことです。
TexやPageMakerでは図表は全て他のソフトで作成することと,importやexport機能を使用することによって,この図表を作成するソフトで修正した図表は自動的にTexやPageMakerに反映されることです。そして,それらの図表を入れる場所をかなり厳格に規定が出来ることです。素晴しいですね。自分でこれらのことがコントロールできることは。
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