「ごめんなさい、遅くなって。大丈夫だった、見晴ちゃん…」
お使いから帰ってきた美樹原愛が、慌てて足音を立てないようにリビングに駆け込んで 見晴にそう声を掛けようとして思わず声を飲みこむ。
(…ありがとう、見晴ちゃん。今日はすっかりお世話になっちゃったね)
おとなしく小さな布団の上で寝ている美晴ちゃんの横で、 嬉しそうな表情を浮かべて楽しそうに美晴ちゃんに寄りそうように寝ている見晴を見て 愛は心の中で見晴にそうお礼を述べるのだった。
− 完 −
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