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筆者小林健三からの特別のご案内:
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読者との質疑応答(中級者向けその6)

内容:

2002年10月9日掲載(初版)
2005年4月2日追加(質問10)

 




質問1:客先に行って要求を聞き、開発仕様をまとめる仕事では満足できないのですが。

はじめまして、私は某ベンチャー企業に勤めています。

大学卒業後●から始まるメーカーに3年勤めました。1年目は簡単なプログラムをやりその後2年間はほとんど外注管理、問題対応などを手がけてきました。そのためプログラマというにはほど遠いものです。●●をやめてから病院の事務をやり、現在は画像関係のシステムのSEをしています。もう4ヶ月が経過しました。

仕事内容は、顧客先に行って要望を聞いてそれをまとめて開発用の仕様書を作るといった感じです。現在は顧客先では議事録を書いて、ユーザー要求仕様書を作るといった作業がメインです。まだ自分の会社のシステムもよくわからなく、開発部用の資料を作るのにたいへん苦労しています。上についている人間も営業出身なのでシステムの深いところまではわからなく、レビューしてもあまり意味がありません。この先どうやってスキルをつけていけばよいのか途方にくれている状態です。開発の人間もうちの会社にはシステム全体を設計できる人間がいないと言ってます。私はがんばってこの会社でやっていきたいのですが、まず何からはじめればいいのでしょうか?

回答1

通常,SIをやっている大企業では,SEと言う名称を与えてくれるのですが,実際にプログラムを作ることは少なく,直系の外注会社が作ることが多いようです。だから,新人は簡単なプログラムを作ることはするでしょうが,大規模なプログラムを自分で作ることは 少ないでしょう。開発部門やOS部門,ミドルウエアの部門,標準ソフト開発部門などはソフトを開発することが多いでしょうが。

SIをやっている部門では,外注管理や,実際に製作して納入するまで の各段階でのチェックが主たる業務になります。問題が発生しないほうが珍しく,必ずと言ってよいほど問題が発生しますから,その対応がメーカサイドの主たる業務なり,特に新人はその下請け[要するに下働き]をさせられます。そのような業務をこなしながら,だんだんと会社の業務ゐ知るようになります。それを意識的に教育している会社と,自分の力できちんと認識しろ,と言う会社に分かれるでしょう。

だから,会社というものはそのようなものであるということを認識する必要があると思います。それでないと,どのような会社に入っても同じことになります。

繰返しますが,会社は自分でやれ!!です。実力次第で出世したり,しなかったり。仕事も面白い仕事をやりたければ,そのような面白い部門に近づいてゆく必要があるけど,そのような部門に近づくためにはそれ相応の実力をつけておかないと,その部門の人と話も出来ないし,その部門の人が,彼が欲しいなという気にもならない。と言うことは,自分で何らかの方法で実力をつけること,これに尽きます。

もう,上で書いたように,会社でやってゆけるかどうかは,会社がそのような機会を与えてくれるかどうかではなく,自分がそのような機会をどのようにして獲得してそれを生かしてゆくかによるでしょう。そのため,自分の時間もお金も使ってそのような機会にふさわしいように実力をつける必要があります。そのような覚悟があれば,どのような仕事を担当していても,その業務を生かしてそのような流れの中で実力をつけることも出来るし,関連の情報も自然と入ってくるし,自然とそのような話題に関する耳も出来てくるからそのような情報が入りやすく,理解しやすくなります。

具体的に申し上げると,画像関係のシステムと言うだけでは十分な内容が伝わらないので,推測で申し上げると,通常画像処理関係はマックが中心になります。マックの上で,Adobe社やMacroMedia社などのソフトを使用してシステムを組上げるけど,画像の入力,画像の出力などのシステムまで含める必要があるし,その画像データを伝送したり,蓄積したり,変換したり,など各種の処理が必要でそれを効率良く,最適に処理するための機器を選択する必要があります。その当たりの業務の流れを認識して勉強して初めてその業務をこなしていることになります。それを知らずに顧客と打ちあわせをすることは危険だし,決めること,選択することも仲々容易ではないと思います。以上,回答になりましたでしょうか。

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質問2:汎用系とオープン系の違いを教えて下さい。

汎用系とオープン系の違いについて具体的に教えていただけませんか?  まだ自分がどちらがやりたいかしっくりこないもので・・。宜しくお願い致します。

回答2

ご質問の内容に関して面白いサイトがありますので,そちらをご覧下さい。あの有名な2ちゃねんねるのBBSです。少々過激ですが。非常に参考になります。

これに対する質問者のコメント

先日のメールの2chのBBSの提供ありがとうございました。ですが、大きな違いというのは、オープン系は自分自身で環境が作れるというもの。汎用系はグループ単位での作業が主というものでしょうか?なにやら、言い争いみたいなスレッドでしたのでイマイチ理解しにくかったです。

これに対する回答

そうですね。この2ちゃねるというのは有名なBBSで,少々厳しいかもしれません。極めて有名です。

ところで,汎用系と言うのは,汎用計算機を用いたシステムでこの汎用計算機というのは,IBMをかしらに,自分のところの計算機としか接続できない「専用システム」(英語でproprietaryというシステムです)で,この汎用計算機1台でバッチ系,リアルタイム系、トランザクション処理,100台から数百台の端末をラウンドロビン(100msec程度の処理時間を順次割り当てて処理すること)で処理する3種の処理が実行可能です。それほど,高度な計算機システムで,非常に高価です。これが汎用系と言われているシステムで,主としてCobolを用いてコーディングを行います。

これに対して,オープン系というのは,基本的に接続がオープンです。どこの会社の計算機でも接続が出来,アプリケーションが動作すると言うものです。ですから,主たる計算機はUNIXがベースになって,C言語などでコーディングされます。端末系は多分Windowsでしょう。マックも接続できるかもしれませんが,多数派ではないですね。 これらの接続は,汎用系が専用のプロトコルを用いているのに対して,TCP/IP接続で,仕様が公開されています。だから,どの会社もこのプロトコルを用いて他の会社の計算機と接続することが可能になります。もちろん,汎用系の時代でもBSCなどという標準の接続方式がありましたが,会社独自の接続の方が優先されました。

−−−以上で,多少はおわかりかもしれません。 

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質問3:IT不況でソフトウエア業界はどのように影響されますか?

IT不況といわれている昨今ですが、この不況というものは、SE(ソフトウェア関連)に影響してますか?IT不況といっても何が不況になっているのか、それも少しピンとこないものがあります。少し、ご指導頂けますでしょうか? 宜しくお願い致します。

回答3

IT不況ですか。情報処理関連業界が全て不況というわけではありませんが,日本はどちらかというと,PC,しかも半導体を主として供給してきており,これらの市場が不況になっているため,極めて厳しい状況になっております。価格が通常価格の1/10以下になってはどうしようもありませんよね。

ソフト業界は日本の特質として,汎用のソフト,標準のソフトを用いてこなかったため,金融業,銀行業界を中心に業界の再編成があればかならずソフトを作り直す必要があり,そのためソフト業界は非常に忙しいです。でも,参入する企業が多いため価格や,工期が厳しいものになってきており,従事する人に取手も労働環境は厳しいです。仕事はあるかもしれないけど,ペイ(給料)が低くなったり,仕事量が多くなったり,工程が短くなったりです。そのため,業界全般に働きにくくなり,経営者レベルでは会社を運営・経営していくのが大変です。と言うことで,若い人だけでなく,中年の人,幹部クラスの人,全てが厳しい環境です。

これを全て引括めて,IT不況と言っています。もちろん,この業界が不況になれば,株も安くなり,消費も落込み,GDPも下りということになり,全てが不況になり,デフレスパイラスと言う落し穴に入ってきております。お分りでしょうか。それでは。

 

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質問4:PGの寿命は30歳と聞きます。将来はどのような仕事に進めばいいのでしょうか。

 PGの寿命は30歳と聞きますが、SEになれずにPGで埋まってしまわないためには、まず何をすれば良いのでしょうか? ただ、コーディングだけしてるだけだとPG止まりなんですかね?

 また、SEになったとしても、定年まで仕事はできるのでしょうか?(これは他の営業職などについても知りたいところですが)なにやら、転職が多いこの業界なもんで、気になります。転職が多い理由として、一体何が挙げられるのですか?

  自分としては、将来、安定した収入を経て、家族を持つといったことで、今、本当にSE志望でよいのか?などと不安がつのっています。しかし、内定してる会社は新人研修期間が1週間と他の会社に比べて明らかに短く、離職率も40%と高く、自分がこの世界でやっていけるかどうかですごく悩んでいます。営業職に比べ技術職なら、不況で会社が倒産してもスキルがあるから、他に拾ってもらえるという考えで安心していたのですが、それも40才くらいだともう遅い。PGは使い捨てが多い。などと、いろいろ不安要素が頭に入ってきています。ですので、来年卒業を迎えるのですが、かなり不安です。よろしくお願い致します。

回答4

私のサイトを見て下さい。特に質疑応答のところを見て下さい。また,SEの仕事の流れも見て下さい。結局,プログラマーに終ることは少ないのです。だんだん分かるにつれて,より高度な仕事を任されます。 SEになり顧客のところで仕様打合せをするようになるまでには相当の期間と修練が必要ですが,少なくともプログラムの段階でも相当多くの段階があります。

SEの定年制に関しても,私のサイトを見て下さい。 SEの定年30才説に論評を加えています。ここここです。顧客にとって重要な人物になること,それが寿命を延ばす秘訣です。こちらで、小林がなぜ今までSEを続けておれたかに関して記述しております。お客に喜ばれる提案が出来ることです。そんなに不安になる必要はないですよ。皆初めは新人です。教育もある会社もあれば無い会社もあります。後はご自身の精進次第。時間を有効利用して周辺の知識や関連知識・経験を殖やしてゆくことにより,重要な仕事を任されるようになります。時間の有効利用に関してはこちらを参照下さい。

初めは皆不安です。他の人はそれを知られないように精いっぱい頑張って居ると思ったほうが良いですね。

転職が多い理由として考えられることは,実力が生かせる世界であるということでしょう。色んな会社を経験すればそれだけ経験の幅,深さをますことが可能になります。また,顧客との関係も保持することが可能ですから,顧客から自社システムの開発の担当者になって欲しいとか,プロジェクト管理をやって欲しいとか要望されることも多いと思います。それは,あなた自身の実力次第。あなた自身が,与えられた機会を生かして如何に勉強をして,如何に関連技術,関連の業務知識を身に付けるかにかかっています。これらの機会が多いことが事実としてあげられます。また,経験した実力は,分野が変わってもある程度利用価値があるということも正しいでしょう。(何もSEに限ったことではないかも知れませんが,SEの世界では間違いなくそうですね。)

またあればどうぞ。私の質疑応答にはかなりの情報が入っていますから,それを参考にして下さい。

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質問5:シスアドの勉強は将来SEに役立ちますか?以前やっていたCOBOLは役に立ちますか?

はじめまして、私は今SEの仕事に興味があります。でも、今はそれとは全然関係ない仕事をしてます。空いた時間を使ってシスアドの試験の勉強をしてます。SEの仕事でシスアドの資格は役に立ちますか?それと、前にCOBOLをやっていたんですが仕事に生かせますか?教えてください。

回答5

いずれもYESですね。以前COBOLをやっておられたということは情報処理の基本的な知識を持っていることを意味しています。もちろん,学校での勉強の知識かもしれませんが,企業でCOBOLの経験があれば,ホスト系の業務に従事していたことを意味しますから,これは依然として有用な知識であり,有効な経験です。まだまだ,ホスト系は健在です。

その前提に立って,シスアドの試験範囲に含まれる知識は,貴兄の次のステップとして役立つと思います。今後SEの仕事に従事されるとすると,それは[ポイントとしてカウントするか,されないかは]会社によるのですが,有効でしょう。

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質問6:SE定年説について調べています。質問に回答をお願いします。

初めまして。私は現在大学4年生で卒業論文のテーマで「システムエンジニア(SE)の35歳定年説」ついて調べています。現在SEの不足がいわれている中、逆にまだまだ根強くSEの35歳定年、使い捨てが言われています。かくいう私も来春からSEとして働くことが決まっています。そこで、その矛盾について調べ、私や友人、後輩にアドバイスを込めてこの論文を残したいと思っています。 お仕事がお忙しいことを重々承知で御面倒かとは思いますが下記のアンケートにお答えいただけないでしょうか。 私自身も勉強をしていますが、まだまだ勉強不足ですので的を得ていない質問もあるかもしれませんがよろしくお願いします。

  1. あなたの大まかな年齢、SE歴をおしえてください。
  2. SEに向いている人柄、必要な能力はなんだと思いますか。
  3. SEに向いていない人柄とはどんな人だと思いますか。
  4. 35歳定年説についてはどうお考えですか。
  5. あなたの周りで実際に30代で仕事(SE)をやめてしまった方は何人くらいいらっしゃいますか。また、その理由はなんですか。
  6. あなた自身は仕事(SE)をやめたいと思ったことはありますか。また、その理由はなんですか。
  7. SEを続けていく上でもっとも大切なことは何だと思いますか。
  8. これからの社会にはどんなSEが必要だと思いますか。
  9. その他、意見、質問、アドバイスなどがありましたらよろしくお願いします。

 ご協力ありがとうございます。これからもお仕事がんばってください。

回答6

余りこの種の質問には回答しないことにしているのですが,余りに直截な質問なので,他の人にも役に立つかと思って,丁寧に回答させていただきました。番号は質問の番号に対応します。

  1. 年齢:50才末、SE歴:25年+システムの研究者歴10年。合計システムに携わること35年。
  2. 人柄:余り関係ない。 能力:説得力,探求心,好奇心。人柄については,ひょっとしたら円満な人の方が良いのかも知れない。私は円満からほど遠い,闘争的な人間ですが。何しろ,全学連時代の出身ですからね。
  3. 人柄:独善的な人,自分は常に正しいと思うことは絶対に駄目。
  4. 私のサイトでも書いているように,プログラマとしては能率が下がるでしょうが,顧客との良好な関係を保つためには,35才以上の人の能力,経験,人脈を生かさないほうはない。だから,定年があるのはおかしい。
  5. 管理者になるのでしょうね。そして,偉くなってゆく人でしょう。 いつまでも,SEレベルで満足している人は社長にはなれないでしょうね。
  6. 全く無い。これほどやりがいのある仕事はない。
  7. 顧客に貢献するシステムを提供するのは自分であるという自負かな。
  8. SEに必要な資質は何も変わらない。今までと同じでしょうね。でも,分らず屋の上司や顧客がいるから,これに対抗して,きちんと自分の提案を説明できるだけの技術的な知識・経験と説得力でしょうね。特にMS(マイクロソフトのシステム)を使用するようにと要求されたときにきちんとこれを断ることが出来ることが必須です。
  9. 私のサイトをきちんと読むこと。

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質問7:障害者や高齢者にとってのコンピュータはどのように開発すべきですか?

私は障害者や高齢者にとってコンピュータは使いにくいので、少しでも使いやすいソフトを開発したいと思っています。SEはそのときどのように活躍できるのですか?

回答7

相当難しい課題ですね。考えながら回答させていただきます。

  1. SEがどのように貢献できるか? これは最初からの前提だと思っていました。このようなことはSEでなくとも考えられるのですね。でも,SEとしては,他の人が以下のことを指定したとしても,きちんと考え直して仕様を決めないと,自分としては満足できませんね。だから,当然これらのことはSEの仕事です。
  2. 障害者,高齢者向けのソフトに必要性の判断:情報の入手,発信手段としてPCが必要だと判断できるかどうか。ここのところを押えておかないと,必要でないもの,余り売れないものを作ることになります。この費用負担が公共の費用でも,かかる費用は結局は国民の負担になりますから,この判断は必要です。
  3. どのようなアプリケーションに使用するか?情報の入手,発信に限定するならば,必要な手段は限定されてくる。しかし,それ以外に通常の健常者と同じソフトを考えると,仲々難しくなるのではないでしょうか。マウスのコントロールでカーソルをきちんと動かすことなど,基本的な操作でも困難になるでしょうから。例えば,絵を描くことはかなり難しいでしょうね。多数の数字や文字の入力も難しいでしょうね。
  4. アプリケーションが決ると,必要な入力装置の補助,出力装置の補助を考える必要があります。
    1. 音声入力:いまだに,特定話者の特定単語しか音声で入力は難しい。もちろん相当にチューニングをしたら,話者や単語を特定しなくとも入力出来るでしょうが,通常の市場に出回る商品としては困難だと考えるべきでしょうね。
    2. 音声出力:これも,日本語を音声で出力するのはまだ満足できる商品はありません。開発するのも費用がかかるでしょうし,できる見通しも余り明るくありません。とにかく,ひらかなに直してそれを読上げる程度なら可能かもしれませんが,それも抑揚の無い,一音一音区切った読上げになります。電車やバスの車内案内は,前もって決められた文章だから,あのように連続した発音が可能ですが,何が出てくるか分からないような,例えば新聞などのニュースをスムースに読上げることは,多分不可能でしょう。
    3. カーソルのコントロール:上下のコントロールは可能でしょうが,例えば,ピクセル単位の精密なコントロールは不可能でしょう。そうすると,画面の特定の場所をクリックすることすら,難しいでしょうね。そうすると,この対象者に特定した画面を設計して,その前もって決められた場所をクリックするようなことは可能でしょうが,健常者と同じ画面で,それを用いて必要なところをクリックすることは多分非常に難しいでしょうね。だから,点字の本のように特定目的で作成された特定のサービスを準備するようなことになります。[同じ情報を同時に提供することは不可能。]
    4. 手話での表示:上記の音声出力での困難さと同じ困難さが伴います。通常の文書を読上げることが出来なければ,それを手話で表示することは困難です。[不可能です]
    5. 大きい文字での表示:これは可能でしょうが,上記(3)と同じく,健常者と全く同じ情報を同時に表示することは大変に難しいです。デザイナーはレイアウトも考えて作成しますから,例えば,倍の大きさに文字を表示した場合,スペースが4倍必要になります。その時通常のも時表示と同じレイアウトに表示は出来ません。4倍の面積を持つ表示装置を開発すればいいですが,単純に考えて4倍以上のコストがかかります。もちろんメンテナンスも難しくなります。

−−− 以上,要約すると,高齢者や障害者にどのようなサービスを提供するか,は通常の今までのメディアで考えられているのと同じレベルで考えそれが成功すれば,それをPC化することはそれほど困難ではないでしょう から,まず,通常のメディアでのサービスの提供に力を注ぐほうが良いと考えます。 貴方様の立場を存じ上げないでの回答になりましたが,ご参考になれば幸せです。

これに対する質問者の再質問

親切にありがとうございます。つい最近学校の面接で障害者や高齢者にとってパソコンが使いやすくなるためのソフト開発をしたいって言ったら大学ではでは無理って言われました。SEで貢献したいとおもいました。コンピュータの知識は0です。初歩的なことからできることはありませんか?

これに対する筆者の回答

残念ながら,前回の回答以上のことはご自分でお考え下さい。後は,私のサイトの質疑応答をお読み下さい。そして質問があればそれに関して質問して下さい。余りに一般的すぎるので回答のしようがありません。

追記:ちょっとひどすぎるのではないですか?私のサイトは,学校の宿題に対する回答を教えてくれるところではありません。面接試験の準備をするための質問をする人も多いです。これらの人に回答をしてもいいのですが,一から十まで全部教えてくれ,と言うのはひどくはないですか? 自分は何なのですか? これらの宿題やら,面接の回答をするのは誰なのですか? 将来仕事をするのは誰なのですか? このようなことを考えると,余りに甘い人が多すぎるような気がする。 そんな人は,SEには絶対に向かないから,止めたほうが良い。

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質問8:画像処理の仕事はSEの仕事ですか?

こんにちは。私は今高3の女子です。 大学進学に向けて、今一番興味のある仕事、SEの事をいろいろ調べてみたのですが、私の知りたい事がなかなか載っていないので、メールさせていただきました。

私は、画像処理の方にとても興味があります。今、ネット上にはたくさんの動画があるし、生で送られてくる動画もあって、しかも、それが私がPCを使い初めてからの2年間の間にどんどんキレイな画像になったり していて、正直とてもおどろいています。 それで、私も画像処理を勉強して、画像の方面での力をつけて、最終的にはSEになることを目指しているのですが、画像の関係で仕事をするSEというのは、どういう種類の仕事があるのでしょうか。細かく分類しすぎですか?教えてください。

回答8

画像処理に関する質問は初めてです。最近確かに画像処理関係は長足の進歩を遂げているようですね。その内容は:

  1. CPUの処理能力が格段に向上した
  2. メモリーの価格が格段に下落して,通常のPCでも相当量のメモリを積むことが出来るようになった
  3. もちろんHDの容量も格段に増大し,簡単な装置で100GB程度の容量のHDを持つことが可能になった
  4. 通信速度が格段に速くなって,大容量のファイルを高速度で送受信することが可能になった
  5. 画像のファイルを圧縮する技術が新規に開発され,大きいファイルを小さくすることが可能になった
  6. また,電子署名などの手法が開発され,製作者の著作権を保護するためそのような電子署名を画像ファイルに含めることが可能になった
  7. 画像表示の能力が向上した。安価なTFTの画像表示装置が手に入るようになったし,デジタル放送などでも1024*760程度[もっと上かな]の画像を商用のシステムで表示することが可能になった
  8. プリンターも長足の進歩を遂げた。つい数年前は300dpiのカラー印刷程度しか出来なかったが,今では2400dpiなどはほとんど問題なく出来るようになった
  9. もうひとつ画像を撮影する装置(カメラやビデオ)がこれまた長足の進歩を遂げた。静止画では300から500Mピクセルの画像が簡単なカメラで撮れる。動画でも50Mピクセル程度でも問題ない。
  10. 画像処理ソフトも各種出てきた。

など画像処理関係での進歩はあげればきりがないくらいでしょう。と言うことは,このような技術は既にあるということと同じです。だから,これらの技術の改善に関しての仕事はあるということです。これらの仕事にSEとしてかかわることは可能ですが,上記のうち(10)位かな。直接SEではないですが,画像処理の技術者として上記の全てにプログラムがかかわってきております。だから,SEとは呼ばれないかもしれないが,これらの仕事に専念することも面白いのではないでしょうか。

−−−本論に入りますが,SEに限定せずに,どのような仕事で画像処理関係であるのはどういうことがあるでしょうか。

  1. プロダクション[画像を含むビデオ関連の製品を製作する。例えばTVの番組を作成する技術関係者
  2. 画像処理関係のソフトの開発に携る
  3. 画像処理のソフトを用いて画像を触る[リタッチ]の仕事をする
  4. 編集作業[SEとは言わないかもしれない]
  5. カメラ,照明関係

ちょっとこれくらいしか思いつかないけれど,画像処理の仕事は沢山沢山あります。芸術,美術関係であれば,カメラ,リタッチ関係,絵を描ければ,デザイン関係,音楽やら音に興味があれば,プロダクション関係,....でも,この方向はSEとは全く関係がないですね。これらの分野は,本当に小さいときからこの分野に興味を抱いてきている人が大変に多いし,苦労しているから,余りそのような環境に無かったとしたら,興味を抱かないほうが幸せかもしれない。

−−−取り敢ずは,上記1から10に上げたような関係の技術に興味があるかどうかを判断して下さい。そして,その中でどこに自分を生かすのが良いかを考えて下さい。そしてもう一度メールを下さい。余り結論になっていませんが,とにかく分野が広く,進歩が激しいので。私もフォローしかねます。

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質問9:30歳の営業職ですが、これからSEになれるでしょうか?

はじめまして、私は事務用品の営業をしている会社員(今年30歳)です。今年、情報処理とシスアドの資格を取って、就職活動をしているのですが、実務経験がないのと年齢で、なかなか良い返事こないです。プログラマー、SEにこの年齢からなるのは難しいのでしょうか。今から、30年間同じ職種で働きたいのですが、ホ−ムページを拝見したらSEの仕事だとかなり難しそうですね。

先日も面接に行ったとき、40歳を過ぎてこの仕事をしている人は、ごくまれと聞いています。これから1〜2年は、仕事のためだけに打ち込むつもりですが、一生働ける仕事を選びたいです。コンピュータ業界では、ありえないこととは思うのですが、なにか良いアドバイスを教えてください。よろしくお願いします。

回答9

30歳の人のSEへの転職の話で、よく似た質問に対して,私が回答をしています。ここをご参照下さい。

また,私のサイトを見て下さい。特に質疑応答のところを見て下さい。また,SEの仕事の流れも見て下さい。 結局,プログラマーに終ることは少ないのです。だんだん分かるにつれて,より高度な仕事を任されます。SEになり顧客のところで仕様打合せをするようになるまでには相当の期間と修練が必要ですが,少なくともプログラムの段階でも相当多くの段階があります。

一生働ける仕事になるかについても、SEの定年30才説に論評を 加えています。顧客にとって重要な人物になること,それが寿命を延ばす秘訣です。お客に喜ばれる提案が出来ることです。

追加のコメント:

どうも同じような質問が多いですね。30歳定年説も、PG30歳定年説も同様に、風説ですね。自分の実力で切り開く世界だから、実力をつけることが全て。そうするとどうすれば実力がつくか。地道な努力で積み上げるしか方法はないです。どの世界でも同じだし誰にとっても同じこと。偉くなっている人はそれ相応の努力をしている。これを忘れず、初心を忘れず、勉学を忘れず、努力を忘れず、頑張れば世界は開けますよ。

結局人に喜んでもらえる仕事をするかどうかで決まるのではないでしょうか。お金が少々多く貰えるからと言ってしょうむない仕事をすることはないですよ。

 

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質問10:SEとネットワークエンジニアとの違いは?

現在大学三年で就職活動をはじめています。
私は、ネットワークエンジニアになってみたいと思っていますがSEとネットワークエンジニアとはまったく別物なんでしょうか?自分の考えではネットワークエンジニアもアプリカーションエンジニアもSEの中に含まれているようなきがしますが正しいのでしょうか?
またネットワークエンジニアは経験者でないとほとんど採用してくれないみたいです。
えらそうな質問ばかりしてすみません。アドバイスお願いします。

回答10

SEの方が範囲が広いような気がします。ネットワークはシステムを構成する要素のほんの一部です。しかも,アプリケーションに属する部分が非常に少ないです。どちらかというと業界標準という「規約」「規定」の占める割合が強く,そのため,ほとんどどの会社に行っても通用する技術となります。もちろん[ネットワークを構成する]ハードを提供する会社によって,その規定やら規約や標準の実施形態が異なるため,異なる知識が必要となりますが標準部分は同じです。そのため,ネットワークは違う会社のハードもほとんど問題なくつなげて動作することが可能になるのです。

業界知識というか業務知識はほとんど必要とされません。どのような業界にネットワークが導入されようと,たとえば,TCP/IPであればどの会社でも同じ知識が適用されます。ホスト系であればホスト系としての接続に必要な知識が異なりますが,ホスト系で閉じています。当然,TCP/IPで代表されるオープン系とは異なります。

このように,業界標準を習得した経験者でないと採用してくれ無いでしょうね。もちろん徒弟制に似たような形態で,教えて呉れる人も居るでしょうが。私がサイトに記載しているのでそれを参照して下さい。こちらと、こちらです。

 

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  • できる限り英語のページも作成しようと考えているのですが,実力不足と時間不足でまだまだ間に合っておりません。お許しください。
  • English alternative pages would follow soon, even though only the introduction part is available at this moment. Please, be patient.
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